以前から気になっている変な言葉遣いがあります。
「頭痛が痛い」といった国語の問題でもなければ文法うんぬんという小難しい内容ではありませんが、日常でよく耳にする、あるいはネット上で使われている文章で「その言葉遣い、変!」と思うことが多々あるので、それをまとめてみます。
テレビで気になる言葉遣い
「結婚させていただきます」
芸能人の結婚インタビューによくある「結婚させていただきます」って、よくよく考えたらヘンですよね。
なんで「させていただく」わけ?
とても卑屈な印象を受けます。
結婚は男女の合意に基づく自由意志。それなら堂々と胸を張って「結婚します」と言った方が、ずっとスッキリしていると思いませんか?
“させていただく”系なら「○○をさせていただいております△△です」と、自分の役職を紹介する時にも使われていますが、これも違和感があります。
人の上に立つならなおのこと、「プライド持って堂々と働けや」と言いたくなります。
その方が部下も安心してついてくるのではないですか?
料理番組の「肉に焼き色をつけてあげて」
肉はそんなことを望んでません。
「肉に焼き色をつけます」でいいのでは?
食レポの「優しい味」
本気でお店を探している時にイラッとするのが「優しい味」。
誰に優しいの?
薄味で物足りないってこと?
おいしいのかまずいのか、それをきっちりと聞きたいわけよ、私は。
「とか」
とある女性タレントが休みの過ごし方についてこんな言い方をしていました。
「朝は子どものお弁当とか作ってぇ。送り出したら掃除とかしてぇ。午後は買い物とかに行ってぇ。休みとかって、あっという間に終わっちゃいますよねー」
もうイラッとしました。
レジで気になる言葉遣い
「1000円からでよろしかったですか?」
いわゆるバイト敬語です。
昨日もファミレスで支払いをしたときに、店員さんがこう言いました。
それが若い店員さんならまだわかるけど、どう見ても40代後半。「これはちょっと…」と思ったので書いておきます。
「よろしかったですか?」は過去形。
“私は今支払っているの。だから現在進行形ですよ”と、心の中でツッコミを入れた次第。
ついでに「から」も不要。
40過ぎたらせめて「1000円お預かりいたします」くらいのことは言ってほしいです。
ネットで気になる言葉遣い
「○○と言う」を「○○とゆう」と書く人
ブログやSNSなどのネット上でたまに見かけますが、意図的に書いているのか、本当に知らなくて書いているのかが気になります。
また文章にするときは「言う」と「いう」にも大きな違いがあるので変換にはご注意を!
意外と知らない「〜という」と「〜と言う」の正しい使い分けとは?
「すごい気を使って過ごしていたりしませんか?」
つい先日も、あるブログの文章で気になったのがこれ。
この場合なら「すごい」ではなく「すごく」だろうと。
ちなみに「すごい」と「すごく」の違いは以下に書かれています。
ブログの文章は「あまりかしこまらずに話し言葉で書くといい」という意見もあります。
「です・ます」調ばかりでは個性がない。その人らしさが伝わらないというのがその理由です。
しかし、変な日本語を使うと「その人らしさ=おバカ」と伝わる可能性があり、とたんに読む気が失せてしまいます。おバカの意見なんてあてにできませんからね。
「○○じゃないですかぁ~」
話題の提示、あるいは同意を求めている時によく使われる「○○じゃないですかぁ~」も苦手。幼稚な印象を受けます。
ていねいさを装いつつ、実は強引な決めつけも含まれているようで、「あなたはそうでも私は違う」「知らんがな」と言いたくなります。
まとめ
時代と共に言葉遣いは変化していきます。それは重々承知しています。おかげで最近は「ら」抜きにも慣れてきました。
姪にピザを焼いてあげたら「ヤバい!」と連呼していました。
最初はなぜヤバいのか、意味がわかりませんでしたがそれにもようやく慣れてきました。
でもね。あまりにも度が過ぎると私的には「はぁ?」となっちゃうじゃないですかぁ~。
もういいかげんにしてくれや。
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