先日注文をしたダイニングテーブルとダイニングチェアが届きました。天然木独自の優しい風合いに、椅子に使用したオレンジのファブリックがベストマッチ。テーブルはナガノインテリアでオーダーしたもの。夫婦二人なので90×90で作りました。
椅子2脚は浜本工芸の肘付き回転チェア、この3点で合計金額は30万を軽く超えています。これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが、思いっきり庶民の私にすれば、高い買い物をしたと思っています。
事実”ダイニングセット 二人用”で検索すれば、天然木を使用したものでも安いものなら2万円代で買えるわけですから、まぁ、確かに、そこそこのお値段はしますよね。
でも不思議。お金は使ったけど、いい買い物をしたという満足感で心がいっぱいです。なぜならこの3点で部屋がグンと明るくなり、雰囲気もガラリと変わったからです。それに気を良くしてお花を飾り、音楽を流して過ごしています。
高価なダイニングセットは贅沢か?
下の写真は昨日まで30年間使用していたマルニのダイニングセットです。ずいぶん前なのでお値段まで覚えていませんが、まだ20代の私にとっては高価なものという記憶があります。結婚する時、一緒に家具を見に行った姉たちに、「確かにいいけど高すぎる」と反対されたくらいですから。
反対の理由はこうです。当時フルタイムで仕事をしていて、帰りは夜遅くなる私の場合、ダイニングセットを使用する時間は限られているし、これからもっと色々なことにお金がかかるようになるからもったいないとのことでした。
でもね、私から言わせればダイニングセットはリビング・ダイニングルームの主役。主役の良し悪しが作品に大きな影響を与えるのは映画やドラマだけのものではなく、インテリアも同じです。
ダイニングセットに関しては、使う時間の長さだけで選ぶのではなく、そこにずっと居たくなるような空間作りを心がければ、自然とダイニングセットを使う時間が増えていくはずです。
だから今回、座り心地を特に重視して、椅子にこだわったのです。これは、ただ今張替え中のリーンロゼ・トーゴのソファについても同じです。それに、本当に良いものは長持ちしますからね。
コンフォート原則は至ってシンプル
Lifehacker/「本当に賢いお金の使い方は「毎日長時間使うもの」にお金をかけること」という「コンフォート原則」についての記事があります。毎日を、より快適に過ごすためにはどのようにお金を使うべきかという一つの提案です。ざっくり言えば、個々の1日の時間の使い方に着目し、生活を向上させることに意識を向ければ、おのずとお金の使い方が見えてくるというものです。
とてもシンプルな考え方ですが、これには全く同感で、私はこの原理を知らないずっと前からやっていたことになります。だからこそ、私にしては高い買い物をしたにも関わらず、満足感が得られたのだと思っています。
無駄遣いは後悔の元
ダイニングテーブルと椅子を例に取るなら、人によってはダイニングセットなんて無用の長物という方もいるでしょう。あるにはあるけど、使うのは食事をする時だけ、食事が終われば各自サッと部屋に戻ってしまい、つろぐための場所ではないというケース。
または、最初のうちは使用していたけど、いつしか物を置くための台になってしまい、食事は別の場所でするようになったというケース。また住宅事情によっても使用できない場合があります。こういう場合なら「コンフォート原則」に当てはめるまでもなく、最初から「買う」という選択肢はなく、買ったとしても、あまりお金をかけたくないとなるでしょう。
もちろんこのようなケースなら購入しても無駄遣いになるだけなので、その選択が正しいです。だってお金を使って一番失敗したと思うのは、安い金額であっても不要な物を買った時ですから。ただし、本当に自分にとって必要な物なら、少し高いと思っても、納得できる物を買うべきです。お金はそのためにあるのですから。
セールに惑わされるな
年の始めに誰でも必ず「今年の目標」を作ると思います。私もその例に漏れず、ある決め事を作りました。それは、「洋服を買わずに、今持っている服を上手に着まわす」という目標です。今日で8月が終わりますが、まだ守っています。
というか、本当に洋服が必要のない生活をしているんですよ。週に多い時で5日、少ない時でも3日はバドミントンの練習があり、普段着を着るよりバドミントンのウェアで過ごすことが多いく、それ以外の時間は自宅でブログライターの仕事をしているため、自宅ではホームウェアで過ごします。
それでも今まではセールになると、「安いから」と自分で理由をつけては必要がないのに買っていました。でもある日、ハタと気づいたのです。衣替えをしている時だったか、しまう時に「これ、今年も着なかったな」という服が何着もある…。それどころか、セールで買ったはいいけど、タグがついたままの服が何着もあるということに。
「ああ、これを無駄遣いと言うんだ」と、その時に軽く落ち込みました。だから今年はセールにも足を運ばず、手持ちの服を着まわして過ごしています。それでも全く不自由はありません。生活スタイルが同じである以上、秋冬もこのまま洋服を買わずに過ごせそうです。
湯水のようにお金を使える人なんて限られています。多くは使える範囲の中で生きたお金の使い方をしたいと思っているはずです。
そんな時に考えるべきことは、今の自分に本当に必要な物かどうかを第一に考えることがたいせつですが、その時は「コンフォート原則」を思い出すことをおすすめします。またついつい衝動買いをしてしまいがちになるセールの誘惑は”見ない・行かない”で乗り切りましょう。
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