Violet@Tokyo

書類の事前準備がキモ!「持続化給付金」の申請支援をしてみたら、意外とスムーズだった件

約5分



「持続化給付金」とは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で事業収入が半減した個人事業主や中小企業を支援する制度。法人なら最大で200万、個人事業主やフリーランスなら最大で100万円の給付が受けられます。

収入が減って生活が苦しいという方にとってはとてもありがたい支援策ですが、持続化給付金の申請はオンラインのみなので、ネットの扱いが不慣れな人やスマホも持たない人にとっては戸惑うことも多いかと思います。

個人事業主として飲食店を経営する私の知り合いもその一人。数日前、「とてもじゃないが自分でできる気がしない。お願いだから入力を手伝ってくれないか?」と泣きつかれました。ムゲに断るほど非情ではないので、二つ返事で快諾。

「やってやるわよ」と大見栄切った手前、もしできなかったらどうしようと内心ビクビクでしたが、やってみたら意外とかんたん、ものの数分で申請ができました。その一部始終をご紹介します。

必要書類を集めてもらう

その飲食店経営者の自宅はネット環境がないので、入力は私の自宅で一緒にやることにしました。申請に必要な書類が用意できたら自宅に来てもらう手はずです。用意してもらったのは以下の書類。

  • 2019年の所得税青色決算書
  • 2019年の所得税青色申告決算書
  • 2020年の売上減少月と前年同月の売上が確認できる売上台帳
  • e-taxの受信通知
  • 通帳(口座情報に必要)
  • 運転免許証(本人確認に必要)

アップロード用に写真撮影

上記の書類を添付ファイルとしてアップロードするために、これらすべてを私のスマホで撮影しました。明るすぎて反射してもダメ、暗くてもダメ、ボケててもダメ。こういった書類の撮影はほんとうに気を使います。私はCamScannerというスキャンアプリを使いました。

なお、通帳は表紙と開いた状態での1・2ページ目の2つの画像が必要。免許書も同様に表・裏2つの画像が必要です。

ここまで準備ができれば、あとはもう申請だけ。登山に例えれば八合目制覇というところでしょうか。もうひとがんばりです。

いよいよ申請

まずは経済産業省の持続化給付金にアクセス。次に個人事業主向け・持続化給付金申請のガイダンスで、全体の流れをしっかりと頭に入れておきます。申請後は修正を行うことができないので、きちんと理解してひとつひとつ慎重に作業をしていきましょう。



再び経済産業省の持続化給付金に戻り画面下にあるオレンジの「申請する」ポタンをクリック。IDとパスワードを作成してマイページを作り、そこから入力作業を開始していきます。

1.宣誓次項入力

これにチェックを入れないと先には進めません。お決まりのお約束ごとなので、全ての項目にチェックを。

2.基本情報入力

業種、屋号、所在地、申請者氏名・連絡先・開業日など基本的な情報を記入します。

3.特例適用の選択

多くの人はいちばん上の「一般的な申請方法」にチェックでいいです。

4.対象月の売上を入力

  • 年間事業収入(A)→2019年分の年間収入
  • 売上減少の対象月 →2020年1月以降の50%減の月を指定 (今回は4月にした)
  • 月間事業収入(B)→先で指定した対象月の収入(2020年4月の収入を記入)
  • 売上減少の対象月の前年度売上額→(2019年4月の収入を記入)

ここまで記載すると「A-B×12」が自動で計算され、給付予定額100万円も表示されます。やったー。

5.口座情報の入力

画面の指示に従って銀行名、支店名など通帳の1ページ目に書かれている内容を記入していきますが、途中4桁の金融機関コードを書く場面があります。もしコードがわからない場合はこちらをチェック。

6.添付ファイルのアップロード

スマホで撮影した各ファイルを順番にアップロードしていきます。途中なぜかエラーが出ましたが、どうやら通産省のサイトが重かった模様。それでも無事にすべてのファイルをアップロードし終えて、作業は完了しました。ここまで時間にして約30分ほど。国民一人あたり10万円支給する「特別定額給付金」のオンライン申請はドタバタらしいですが、持続化給付金のオンライン申請は、驚くほどあっけなく終わりました。

なお今回のように、オンライン申請が苦手だから身近な人に手伝ってもらうというのは全く問題ありません。が、それも困難な場合は、近く「申請サポート会場」を開設する予定になっているむそうです。しかしこちらが開設されたら混み合って「三密」になるだろうし、電話窓口のコールセンターもつながりにくくなるのは容易に予測がつきます。なのでこういったことも含め、もう少しネットが苦手な人への配慮が望まれます。説明の文言を読んでも、いかにも「自分はわかっているから、相手も当然わかっているはずだ」と思い込んでるお役人人が作った内容でしたから。

まとめ

最後にまとめます。必要書類の準備さえきちんとすれば、入力自体はむずかしいことはありません。ものの数分で終わります。これで2週間後には100万がもらえるのですから、まだの人はぜひトライしてみてください。

 

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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