Violet@Tokyo

犬の熱中症

約3分



最近ワンコたちのお散歩は早朝だけで夕方の散歩は行ってません。

最低気温が30度超えとか最高気温が40度超えなどと聞くと、もはやこれは熱帯地方と同じ暑さです。

最近ニュースでは猛暑とか熱中症といった話題をひっきりなしに流していますが、その甲斐もなく、毎日のように熱中症患者が病院に搬送されています。

人間ならニュースになるけど、犬のことはあまり取りあげられないのでここに書きたいと思います。

日曜日、トリミングに送った帰りにスーパーに立ち寄りました。時間は午前11時半。この日は最低気温が30度超えという暑さのピークの日だったので、日差しの照りつけるその時間には軽く35度を超えていました。

買い物を済ませて車に乗り込み、スーパーを出ようとしたら小学校1年生くらいの女の子が犬の散歩をしていました。

連れていたのはミニチュアダックスフント。せいぜい生後4~5ヶ月程度の子犬。女の子の父親も一緒にいたけど、犬はすでにハアハア舌を出しています。でも女の子はそんなのお構いなしに嬉しそうに走りながらリードを持って犬を引っ張っていました。思わず”(犬が)可愛そう”って思いました。

なんだか想像がきます。「小学校に上がったら犬を飼ってね、犬の散歩は私がするから」みたいな嬉しさがリードを持って嬉しそうに走っている女の子の姿から見てとれました。

30代前半くらいの若いお父さんは娘と犬の後を小走りで追いかけていました。

「仔犬で小さくて可愛いからどこにでも連れて歩きたいんだろうね・・」

夫にそう言ったら夫もうなづいていました。他の時期なら微笑ましい光景かもしれないけど、よりにもよってこんな時期となると思わず眉をひそめてしまいます。

体高の低いミニチュアダックスで、しかも子犬。女の子はともかくとして一緒に父親がいて、なんでちゃんとそういうことを教えてあげないのでしょうか。

あれもゆとり世代の産物なのでしょうか?

地表の温度、自分の手で触ってみるといいですね。そこを犬は裸足で歩くんだから。アスファルトの温度、マンホールの温度が一体何度あるのかわかってるのかしら?試しに自分がそこを素足で歩いてみるといい。

犬は人間より熱が体内に籠りやすく、まして子犬は体温調節もまだ完全とは言えません。そういうこと、ちゃんとわかっているのでしょうか。

炎天下に犬を連れ歩く人をよく見かけます。「犬≒なにがなんでも散歩」という固定観念が根強いのかも。

もっとひどいのは、「犬も熱中症になるんだよ」と言うと「えー?犬も熱中症なんてあるの?」と驚く人がいること。しかも飼い主なのに。

この前もそんなおじさんがいたから「暑いですね」と声をかけたら「犬もホットドックになっちゃうよ」と全く笑えないオヤジギャグなんかブチかましてきましたが、普段ならこういう引き出しの少ない人にはあえてノッてやる親切な私ですら、この日はさすがに何のリアクションも出ずに「ハァァ?」としか言えませんでした。

でもあの炎天下の散歩は、このオヤジギャグ使いたいがための布石だったんじゃ…。

だって、待ってましたとばかり、満面の笑顔で言うのですから。あれが精一杯の持ちネタなのかしら?

“たかが犬”、くらいに思って軽い気持ちで飼うと、こういう不勉強な飼い主が増えるんだろうなぁ。飼われた犬がお気の毒です。

 

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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