Violet@Tokyo

愛犬の診断結果は肺がん!根治を目指します

約6分



健康診断で肋骨の内側に怪しげな影が見つかった我が愛犬。所沢のがんセンターを紹介され、昨日行ってきました。

丸一日かけて詳しく検査をした結果、初期の肺がんであることがわかりました。

今の状態

現段階では他臓器への転移はなく、肺にできた腫瘍もたったひとつ、ポツンとあるだけ。しかも腫瘍は3センチにも満たない小さなもの。

体力面も13才という高齢ではあるものの、その割にはとても元気。腫瘍以外は特に問題になりそうな箇所はありません。全身状態がとてもいいため、これなら積極的な根治治療を目指せると判断。手術をして肺にできた腫瘍を取り除き、その後は年単位で様子を見ていくことになりました。

手術は3月11日。前日に入院して、順調なら1週間程度で自宅に帰れるそうです。

私の方からも、いくつかの質問をしてみました。

「がんといえば、よく”ステージいくつ”みたいな言葉で進行度を表現しますが、それだったらうちの犬はどのくらいですか?」と質問したところ、「ステージ1の、ごく初期のがんです」との答え。

また手術するにあたって、13才という年齢的な心配に対しては、愛犬の場合はプラスの材料がとても多いことを挙げて、こちらの心配を打ち消してくれました。

そのプラスの材料とは、がんにありがちな症状(食欲不振、嘔吐、下痢、体重の減少など)がまだ出てないこと。他臓器及び肺の中に転移がないというこの2つが、愛犬にとってはいちばんの強みだとか。

早期発見・早期治療とはよく言ったものです。年に数回やってる健康診断のありがたみを実感しました。

今後は愛犬のために、腫瘍科の担当医だけでなく、麻酔科の医師や外科の専門医がチームを作って治療にあたってくれることになりました。手術後も24時間体制で経過を見守ってくれるそうです。

先に診断結果と今後の治療方針を書きましたが、次項では昨日の流れについて詳しくご説明します。

精密検査の流れ

予約は10時15分。自宅から所沢まで、順調なら1時間半程度で行けますが、渋滞も予測して8時前に出発。途中休憩をはさみ、目的地に着いたのは10時前。

ネットの予約で飲んでいる薬やいつも与えているフード、自宅での様子等を伝えてあります。が、受付でもいつくかの質問事項があります。といっても食欲や愛犬の元気度を「10段階で表すならいくつ?」みたいな、とても簡単なものです。

元気度10、食欲も10。パパッとそれらを記入し、アニコムの保険証と紹介元であるかかりつけの動物病院から渡されたデータを提出して待つこと数分。受付の女性スタッフがやってきて、この日の流れをざっと説明してくれました。

まずは腫瘍科の医師による検査内容の説明と見積書の作成から始まり、納得したら同意書の提出。その後センター長による検診。精密検査をした後、診断が下されるという流れ。

精密検査は血液検査やレントゲンなど麻酔なしの検査をやった後に、麻酔をかけて細胞診、超音波、CT検査など、手術が前提なので全身をくまなくチェックしていきます。

その間こちらはやることがないので、いったん自宅に戻ります。

自宅に着いたのが午後1時過ぎ。なんだかすごく疲れてウトウトしているうちに、あっという間にお迎えの時間。再び所沢へ。

手術内容の説明

病院に着いたのは5時少し前。朝ほどではないけれど、病院内は相変わらず混み合ってました。

ほどなくして腫瘍科の担当医に呼ばれました。診断結果は冒頭に書いたとおり。

「がん」と聞けば確かにショックです。しかし出来てしまったものは取り去るしかないので、手術に対する躊躇はありません。せっかく根治治療が望める状態なのに、最初から緩和ケアを選ぶような消極的なこともしたくはありません。最高の医療を望みます。だからこの病院に来たのです。

ただ肋骨を削るなどの大手術になるため、術後の痛みは相当なものだろうと予測がつくので、それだけはほんの少しでも和らげてほしいと、強くお願いしておきました。

それに関しても、「痛み止めを使いながら回復過程を見守ります」との心強いお言葉が。でも我慢できない痛みがどのくらい続くのか、自分の経験上ある程度は察しがつきます。

がんと告げられてショックなはずなのに、「この病院なら安心して任せられる」という安心感によってショックが薄らいだように感じました。

あとは愛犬の生命力と病院のスタッフを信じてこの試練を乗り切りたいと思ってます。

インチキサイトはくたばれ

さてここからは余談。独り言です。

というか、最近の風潮に対する怒りです。金のためならなんでもアリ?

諸々の不安もあって、ネットで「犬 肺がん 難しい」というキーワードで調べているうちに偶然見つけちゃいました。インチキ度120%のサイトを。

なぜインチキかって?

信頼できる情報とは、所沢の病院のように安心感を与えてくれるのに対し、インチキサイトは不安を煽るのが特徴。これはどんなジャンルについても共通して言えます。

そこに書かれていることも詐欺師のテンプレどおり。

「犬の肺がんは他のがんに比べて非常に治療が難しい」「下手に手術なんてしないほうがいい」「抗がん剤は体力を低下させる」などとまことしやかに書かれてて、さんざん不安を煽った後にはお決まりの「免疫の力を引き出す食事」という文言と、怪しげなリンク先に誘うボタンが設置してあるサイトがあってね。

そのリンク先はメルマガ登録なんだけどね。そこまで持ち込めば、後は洗脳あるのみってことなんでしょうよ。

プロフィール欄はいかにもっていうくらい胡散臭そうな顔がデーンと貼ってあってね。しかもブサイク。

それらしき肩書きを名乗ってはいるけど、医師じゃないし。書かれてあるプロフィールだって、本当かどうかなんてわかりゃしない。そんなのはあくまでも”自称”だもの。いくらだってどうにでも書けますよ。

人間の代替治療が問題になり、ネットでカモをひっかけにくくなったからって、そのターゲットを犬猫にするなんて…。「ふざけんな」って言いたいです。

何の罪もないペットと、飼い主のペットを思う愛情を利用しているのがミエミエで、なんというか、本当にやりきれないわ。

最低限の人としての誇りをかなぐり捨ててまで、金が欲しいのでしょうか、この手の輩は。

もういいかげん、そんなインチキサイトはくたばれって感じ。

Googleさん、がんばってよ。こういうのこそ圏外にふっとばしてよ。

独り言は以上です。

 

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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