最近、街のあちこちで振り込め詐欺撲滅のチラシやポスターがやたらと目につきます。
昨年の被害額は過去最悪という報道があってか、マスコミも盛んに特集を組んでいます。
2004年に「オレオレ詐欺」が話題になり、それから10年以上も経つのになぜなくならないのでしょうか?
「こんな手口はいかにも振り込め詐欺」という知識がありながら、なぜ簡単に騙されるのでしょうか?
最近は、銀行も振込額を引き下げたことでやりにくくなったのか、犯人も手口を変えています。
振り込ませるのではなく、自宅近くまで取りに来たり、バイク便を使ったりしているようです。
危険ドラッグのようにいたちごっこになっている感もありますが、以前より巧妙化して、複数で仕掛けてきます。
なお、振り込め詐欺のさまざまな手口は、警視庁のHPに記載されています。
「なんで自分の息子の声がわからないの?」きっとみんな不思議に思うでしょう。私もそう思っていました。でも相手は騙しのプロです。
日ごろ、「私は絶対に騙されない」と言っている人だって騙されているのです。
きっと、愛する息子がトラブルに巻き込まれたと聞いただけで動転して、正常な考えができなくなってしまうのですよ。
だからよけいに憎いのです。それを計算に入れた上で、親心につけこんで、高齢者から大切なお金を取り上げるという、その卑劣さが許せないのです。
ここで実際に被害にあった方の息子さんのブログをご紹介します。
母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。【経営コンサルタント】
リアルですよね。でも本当によくできてますよね。だけどね、ロクな死に方はしませんよ。これには私も激しく同意します。意図的に人を傷つける人は、その報いは必ずきます。でも被害にあわないことが先決です。
ではどうやったら被害に合わずにすむのでしょうか。こちらに面白撃退法が記載されていますが、こんな風に手玉に取れないなら、家族で合言葉を決めるのが一番ですね。例えば「歴代の犬の名前と誕生日を言え」みたいに、家族にしかわからない合言葉を決めておくのは基本中の基本です。
それ以外なら電話に取り付けるタイプの「振り込め詐欺見張隊」も効果的です。
ゆとりのある方なら「だまされたふり作戦」に協力をするのもいいでしょう。でも、肝心の警察が、市民の協力に対してどれだけ動いてくれるかは不明です。
私だっていずれは年を取れば、今のような判断力は低下していくと思います。
一日も早く、このような犯罪が世の中からなくなることを願っています。
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