Violet@Tokyo

賢い人と賢くない人の違いを判断する3つの基準

約5分



「あの人は賢い人だね」と、周囲からそう言われる人にはどのような特徴があるのでしょう。

つい先日、友人と「賢い人と賢くない人の違い」について喋ってました。

「賢い人」というと、頭脳明晰、社会的な肩書き、学歴、仕事ができる、何かの資格を持っている、などをイメージすると思います。でもその日のテーマはそうではなく、「人として賢いか否か」です。

友人はこんなことを言いました。

利口ぶったバカが、いちばんタチが悪い。
自分が賢くないと自覚していれば、自分の弱さと向き合える強さがあるってことだから、賢くなる可能性は無限にある。
でも無自覚どころか、賢い人であるかのように振る舞う人は救いようがない。
それこそが真性のバカだ

なるほど。確かに人は、いくらでもドレスアップできてしまう。「小賢しい」という言葉がありますが、小賢しさをフル稼働すれば、「賢い自分」を演出することは可能かもしれません。そんな見せかけに惑わされる人も少なくありません。

となれば、その演出を見破る判断基準が必要です。それを知っておけば、「見損なってた」と落胆するケースは格段に減ります。

その見分け方はどこにあるのか?というのが今回のテーマです。

賢い人と賢くない人の見極め方…。かなり漠然としているし、判断基準は人それぞれ。でも私はふだん、以下の3つを自分のモノサシにしています。

1.違う意見に遭遇したとき

賢い人と賢くない人の違いを判断する3つの基準
賢い人は自分とは違う意見に遭遇したとき、自分の意見だけをゴリ押しせず、きちんと相手の言い分を尊重して耳を傾け、分析します。その上で、さらなる良案を探ります。それはちっぽけな自分の面子を守るためではなく、全体を守るため。将来をより良くするため。

賢くない人は反対意見を自分への攻撃と捉え、弱い犬が歯をむき出して威嚇するかのごとく、防御の姿勢に入ります。

意見への賛同のしかた

それを見守る周囲の人についても賢いかどうかがかんたんにわかります。

賢い人は「誰が言ったか」ではなく、言った内容を重視します。

賢くない人は、内容なんて二の次。何も考えず「とりあえずこの人に賛同しておこう」と、自ら率先して長いものに巻かれて身の安全を図ろうとします。見え透いた嘘でも簡単に騙される、怪しげな教祖の取り巻き連中はモロこのタイプです。これはイエスマンに多いです。

このあたりは以下の記事・「なぜバレバレの嘘を見抜けないのか?」セクションを参照ください。

中には嘘とわかっていても、あえてそれに付き合う、救いようのない信者もいます。

2.知らない事に対する姿勢

「出逢った人すべてから、何かを学べる人が最も賢い」
「恥ずかしがる人は、よい生徒にはなれない。人はどん欲に学ばなければならない」

これはユダヤのことわざ。

賢い人は知らない事があれば、必死に学びます。教えを請うことを恥とは思いません。興味を持って楽しそうに取り組みます。

一方賢くない人は「頭が悪い」とか「こんなことも知らないの?」と思われたくないから知ったかぶりをします。

今の時代、わからないことがあればスマホ片手に簡単に調べられます。まとめサイトでもチラッと読めば、付け刃的な知識は得られるので、いくらでも「わかった気」にはなれます。

でも頭でわかったつもりでも、心でわかってないのが賢くない人。だからちょっと突っ込んだ質問をすれば、簡単にボロを出すし、次々と矛盾点が露呈します。すると最後には「これは私には必要のない情報・興味がないこと・オワコン」と、切り捨てます。

3.伝え方・教え方に対する姿勢

「賢い者は、自分が何を話しているのか知っており、愚かな者は、自分の知っている事を話す」

これもユダヤのことわざ。

「伝えたい」という思いがあって何かを伝えたところ、上手く相手に伝わらなかった時。自分が教える立場になった時、相手の理解が得られなかった時。

賢い人は、自分の伝え方・教え方が適切だったかどうかに目を向けます。相手の目線まで自分の位置を下げて、その当時を思い出しながら言葉を選びます。さらに、伝えられた相手がどう感じるかも考えます。

賢くない人は相手の理解力の問題にすり替え、「アイツはダメだから」で片づけます。あくまでも自分の目線が基準だから、「こんなことも知らないの?」という言葉を平気で投げつけます。

最後に

以上3つの態度で、おおよそのことはわかります。

こうして考えると人としての賢さを判断する基準は、社会的な地位・職業・収入とは無関係であることがわかります。むしろそういったブランドにすがって、あぐらをかいて人を見下すような人が、賢くない典型であるのは言わずもがな。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

昔の人はよく言ったもんだ。以上です。

 

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