コミュニティ・クラッシャーとは人間関係を破壊する問題人物のことを指す言葉です。
「こんな人っていたよな」と思い出しながら読んだのが以下の記事。過去に関わった、何人かの女性がまさにこんな感じでした。
いちばんの問題は、中身は問題大アリなのに表面的にはそう見えないこと。最初から問題ありとわかっていれば不要なトラブルを回避できたかもしれないのに、実際にはある程度つきあって自分や周囲が被害を受けてからようやく気づくのが実情です。
たいせつなものを失い、時すでに遅しとならないよう、コミュニティ・クラッシャーの特徴を把握しておきましょう。この記事では、私が実際に関わった人物を中心に、話を進めていきます。
非のつけどころがない優等生タイプの先輩。でも…
ある女性だけのサークルに入り、覚えることは山のようにあり、右も左もわからない、在籍するメンバーの顔と名前も一致しない、そんな時期にある先輩が優しく声をかけてきました。以下、Aとしておきます。
几帳面でどんな仕事も完璧気すぎるくらいソツなくこなし、内部のことはなんでも知っている。
今から思い返せば「なんでも知ってる」と感じたその中には知ったかぶりや、自分を大きく見せるためのするハッタリも含まれていたかもしれません。
しかし当時の私はそんな見極めさえできず、「先輩・後輩」としての立場を守りながら少しずつ距離を縮めていきました。ところが…。
きっかけは悪口
最初は立派で優等生タイプの先輩だと思っていましたが、時間の経過とともに少しずつ本来の姿を表してきたのです。サークル内の他の先輩の悪口を、やたら私に吹聴するようになったのです。
私は他のメンバーとの関係が良好だったので、Aにあれこれ言われても、にわかには信じられず、戸惑いました。
「うーん、そんな人に見えないけどなぁ…」
ただAに悪く言われていた先輩の方は何も言わないのに、Aだけが一方的にその先輩を悪者に仕立てようとしている。過去両者に何があったのかは知らないけど、その一方的な行為だけを見る限り、問題があるのはAの方だと感じました。
当時の私は覚えることが山のようにあったので、Aとも一定以上の関係になることを避け、つかず離れずの関係にとどめました。煩わしい人間関係に振り回されるくらいなら、一人でいた方が気軽だと思ったからです。
離れたところからAを見ると、少しずついろんなことがわかってきました。
コミニュティクラッシャーの特徴
ヤバいと感じたら逃げるが勝ち
その後も紆余曲折があり、やがてAのおかげで雰囲気が悪くなり、そのサークルは自然消滅しました。
後から知ったのですが、新しい人が入ると私にしたの同様、親切そうな顔をしながら近づき、あれこれ教えるフリをしながら数は力とばかり、自分の味方を増やそうとしていたみたいです。それでトラブルに巻き込まれ、居たたまれなくなって離れたメンバーも過去には何人かいたようです。
私はヤバいと感じて距離を置いたおかげで大きなトラブルには遭遇することはありませんでしたが、Aは自分から距離を置いた私のこともよく思ってなかったとか。後日、別ルートからそんな話を聞きました。私を取り込んでコントロールしようとしたのに結果的に失敗に終わったからでしょう。
そんな問題人物から嫌われたって私は屁でもないし怖くもない。けれど、ほんわかとして和やかだったコミニュティーが、たった一人の悪意でかんたんにぶち壊されてしまったことの方が怖かったです。
野放しにせず向き合う勇気が必要
このとき学びました。ひとりの問題人物を長いこと甘やかしておくとロクなことはない。自分の行動には結果が伴うことを理解しなくなり、自分は何をやっても許されるとかんちがいしてどんどん大胆になっていく。結果、最低のルールさえ平気で破るようになっていく。——と、これがクラッシャーから学んだ怖さです。
ではたいせつな人との絆やコミニュティーを守るためにすべきことはなんでしょう。やはり周囲と団結して、小さな問題のうちにひとつひとつ解決していくしかありません。
とはいえこれがなかなか難しく、私自身も「ダメなことはダメ」と、その都度ちゃんと向き合って言えばよかったと頭ではわかっていても、当時はそれができない立場だったこともあり、ついおよび腰になってしまいました。そんな弱さにつけこむのがクラッシャーなので、メンバーそれぞれがクラッシャーにつけ入るスキを与えない、同調しない、数の力を持たせない、などの自衛策を講じていくしかありません。
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