もう3年近く前になるかな…。違うクラブに所属しているバドミントンの友人が、突然そのクラブを辞めたのは。
所属クラブは違うけど、私と同期の人。強化練習会にも一緒に参加してたから、特別な仲間意識を感じる人。私が病気したときも「ずっと待っているから必ず復帰して」と言ってくれた人。
ところが復帰したら、彼女はいない。もう試合で対戦することもできない。
「何があったのかな?寂しいな」と思っていたところ、風の便りで辞めた理由が後でわかりました。
ご主人が会社を辞めて、プロブロガーになると言い出したのがその理由。そのために友人は、フルタイムで働かないといけない状況になったそうです。それでクラブどころじゃなくなったというワケ。
プロブロガー宣言から3年
それから3年。
先日、買い物に出たら偶然ばったりそのご主人に会いました。
場所は深夜のコンビニ。私は客でそのご主人はレジ係という形での再会。
深夜まで残業するのがイヤで会社を辞めたのに、辞めた今でも深夜に働いている。全てのことが瞬時に想像できてしまい、なんだか私の方が隠れたい気分になりました。
「実は稼げない」という話の方が知りたい
ブログで食えなければ彼のように深夜も働いて、日銭を稼がなければならず、そうなればブログを書く時間もなくなります。
やがて更新がストップし、いつしかサイトがそのものが消えてなくなる…。正直、アカの他人なら「さもありなん」という気持ちはあるけど、いざそれが自分の知り合いとなると、チトきつい。
プロブロガー宣言をする人はたくさんいるし、「稼いでる、ドヤ」と言う人もたくさんいるけど、「食えなくなりました」という話はあまり聞きません。私が本当に知りたいのは、ピラミッドの頂点にいる成功者の話ではなく、ピラミッドの土台となる末端の人の話。か、土台にもなれず、消えていく人の話。消えた後にどうなったかという話。
でもそういう人は、発信してくれません。だってすでに”そこ”を退場しちゃっているから。
仮にそういう人が何かの情報を発信したとしても、ピラミッドの頂点に君臨する大先生は「センスがないから」「才能がないから」のひと言でバッサリ切り捨てることでしょう。
成功者の話はさほどアテにならない
古くから、歴史を語り継ぐのは敗者ではなく勝者だと言われてます。勝者はなんとでも言えます。黒だって白にできるのです。例えは適切ではないかもしれないけど、これは「死人に口なし」と同じようなものです。
ネット上も同じ。ただ何をもって勝者と言うのか、その部分は曖昧ですが。
ネット上は稼げる話題に溢れている
こうして今日もネット上には「ネットビジネスなら簡単に稼げますよ」という釣り文句で、そのノウハウを売りつける甘い言葉で溢れています。それはもう、胸焼けを起こすほど。
私はそういった情報教材を利用したことは一切ないのでネット上に出回っている教材の内容は詳しく知りません。でも他の分野を見る限り、どんな世界でも「本当に稼ぐ方法」の核心部分は教えないのが常識。だってそれこそが、絶対に他に漏れてはいけないトップシークレットだからです。
せいぜいこの程度なら教えても差し障りのないような部分だけをチョロっと教えて、甘い夢を見させるのがいいところではないでしょうか?想像ですが。
なのに嬉々としてお金を払う人がいる。それが不思議。
つくづく、教祖の幸せは信者によって作られているのですね。
損切りはだいじ
それでも3年くらいで足を洗って現実社会に戻ったのなら、それはそれで賢い判断かも。
ここでやめたら今までのことが無駄になると、ギャンブル依存症さながら、次から次へと負けを取り戻そうとして右往左往してないだけマシです。
やっぱり、損切りはだいじですね。以上です。
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こんにちわ。
こんな記事を待っていました。自分の足元を見返すことができました。ありがとうございます。
コメント、ありがとうございます。