Violet@Tokyo

さかなクンに学ぶ・好きなことで生きていくために必要なもの

約4分



「彼、これからどうするんだろうねぇ?」

“彼”とは、将来、ダイスキなピアノで身を立てたいという夢を持っている27才・独身のこと。まだピアノで身を立てるにまでに至ってないので、現在は細々とアルバイト生活をしています。

そんな彼の夢に対し、友人は「音楽の世界は厳しい。好きだけじゃ食べていけない」という、老婆心のような物言いをしているわけです。

そんなことは本人が考えること・他人がとやかく言うことではないと思う私は「うん、どうなんだろうねぇ…?」と、適当に交わしながら別のことを考えていました。

「好きだけじゃ食べていけないと言うなら、好きだけで食べていくためには具体的に何が必要なんだろう?」

なんの打算もなく、ただ純粋に「好きなことを仕事にしている人」と聞いて私が真っ先に思い浮かべるのは、魚類学者として活躍しているさかなクン。

以下、さかなクンの名言と共に、好きなことで生きていくために必要なものを考えていきます。

尽きない興味と探究心

幼少期からの、母親の教育スタイルにも頭が下がりますが、魚に対する並々ならぬ愛情が彼の原動力です。それを支えるものは、次々と湧き上がる興味と探究心。

同じお魚でも大きさや色や味わい、すべて異なります。
それぞれのお魚に固有の魅力があり、奥深い。
だからこれからも、自分の足でたくさんのお魚に会いに行って、目で見て香りをかいで、舌で味わうなど、五感を使ってお魚を研究していきます!
情報源: さかなクンの名言|足と五感で研究する

「知れば知るほど奥深い。だから魚のことをもっと知りたい。そして魚の魅力を、もっと多くの人に伝えたい!」

さかなクンを見ていると、そんな情熱が今のポジションの礎になっているように思えてしかたありません。

伝えたいという思いも、タコに夢中になっていた幼い頃の母との記憶(タコの魅力を母親と共有できた喜び)が根底にあるのでしょう。

行動力が運を呼ぶ

その情熱は行動力にも表れます。

当時、テレビを観て「ここに出ればいろんなお魚に会える!」と思って、初めて自らチャレンジしようと思ったことなんです。
【覚書き|テレビ東京系のバラエティ番組『TVチャンピオン』の全国魚通選手権に出場したきっかけについて語った言葉】
情報源: さかなクンの名言|思い立ったらチャレンジする大切さ

好きなことを仕事にできる人・成功する人はほんの一握りだと、よく言われています。確かにそうです。生まれ持ったセンス(才能)が影響する場合も多々あります。

でもどんなに才能があっても、行動しない人には運だって神様だって微笑みかけてはくれません。それもまた事実なのです。

自ら行動して夢を掴みにいくのはとても勇気がいることだけど、「好き」という熱い思いが、さかなクンに大きな勇気を与えてくれたのでしょうね。

仕事への感謝

「好きなことを仕事にすると嫌いになる」というのもよく言われていることです。

理由はいくつかありますが、仕事に追われる意識がいちばんの原因ではないでしょうか。時間に追われ続けるって、やはりどんなに好きな仕事でも、けっこうしんどいものがあります。すると「あれほど好きだったのに」と、モチベーションも下がっていく…。

しかしさかなクンはこんな風に気持ちを切り替えています。

お魚を仕事にさせていただけることは本当にありがたいことです。
ただ、すべての仕事に締め切りがつきものですので、イラストのお仕事など、ときどき「ギョエー、時間がない!」なんて思うこともあります。
自分にとってはお魚の絵を描いて多くの人に見ていただくことも夢でした。
夢が叶ってお仕事ができているのに、「時間がない」なんて言っちゃダメだ、と思って頑張っています。
情報源: さかなクンの名言|夢が叶ってお仕事ができているのに、時間がないなんて言っちゃダメだ

好きなことを仕事にしたほうがいい理由

「なんでこんなつらい思いをしてまで、仕事しなきゃいけないの?」

こんな風に「自分だけが大変」アピールをするのが癖になっている人をよく見かけます。

「だったら辞めればいいじゃない」と、いつも思うのです。

こういうのがいることで周囲がゲンナリするのもそうですが、本人がそこまで感じるということは、その仕事が好きではないと、自ら言ってるようなものだからです。

つらいこと・嫌なことを続けて、いいことなんてひとつもありません。仕事は好きじゃなければ続けられないし、向上もしません。そんなにつらいと感じるならサッサと辞めればいい。誰も引き止めはしません。心から好きになれる別のフィールドを見つければいいのです。

「好きだけで食えるほど、世の中そんなに甘くない」と、それを言う人ほど過去に自分の夢を諦めた経験のある人。だから、そんな言葉を真に受けて、夢にチャレンジすることを諦めないで欲しいのです。以上です。

 

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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