Violet@Tokyo

痛々しい若作りはギャグを通り越してもはや恐怖!まさに真夏のホラーだ

約4分



近年美魔女ブームになっているようですが、私には彼女たちが「若く見える」と「若く見せる」の違いもわからない、「美しさを履き違えた気の毒な人たち」にしか見えません。

女性たるもの、いつまでも若く美しくありたいと願う気持ちはよーくわかります。だけど行き過ぎた若作りは、美しさからかけ離れ、下品そのものだと思ってしまう出来事がありました。まずはその概要から。

アラフィフのギャル風ファッションに戦慄が走る!

週末、夏祭りがあって「見る阿呆」から「踊る阿呆」になりました。みんなでお揃いの浴衣を仕立て、人生初の民謡流しはつつがなく終了。それはいいとして…。

その応援のために知り合いが浴衣を着て登場。彼女をひと目見て唖然としました。

以下のような、形は浴衣だけど、どう見ても洋服の柄+ヒラヒラの帯という組み合わせ。しかもバッチリメイクに前髪ダランという、いわゆるギャル風ファッションに一同絶句。

いや、本物のギャルなら「あら、かわいい」となるのですが、もうすぐ50にもなろうとしている人がそれをやったらアカンでしょ、というのが一同を絶句させた主な理由です。

ところが当の本人はむしろ得意げ。あのドヤ顔から察するに、心の中ではこう叫んでいるに違いない。

「どう?私、若い子たちに負けてないでしょ?」みたいな…?

それか、私たちが浴衣を揃えたからそれに対抗しているつもりなのか…?

まぁどっちだっていいけど、傍から見ればギャグを通り越して、もはやホラーでした。家族は何も言わないのでしょうか?

女たるもの、40過ぎたら品格をまとえ

「女性は40才くらいまでは誰だってきれいよ」

かつて私にこう語ったのは、私が姉のように慕った、夏木マリさん似のとてもステキな女性です。「誰だって」というのは言い過ぎかもしれませんが、現代社会でふつうに生活していて、かつよほど女を捨ててない限りは、まぁ確かにそこそこきれいでいられるはず。

しかし問題はその後。何もしないでいれば残念なおばさん路線をひた走り、見るも無残な状態になるのは明白です。

若作りか若さを保つか?

そこで危機感を抱いた女性は、金にモノを言わせて無理な若作りを目指すか、充実した人生を歩むことで若さを保とうとする人を目指すかに別れます。

結論から言えば、その選択次第で女性としての美醜が決まるのは言わずもがな。

前者は、若い頃から変わらないスタイルを誇示したいあまり、「これでもか~」とばかり、やたら体の線を露出する、ド派手なファッションを好みます。とにかく目立ってナンボだから、もうそれしかない。

冒頭の彼女もその例にもれず、ふだんはピンヒールとミニスカートが定番です。その格好でワイキキビーチに立っていれば、絶対に「How much?」と聞かれること請け合い。

一方後者はそれまでの人生で培ってきた「品格」という極上のコートを身にまとっているから派手ないでたちをする必要はないのです。

どんなに老いるのはイヤだと思っても、時は無情です。生きている限りどんどん年をとっていきます。40になっても50になっても、いつまでも10代、20代に見せたいなんて、西から太陽を登らせるようなもの。

それなら長く使える「品格」という名の、極上のコートを着るにふさわしい女性を目指したいと思いません?

若い子から「あんな大人になりたい」と憧れるような女性を目指した方が、ずっとかっこいいと思いません?

見た目だけではない!言動にも

見た目の若作りだけではなく、ネットを見ていてもよく思うことがあります。

それは、店内で試着した自分の姿をSNSにアップする恥知らずなおばさんや、若い子の言葉遣いを無理に真似するおばさん。また”ものすごい小さい”、”ものすごいクサイ”など、いい年をして「すごい」と「すごく」の区別もできない知恵の足りないおばさんも同類。

私には、それらの人々が「痛々しくて気の毒な人」にしか見えないのです。

年相応の美しさは絶対にある!

やたら若さ神話が蔓延している日本。その理由はなんだろうと考えたとき、上記のような痛い中高年の存在が大いに影響しているように思えるのです。それにより、若い人たちが「あんな年のとり方をしたくない」と拒否反応を示したとしても、私は彼らを責められません。

だからこそ、大人は「年相応の美しさはなんだろう?」ということを、今ここできちんと考えて欲しいのです。次世代のためというよりはむしろ、自分の人生を肯定するために。

年相応の美しさは絶対にあります。それを否定することは、それまでの人生を否定することと同じ。だから、無理して若い人に対抗するのではなく、若い人が憧れるような女性になることを目指しましょうよ!

 

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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