Violet@Tokyo

美輪明宏に学ぶ八方塞がりの打開策

約5分



何日か前にNHK・あさいちのゲストとして美輪明宏さんが登場しました。美輪さんといえばマルチな才能で長い期間に渡り多くの人々を魅了し続けてきましたが、中でもいちばんの魅力は一つ一つに重みのある、美輪さんの「お言葉」ではないでしょうか。

実際その日のトークの内容も、ネット上で「素晴らしい」と大きな反響を呼びました。

『人生が上手く行かない時どうしたら』美輪明宏さんの回答が素晴しいと話題

その中から心に響いた言葉を抜粋します。何をやっても上手く行かない、八方塞がりに感じたときはどうしたらいいかという質問の答えです。

うちに向かえ

だから、悪い時期。
どの扉を叩いても開かないような悪い時期は、外へ向かおうとしてもドアが開かない。
ではどうすればいいか?
「内に向かえ」
そういう指令なのです。
内へ向かうというのは「棚卸しの時期だぞ、バーゲンセールの時期ではないぞ」という事。
だから「品を揃えなさい」。美・知識・教養・技術、そういうもの全て、自分の財産を増やしなさい。

今はそういう時期。

それで、セールの時期が来ると、あれ?っと思うぐらい、色んなところの突破口が開けていくんです。
そういう時期に貯めていたものを全てバァーっと出すと、人生が上手く回り出す。

回り出したら、最高まで行かないうちに、二番、三番手で引いておいたほうが無事でいられる。
あっちがダメならこっちがあるさ、こっちがダメならあっちがあるさ。
何か突破口はあるんですよ。

うまく行かないときは自分を磨くチャンス

  • うちに向かえ
  • 今はそういう時期
  • どの扉を叩いても開かない

今、八方塞がりで少し弱気になっている私には、一つ一つの言葉が心に響き、グサッときました。

「外に向かう」というのは、人をあてにしたり、人を変えようとしたり、人に期待をしたり、人の目を意識して等身大以上に見せようとしている状態のこと。

まさに今の私がそう。弱気になっているから他人に救いを求めてる。でも所詮他人は他人。わかってもらおうと、他人に期待するのが大きなまちがい。他人は変えられないので「うちに向かって自分を変えろ」と美輪さんはおっしゃっているのです。

これを逆に言えば、うまくいかないと感じたときこそ自分を磨くチャンスだということ。

やがて自分が変わって「売り」ができれば、他人の見る目も変わってくる。そうなれば突破口が開けてチャンスが増えていき、おのずといい運も巡ってきます。

弱気は八方塞がりを加速させる原因

言葉の意味はよーくわかります。けれど人には天から授かったセンスがあって、それは、自分ではどうにもならない大きな壁に見えて仕方がないのです。八方塞がりの今の私には。

例えばいくら野球が好きでも、全ての人間が大リーガーになれるわけではありません。頑張ればなんとかなるものでもありません。いくら知識や技術を養っても、ひとにぎりの人間になるためには、天性のセンスと強運が必要です。それがひとにぎりの人間と、その他大勢の人間の違いです。

最近それがなんとなくわかってきたから、以前のような熱意が失せてしまったのだと思います。
✂—✂—✂
…と、実はこんな弱気や愚痴めいた言い訳が、八方塞がりの意識を加速させる要因なのです。なぜなら自分が描いたその思考に、自分自身がいちばん囚われてしまうからです。

だからそんな時ほど外野の情報をシャットダウンして、うちに向かって自分を見つめ直す作業を繰り返す必要があるのだと、美輪さんはおっしゃっているのです。その言葉に励まされた思いです。

「今はそういう時期」と割り切る


「今はそういう時期」と割り切れば、他人に期待しなくてすむ。期待さえしなければ、少なくとも物事が思い通りにならないからと落胆することもないでしょう。落胆しなければ自分のことに集中できるし、焦りも減る。

うまくいかなくて焦ると、たいした「売り」もないのに、手っ取り早くセールを仕掛けたくなるけど、それは逆効果でしかない。「出血大サービス」なんて言葉があるけど、セールの時期を間違えたらあっという間に血液が足りなくなって、ショック死する恐れもあります。

だから、人と比べるのはもうやめよう。要は自分しかないのです。

これと似たような言葉がこちらに書かれていました。

人生、いくら扉をたたいても開かないことがある。
その時は、神様が自分の内容を肥やすために与えてくれた時間だと思って、知識を育てたりして中身を膨らませることにあててみることね。

美輪さん流に言うなら、扉はいつまでも閉じたままではないし、いつか必ず開くでしょう。いい事も悪いことも、ずっと長くは続かないのだから。

 

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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