ほぼ日手帳・2016が9月1日に発売されました。ネットでも買えますが、実物を見たくて、早速近くのLOFTに行ってきました。
ほぼ日手帳はLOFTの手帳コーナーで売上No.1。そのためか、入口付近の一番目立つ場所にドーンとほぼ日手帳のコーナーが設けられていました。
平日の早い時間にも関わらず、多くの人が足を止めて真新しい手帳をしげしげと眺めています。どうやら発売を待ちわびていた人は、私だけではないようです。
ほぼ日手帳・2016はどれも捨てがたい
2016年版はステキなカバーがたくさんありすぎて、目下嬉しい悲鳴を上げています。ここ数年では一番ではないでしょうか。
本体はオリジナルの分冊版 avecと決めていたので、カバーもオリジナルばかり見ています。抽選販売のミナ ペルホネンpiece,に心惹かれつつ、同じくミナ ペルホネンgo!も捨てがたい。
WEEKSは購入しないと決めていたのに、カバーのかわいらしさに心奪われ、WEEKSジッパーズ・LIBERTY Peacocks of Grantham Hall も気になって仕方がないという状態。もうほんと、困るわ。
昨日発売なのに、早くも在庫がないという人気ぶりに驚きます。そうなると余計に気になります。
現在在庫がないため、ほぼ日ストアで再販のお知らせをまめにチェックしなくてはなりません。
それが面倒という方は、アマゾンが便利ですよ。注文さえしておけば、入荷次第送ってくれますから。
結局買ったのは?
正直言えば、お値段も気になります。
それで結局、ほぼ日手帳の中では比較的リーズナブルな部類に入るHello Kitty 70’s・トリコロールを買いました。リーズナブルと言っても、手帳本体とセットで購入すれば6000円を超えます。
それプラス、早めに買わなければなくなること必至の週間手帳 も一緒に購入しましたから、けっこうな出費です。いいけど高い。だけど欲しくなる。それがほぼ日手帳の魔力です。
オリジナルのカバーにavecを一冊だけ入れた状態ではブカブカするのかと思いきや、まったく大丈夫でした。
週間手帳もセットしたいなら、むしろ通常版よりavecの方がいいかもしれません。
分厚くなるのが嫌で、オリジナルを離れてWEEKSを使っていた時期もありましたが、avecのおかげでまたオリジナルに逆戻りです。
2016年版の変更点は、2016年版で変わったことにあるように、上の写真のとおり、各月の最初にトビラページがついたことです。
月始めに毎月の目標を書くのもよし、またその月の最後に「今月はこんなことがあった」と、振り返り用として一番思い出に残った内容を書くのもいいかと思います。
この自由さがほぼ日手帳の魅力です。
ジブン手帳とほぼ日手帳を比較してみた
「ほぼ日手帳とジブン手帳、どちらにしようか迷っている」という声をよく聞きます。
Pen4l/「ほぼ日手帳カズンとジブン手帳の徹底比較 !!」に詳しく紹介されています。
上の写真はほぼ日手帳オリジナルとの比較ですが、カズンとオリジナルは1日1ページであるという点では同じ。違いはサイズです。
サイズは違っても同じほぼ日手帳、求めるコンセプトは同じであることを前提に、独自の観点で両者を比較をしてみます。
ジブン手帳miniのマイナス点
私がジブン手帳miniを使って一番気になったのは、上の写真にあるような祭日の印字です。
ほぼ日手帳は印字が控えめなのに対し、ジブン手帳は背景であるにも関わらず、祭日の印字が目立ちすぎます。
この上に文字を書けば、その文字が汚く見えてしまう、読みづらいという問題があります。そこがマイナス点ですね。
あとこれはminiだけの問題ですが、サイズの問題なのでしかたないといえばしかたないのですが、文字が小さすぎて老眼が進行しつつある中高年にはこのフォントサイズはやや厳しいかと…。
ジブン手帳の特徴
けれど決められた通りに書くだけでいいという点で、ジブン手帳は手帳初心者にとって、とても親切な作りになっています。
ジブン手帳はバーチカルタイプゆえフォーマットがしっかりと決まっており、その枠内にきれいに書き込むためには細字のボールペンが合っています。
そのため、万年筆を愛用する方には向きません。あと細かい文字をぎっしりと書くのが苦手という方も不向きです。
そんなわけでまずはご自身が使う筆記具と、文字の癖を考えるといいです。
個人的に評価しているのはLIFEです。
LIFEには資産管理や家系図を書き込む欄があります。私は自分史を作るのが楽しくて楽しくて、自分の成長を振り返りながら世界の歴史と比べる作業にハマりました。
一生をかけて作り上げる意識を持ち、時間があるときにじっくりていねいにやってみるといいですね。長年生きてるため、かなり根気が要りますけど(笑)
けっきょくどちらがいいの?
