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【行列必至の超人気店】八王子ラーメン・タンタン

約7分



【行列必至の超人気店】八王子ラーメン・タンタン

平日の、しかも昼間のみ(11時~2時30分まで)の営業にも関わらず、連日長蛇の行列ができる八王子の超人気ラーメン店・タンタンに初めて行ってきました。

午前11時の開店時間に合わせ、約15分くらい前に店舗に到着。すでに店の前には3人ほど並んでいました。ところが…。

「3人ならラッキー!」と思ったのが甘かったです。すでに店内に入って着席している人がいて、入りきれなかった人が3人ということで、つまり、開店15分前で2巡目という順番。

その間にも次々と行列に加わる人は増えていき、11時にのれんが出た時点で私の後ろに15人ほど並ぶという盛況ぶり。

この人気の秘密はなんだろうと、期待に胸を膨らませること数分、やっと店内に通されました。

変則のカウンター席という小さな店舗。全部で11席くらいあります。こぎれいにしているけど飾り気のない、昭和な雰囲気漂うレトロな店です。

「2014食べログベストラーメン受賞」という張り紙が目立ちました。女性スタッフ3人で切り盛りしていましたが、テキパキとした無駄のない動き。

メニューはラーメンとチャーシューメンのみで、それぞれサイズによって値段が違います。

ラーメン・並550円、ラーメン・大 600円、ラーメン・特大 700円。そして並チャーシューメン 750円、大チャーシューメン 850円、特大チャーシュー メン950円という値段設定。

タンタンはチャーシューメンが人気

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この時点で「並チャーシュー売り切れ」の張り紙がありました。(上の写真は後日撮影したものを使用しています)

タンタンではチャーシューメンがとても人気らしく、「並がないなら大で」と注文する人もいました。

私は「並ラーメン」を注文。すると麺の固さを聞かれましたがそれも「ふつうで」とお願いしました。 みなさんの注文を聞いていると「玉ねぎ増し」と「麺は固めで」というのが目立ちました。

最初はとりあえずデフォルトで味わい、それによって次はどうするかでいいと思います。

ふつうでも茹で加減はちょうど私の好みの固さでした。さて、ラーメンが出来上がりました。いよいよ感動のタンタン初体験です。

タンタンのラーメンのお味は?

【行列必至の超人気店】八王子ラーメン・タンタン

見た目はふつうの八王子ラーメン。西八王子の人気店・五衛門よりもチャーシューが大きいという印象ですが、刻みタマネギと細く割いたメンマ、ノリ、濃い目の醤油、表面に浮かぶラードなど、どれを取ってもふつうの八王子ラーメンそのもの。

ところが一口スープを飲んだら、それまで食べてきた他の八王子ラーメンとは明らかに違います。(座っていたけど)腰が抜けそう。焦がし醤油の香ばしさが口に広がります。

ラードはけっこう効いていて最後までアツアツでした。けれど全くしつこくない、むしろ後味はすっきりとした印象が残ります。

「鳥がらをメインにしたダシ」との情報だけはあちこちのサイトで入手していましたが、淡白な味かと思いきや、インパクトはある、けれど主張しすぎてない絶妙のバランス。

タンタンの店主は楢原のみんみんのお母さんということですが、みんみんともまた違います。

八王子ラーメンは尾張屋滝井製麺所の麺を使うのが一般的なので、この麺は他の店で何度も食していますが、タンタンで食べた時が一番美味しいと感じました。

それだけタンタンのスープが尾張屋滝井製麺所の麺と合っているのかもしれません。あっという間に完食。

八王子ラーメンでチャーシューが美味しいというのはとても少ないけど、ここのチャーシューは絶品。「これならみなさんチャーシューメンを頼むわけだ」と納得。

でも私は食が細いため、この大きなチャーシュー一枚で満足です。夫は土日休みのためあまり頻繁には通えないと思いますが、どうしても食べたくなったらタンタンのために有給を取ってもらいます。

子安は八王子ラーメンの聖地

タンタンはJR八王子駅・南口から徒歩5分ほどの小さな店舗です。八王子は、北口と南口とでは雰囲気が全く違います。南口も再開発が進んでいますが、まだ昭和の面影を残したレトロな雰囲気がそこかしこに散りばめられ、庶民の生活感をダイレクトに感じます。

タンタンの住所は子安町。子安で八王子ラーメンと言えば思い出すのは初富士です。今は中野に移転しましたが、古くは子安に店を構え、この店が八王子ラーメンの元祖とされています。

そしてもう1軒はでうらです。

でうらも現在は台町で営業していますが、古くは子安時代の初富士で一緒に営業していたとのこと。

八王子ラーメンの発祥は初富士さんですが、元々は「でうら」さんの先代の方と一緒に営業されていた同じお店で、八王子駅南口の子安町にあったお店。 先代の「でうら」さんの店主が、大家なのか共同で営業されていたのが、今から40年以上前、子安町時代の初富士さんということになります。 約40年前の子安町時代の初富士さんは、カリスマ的な存在だったと言われていて、当時は誰もがその味を真似をしようとして、その領域には到達できなかったと言っている方もいます。 そのころのスープを一度飲んでみたかったな~。 その先代の初富士さんと一緒に経営されて、「八王子ラーメン」の原点から継承されたのが「でうら」さん、ボク的にはこちらも元祖の「八王子ラーメン」だと思っています。 南口の子安町から、先に「でうら」さんがこちらに店を移して、 初富士さんはその後、中野上町のほうに移転して、どちらも駅からは遠いところにあります。

情報源: 『八王子ラーメン老舗の「でうら」さん♪ 元祖の味わいをそのままに、毎日食べても飽きない八王子ラーメン! 透き通ったスープに感動♪』by なまらうまい : でうら[食べログ]

初富士とでうらがデフォルトであるとするなら、タンタンはその基本を守りつつ、オリジナルの要素を加えて独自の味を完成させています。

八王子ラーメンではあるけれど、それだけに留まらず、タンタンでしか出せない味をプラスしています。それはラーメンだけではなく、店内の雰囲気と周辺の町並み全てがマッチした感じで、それが人気の秘密と言えるでしょう。

噂を聞きつけて遠方からのお客さんも多いようですが、古き良き時代の八王子を知っている私には、なつかしさを感じさせてくれる特別な一杯に感じました。地元密着型の店、そんな感じがします。

なお駐車場は店の隣に3台分ありますが、かなり狭いスペースなので、大型の車種の方は近くのコインパーキングに停めるといいかもしれません。

でもこのあたりはコインパーキングが少ないのがネック。そのため早めに到着するか、公共の乗り物を利用することをおすすめします。
店舗情報 [dp_table width=”100%” class=”” highlight=true hoverrowbgcolor=”#aae8e9″ hoverrowfontcolor=”#465f60″ hovercellbgcolor=”#23b5df” hovercellfontcolor=”#fff”] [dp_tablerow title=”住所” icon=”icon-location” align=”left” class=”” bgcolor=””] [dp_tablecell align=”left” class=”” bgcolor=””] 東京都八王子市子安町1-30-6
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