バック・イン・ドック。この手作りのバックには思い出があります。
仔犬はワクチンが終わるまで、外でお散歩はできません。
ところがその時期は「三つ子の魂百までも」という言葉に匹敵するほど、犬にとって大切な大切な社会化教育の時期なのです。
だからお散歩デビューまでの日々はこのバックに入れて外の世界に慣らしていきました。
よその人やよその犬、あるいは人ごみ、少しずつ少しずつ馴致していきました。
そのために作ったバックです。
寒い時期だったから風邪をひかないようにとモコモコの裏地も付けました。
私、お裁縫なんて大キライです。
でも死ぬ気になれば、出来ちゃうんですよねー。人間の底力というのは不思議なものです。
そしてこの頃の最大の思い出はやはりこれ。
ヴィオレ、モデルになる
仔犬の躾の本にヴィオレが参加したこと。この時期にしかできない貴重な体験でした。
生後5か月のヴィオレはバスに乗って電車に乗って地下鉄に乗って都内の人混みを歩いてスタジオに向かいました。
本の撮影には丸一日かかったし、大人の私でさえ疲れたのに、よくヴィオレはがんばったと思います。
出来上がった本は日本文芸社の「トイ・プードル はじめての飼い方・しつけ方―写真とイラストでわかる愛犬と楽しく暮らすヒント 」という本。その時に撮った写真は以下。
つい昨日のことのような、それでいてとても懐かしいような…。
感慨深いなぁ…。
撮影風景の画像はこんな感じ。
この時の本も写真も、大切な大切な宝物です。
この画像を見ると、三島先生の「モデルさーん、お仕事ですよー」という声が今でも聞こえてくるようです。
ヴィオレを迎えたことで、普通に暮らしていたらできない経験をたくさんしてきました。その一つ一つが愛おしく、ヴィオレと暮らした日々はかけがえのない財産です。
全ての命は永遠ではない。だから今この時、この瞬間こそが宝なのです。
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