急に態度が変わる人、平気で手のひら返しをする人に悩まされたことはありますか？

昨日まではそれなりに親しくしていたのに、今日になったら急に態度が変わってしまった…。

それまでは普通に会話をしていたのに、全く話しかけてこなくなる。こちらから話しかけてもニコリともせず、そっけない返事しか返ってこない。どことなく態度がよそよそしい。それが何日も続くと「私、そんなに気に障ることをしたかしら？」と、悪い方に考えてしまうものです。特に困るのが毎日のように顔を合わせるような相手。そんな人とこの先どう接したらいいのでしょう。

急に態度が変わる人に対して絶対にやってはいけないこと

相手の態度が急変することで不安になり、第三者に相談すれば決まってこのような答えが返ってきます。

「何か相手の逆鱗に触れるようなことをしたんじゃない？」

「不安なら直接相手にその理由を聞けばいいじゃない？」

これは、はっきり言って意味はありません。

「いじめられる側にも非がある」と言ってるようなものです。

百歩譲ってあなたが気づかないうちに相手を怒らせたとしましょう。それなら相手がきちんと伝えればいいだけのこと。

「私はこういうことをされると嫌なの」と。「次からは気をつけて」と。口があるんだから。子どもじゃないんだから。

仮に相手の言い分が「何度も言ったのに」という場合はどうでしょう。

相手は伝えたつもりでも、それがあなたに伝わってなければ伝えたことにはなりません。言葉は伝わってこそ価値があります。あなたに伝わるまで、何度でも伝え続ければいいのです。

それもせず、いきなり「手の平返し」に出るのは反則行為です。

急に態度を変えた理由を聞いても意味はない

いくら自分に心当たりがないと思っても、相手の態度がよそよそしくなったということは、一時的であれ半永久的であれ、相手はあなたと距離を取りたいと思っている表れです。

そんな時に「私のどこがいけないの？」と迫っていけば、相手の心はもっと遠くに離れ、さらにあなたが傷つくだけです。

これは気持ちが離れた恋人の心を取り戻そうとして、必死にすがりつく痛い女と一緒。理由を聞いたところで事態は何も変わりません。去る者追わず、とりあえず放置しておきましょう。

同じように「手のひら返し」をし返してはダメ

いくら考えても自分に心当たりがないと、次第に相手に腹が立ってくると思います。

「なんでこんな態度を取られるの？」

「なんで私がこんなに理不尽な扱いを受けるの？」

「なんで私が気を使わないといけないの？」

そんな風にモヤモヤすると、同じようにそっけない態度で接してやりたくなると思います。でもそれはNGです。

どんなに悔しくても、いや悔しければ悔しいほど何事もなかったように堂々と振る舞うのが正解です。

急に態度が変わる人の攻略法

態度がコロコロ変わる心理は？

一口で言うならこの手のタイプは気分屋さんで取扱いが難しく、周囲に流されやすい性格の人です。思い込みが激しく、エキセントリックな一面もあります。

急に態度を変える人は面倒なお子様と割り切る

本来なら大人としての振る舞いを心がけるはずです。内心はどうであれ、毎日のように顔を合わせる相手に対しては、今後のことを第一に考え相手を不愉快な気持ちにさせない配慮をするものです。

いきなり無視したり、急に態度がよそよそしくなれば相手はどう感じるか…。その程度の想像力は働くはずです。

何かの理由があってどうしても相手と距離を取りたいのなら、いきなりではなく徐々にフェードアウトするのが大人としてのマナーです。

それらの手順をすっ飛ばし、自分の感情の赴くままに行動するということは、イコール「私は面倒なお子様でございます」という表明です。また「機嫌の悪い私を察して」という目的で手のひら返しをする人もいますが、「語らずとも察してくれ」と他人に期待するのは虫がよすぎます。いずれも「このくらいしても許されるだろう」という、あなたに対する甘え、もしくは舐めてかかってるかのどちらかです。

あなたは親でもなければ保護者でもありません。それを察してあげる義理はありません。

時が過ぎるのを待っていれば事態は変わる

これはあくまであなたに非がないことが前提での話です。

もしそうであるなら態度を変えた本当の原因は、相手の中にあります。

例えばたまたま何かの理由があって相手はイライラしていた。精神的に追い詰められていた。そんな時に甘えが許されそうなあなたがたまたま目の前にいた。自分にはないものをあなたが持っていたからシャクに障ってつい八つ当たりをした、というようなケースです。

そうであるなら相手の問題が解決すれば、態度は一転します。ケロッとして元通りの態度で接してくるはずです。

また女性に多いのが第三者の関与です。あなたが直接その人と何のトラブルがなくても、別の場所でその人があなたの悪い噂を聞きつけて、それを相手が鵜呑みにしたりすると、平気でコロッと態度を変えてきます。

女性は人からどう思われるかを気にするので、「私も同じように見られるのは嫌」とばかり、こういうことはよくあります。

これも時を待つしかありません。噂なんてそういつまでも続くものではありません。事態は刻々と変化します。マイナスの風が吹いているときは下手な小細工をせず、自分の内面を充実させることに意識を注いだ方が効率的です。それが功を奏して必ずあなたに追い風が吹くときが訪れます。

その手のタイプは恥を知らないので、あなたに追い風が吹き始めるとコロッと態度を一転し、ゴロゴロとすり寄ってきます。

肝心なのはその先

さて、その先どうするかはあなたの問題です。

許せますか？

私だったら表面上は何事もなかったかのように淡々と振るまいます。でもけっして心は開かないでしょう。心の距離だけは絶対に縮めません。

最初から心の中で「この人は信用するに値しない」と思っておけば、次に同じことをされても振り回されずに済みます。「ああ、また病気が始まったか、面倒くさっ」と傍観できます。

期待する価値のない相手には最初から期待をしないこと。それが自分の心を守るコツです。

急に態度を変える人へのまとめ

以上をまとめます。急に態度を変えてくるような人は面倒くさいお子様と割り切るのがベストです。あなたはそれまでどおり、堂々としていましょう。

あなたが何もしなくても、その手の輩はいずれ誰からも相手にされなくなりますから。