Violet@Tokyo

いじめで自殺したら損だと思った話

約 4 分



少し前に賛否両論を集めたのが、ダウンタウン・松本人志さんのツイート。

「死んだら負け」とまでは言わないけど、「死んだら損だよな」と思った話を書いていきます。

少し前に女子中学生が電車に飛び込み自ら命を絶ちました。実際には即死ではなく、2週間苦しんだ挙句の死。マスコミにも大きく取り上げられ、関係者のみならず、周辺地域の人たちにも多くのショックを与えました。

保護者会での学校の言い分

学校ではその後、保護者会を開いて事情を説明しました。そこに出席したある保護者から実際に話を聞きました。学校側の説明は以下のとおりです。

  • いじめをした加害者と今回自殺した被害者との間ではとうに和解している
  • 当校にはいじめをするような悪い子はいない
  • いじめを見て見ぬフリをするような、いい加減な教師はいない
  • ○○中はとても良い学校だ
  • 娘に自殺されたことで、ご両親は精神錯乱状態になったから訴えを起こした
  • マスコミは視聴率稼ぎの目的で、事実をセンセーショナルに歪めて記事にしている
  • だから今後は嘘ばかりのネットに出回る書き込みやニュースを一切見ないように

説明会というよりツッコミどころ満載の苦しい言いわけ会。

「ネットやニュースを一切見るな」なんて、まるでどこぞの新興宗教と同じ。それとも今は、言論統治下の戦時中でしたっけ?

和解してるなら、なんで命を絶つ必要があるのでしょう?

死人に口なしとはまさにこのこと。これじゃ死んでも浮かばれないわ。

死んだら損です

自らの命を断つまでに追い詰められた人に、損得だの勝ち負けだのと考えられないのは百も承知。だとしても、死んでからまでこんな言われ方をされたら、やっぱり悔しいではないですか。

タイトルの「死んだら損」というのはこの例のごとく、死んでしまったらあった事実をなかったことにされるだけでなく、愛するご両親まで「精神錯乱」にされてしまうからです。

それにしてもこんなことを保護者会で他の父兄に言う必要ってあるのかしら?

愛する我が子が命を断てば、親としてはふつうの精神状態でいられないのはあたりまえのことでしょ?

この説明に対して、あらためて怒りを覚えたわ。誰が悪いの彼が悪いのではなく、こうした事なかれ主義こそがいじめの温床なのです。

ひと一人の命が消えても、世の中は何も変わらない

でも世の中は、やっぱりこうなるようにできているのです。悲しいことに。

彼らは彼らで生き残るのに必死。何かを守るために何かを切り捨てなければならない究極の選択を迫られた場合、死んでしまった子より生きている子を守る方向に動くのは、事なかれ主義を信条とする組織のテンプレどおり。ひと一人が死んだところで、世の中は何も変わらないのが現実です。

それを踏まえた上で、最後にこの言葉を。これは先日亡くなられた樹木希林さんの言葉です。以下のリンク先からの引用です。

9月1日がイヤだなって思ったら、自殺するより、もうちょっとだけ待っていてほしいの。そして、世の中をこう、じっと見ててほしいのね。あなたを必要としてくれる人や物が見つかるから。だって、世の中に必要のない人間なんていないんだから。
私も全身にガンを患ったけれど、大丈夫。私みたいに歳をとれば、ガンとか脳卒中とか、死ぬ理由はいっぱいあるから。
無理して、いま死ななくていいじゃない。だからさ、それまでずっと居てよ、フラフラとさ。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でvioletをフォローしよう!

Pick Up


About The Author

violet
はじめまして。このブログを執筆しているViolet(ヴィオレ)です。
このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
Follow :