見開き1週間のバーチカルのジブン手帳と、1日1ページのほぼ日手帳。同じ手帳でも全くタイプは違います。
上の写真のほぼ日手帳の向かって左側の部分は、バーチカルとしても使えますが、そうやって使いたくない人もいるだろうということを前提に、ほぼ日手帳は罫線を目立たなくしてあります。
それに対しジブン手帳は、決められた枠内に書き込めばいいだけという作りです。
これに相性がいいのは変化に富んだ生活をしている方。例えば1日にいくつものアポや会議がある方や、外回りで移動が多いという方です。
分刻みのスケジュールをこなしているビジネスマンなどは特に、時間を可視化すればスキマ時間をどこで作れるかが一目でわかりますので、バーチカルはかなり重宝するはずです。
また文章を書くのは苦手だけど、ライフログは残しておきたいという方にも合っています。1日1ページは持て余すけど、その日の行動を書くだけならそう難しいことではありませんからね。
一方ほぼ日手帳は、1日のアポはそれほど多くなくて比較的単調な生活を送っている方や文章をメインに書きたい方。形式にとらわれず、自由に使いたい方向きです。
単なる事実の羅列よりもその時の気持ちをメインに書きたい。それは必ずしも文章でなくてもいい。その時の気持ちを絵や写真で表現したいという方に向いています。
つまり自分がどう使いたいかと、自分の生活スタイルによって手帳の選び方が変わってくるということです。
テレビで紹介されて話題になっているから、人気だからというだけで選んでも意味はありません。Aさんにとって合っている手帳が、Bさんにも合うとは限らないのですから。
最後に
これから手帳術をマスターしたいという方は、最初から何冊も用意しない方が賢明です。
よく仕事用とプライベート用に分けている方もいますが、それはある程度使いこなしてからの方がいいと、これは自分の失敗を含めての意見です。何冊持ったとしても、持つ人はたった一人しかいませんからね。慣れないうちに何冊も所持すると、スケジュールの記入漏れを起こす恐れだってあります。
なのでとりあえず最初は自分に合った容量の一冊だけを選び、その手帳を120%使いこなすことだけに目標を置いてみてはどうでしょうか。
でもお金に余裕があるなら、迷っているくらいなら両方買って、実際に使ってみて自分にどちらが合っているのかを身を持って確認するのも一つの手です。
ただしその場合は、片方だけは中途半端にならないような配慮が必要です。
仮にどちらかが挫折をしても、もう一つだけはとりあえず続ける工夫をしてみてください。最初から完璧を目指さなくてもいいけど小さな成功体験は絶対に必要です。
そしてもう一つ。手帳ジプシーから脱却できないという方は、以下のことを考えるといいと思います。
「書かなきゃ」と思うあまり、自分が楽しんで書けてない。やがて億劫になりいつしか挫折してしまうという場合は、どこかに無理があるということです。
その無理がどこにあるのかを見極めるのが最初のステップ。
自分がどう使いたいのかを明確にするのが次のステップ。
さらに1日のアポがどの程度あるのか、1日にどれだけ手帳と向き合う時間があるのかというライフスタイルを考えるのが3つ目のステップです。
そして最後は自分が使う筆記具と、自分の字の癖なども考慮してみてください。
またご自身の性格が、決め事に従うのが好きなのか、それとも形にこだわらずに自由でいたいのか、ということも併せて考えてみましょう。
そうすれば、自分に合った手帳が必ず見つかるはずです。
ちなみに私の性格は優柔不断なので、昨年同様ほぼ日手帳を日記として、ジブン手帳miniをライフログとして使用します。(笑)
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