気がつけば3月も半ばを過ぎ、2月29日に行われた子宮・卵巣摘出の開腹手術から2週間が過ぎました。術後2週間現在の体調と傷の痛みをお伝えします。
ほんの数日前はこうだった
以下の記事は3月10日(手術後10日目)に書いたものです。
上記の記事を要約すれば、「我慢できないほどの激しい痛みはなくなったけど、少し動くと引きつれるような強い痛みがあり、体力的にもまだまだ回復途上にあることを自覚した」という内容です。この時のことをもう少し詳しくご説明します。痛み止めの薬は必要とはしなくなったものの、家事も満足にできない状態でした。
例えば冷蔵庫の高い所にしまったものを腕を伸ばして取るという動作は、日常よくあるものです。しかし入院中にはなかった動きです。
だから「これをやったら痛い」というのをまだ体感してないから、頭の中はできるつもりでいます。するとつい無意識に「このくらいはできるはず」と思ってやってみると、「痛い!」となって調理を中断ということがよくありました。
これは調理中のみならず、あらゆる場面で起こりました。
手術後16日現在
それから6日が経過した3月16日現在(手術後16日目)の状態を記録します。
服装
ウエストを締め付けないワンピースタイプでなければまだ痛いです。
病院では「腹帯を外してもいい」と言われたけど、つけていた方が安心なので、今も腹帯を着用しています。
こうなることを想定して、入院前にユニクロでレギンスパンツを購入しましたが、ニットタイプの柔らかい素材であるにも関わらず、まだ無理。痛くてとてもじゃないけど着用できません。
そして下着もサイズが大きめのデカバンを使用してます。とにかくほんの少しでも体を締め付けるものは、当分無理。春のファッションなんて当分お預けです。
家事
3月10日にはできなかった「腕を伸ばして高いところにあるものを取る」ことは、3月16日現在(手術後16日目)、スムーズにできるようになりました。
おかげで調理だけでなく、洗濯物を干したり取り込んだりという動作は楽にできるようになりました。
買い物も今のところは夫と車で近くのスーパーに出かけていますが、軽い物ならふつうに持ち運んでいます。負担の少ない楽な家事ならほぼ問題なくこなせます。
でも自信を持って完璧にできるとは言い切れず、部分的に家族の助けを借りながらやっている状態です。
これが元通り、早く自分一人でできるようになることを願う日々です。
傷口
数日前から傷口に痒みを感じるようになりました。
これは怪我をした後にかさぶたになり、そこが痒くなるのとまったく同じです。
どうやら私の体の修理工場は一生懸命傷を治そうとフル稼働しているようです。
ゆっくりでありながら、日々確実に回復に向かっている過程を実感します。しかし痛いのもつらいけど、痒いのもつらいです。これがなくなればもっと楽でしょう。
同じ姿勢でいること
同じ姿勢でじっと座っていることは、現在さほど苦になりません。
ほんの一週間前はこれも苦しくてすぐに疲れたけど、今はそんなに疲れを感じません。これなら短距離の運転くらいは楽にできそうです。
ただし狭いスペースで車の乗り降りをする場合、どうしても体をひねらないといけないので、自分で運転してどこかに出かける場合は、駐車スペースが広い場所を選んだ方が無難です。
このように、じっとしていればそれほど痛みを感じなくなりましたが、姿勢を変える時はまだ痛みを感じます。
外出
「もし人とぶつかってお腹を直撃したらどうしよう」という不安があり、人混みはまだ怖いです。
スーパーなどで買い物に夢中になって周囲に全く気を配らない人たちの存在が、今ほど腹立たしいことはありません。
寒さと痛みの関係
腸閉塞予防のために軽くウォーキングをしていますが、寒い時は傷口に強い痛みを感じます。
ここ一週間ほど真冬なみの寒さが続いています。そんな時は無理をせず、体を休めるようにしています。焦りは禁物。暖かくしてゆったり過ごすのも治療の一環です。
犬の散歩はまだ当分先
2匹のトイプードルを飼っているので犬の散歩も日課の一つですが、これはまだ当分無理。夫に任せっきりです。我が家のワンコはとにかく歩くのが嫌いで、散歩中の抱っこは必須という有様。
「誰の散歩かわからないねー」と、よく冷やかされますが、抱っこしなければ前に進まない問題犬。
今はまだ寒いので、無理に散歩しなくてもいいかと思い、ワンコ共々家でぬくぬくしています。
我が家はこれで済んでいますが、それなりの運動量を必要とする犬種や引張りグセのある犬を飼っている人にとって、手術後の犬の散歩は頭の痛い問題でしょうね。
最後に
手術前、回復までにどれくらいの時間がかかるのか、それがとても心配でした。
担当医師はその時こう言いました。
「我慢できないほどの強い痛みは約3日、2週間もすればほとんどの人が問題なく動けるようになる」
その時は半信半疑で聞いていましたが、確かにその言葉どおりでした。
2週間もすれば、楽な日常生活はさほど苦にならなくなりました。
それもこれも、医療スタッフの的確な指導と時間薬のなせる業です。
でも私の最終的な目的はバドミントンに復帰することです。
そのため次にまた傷の状態を書く時には、今できなかったことが、一つでも多くスムーズにできるようになっていればいいと願ってやみません。
ATTENTION追記:ひと月後の様子はコチラ!
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