人を表面だけで見れば、この人にはこういう条件が揃っているから幸せだろうと勝手に想像してしまうもの。
お金があるから幸せ、いい車に乗っているから幸せ、立派な家があるから幸せ、子供や孫に囲まれて賑やかに暮らしているから幸せ、やりたいことが自由にできるから幸せ、安定した仕事があるから幸せ・・。
ところが実際は不満だらけというのはよくある話。こういった事実を知るにつけ、不幸とまでは言わなくても、幸福だと思ってない人が多いことに驚きます。こんな人こそ不幸です。そういう人たちに共通する特徴を考えてみました。
自分の子供を愛せない親
これは私の知り合いの話。
子供たちが自分の思いどおりに育たなかったと理由で、悪いところは全て配偶者のDNAのせいだと言い張る母親です。「父親そっくりだ」と事あるごとに言っては「私の子供ではない」が口癖です。彼女を見るといつもこう思います。
「間違いなくあなたの子供だよ。だってあなたにそっくりだもの」
子供は一人では作れません。「産んだのは誰?」と聞きたくなります。父親だけのDNAなんてありえません。
親が子供を嫌うのは、その子の中に自分の嫌いな部分があるからです。
いわば「自分の子供が嫌い=自分が嫌い」と言ってるようなもの。これほど不幸なことはありませんよね。
激しすぎる好き嫌い
子供を2人産んだとして、一人は好き、もう一人は嫌いと極端なカテゴリー分けをする人がいます。
ひとたび嫌い認定すれば「あの子は私の子ではない」になり、逆に好きなら「私の可愛いたった一人の子」という具合。
これは親のエゴもいいところです。子供同士の仲を引き裂く行為ですからね。
そういう人は子供に限らず、全てにおいてこの考えで、人をまるで物のように扱います。
飼っている犬まで自分になつかなければ「私の犬ではない」と、ひとかけらの愛情も関心も示しません。
長年の友達がいない
本当に心を許しあえる友達というのは、学生時代、主に十代の頃にできるものです。
大人になってからでも一時的には友達も作れますが、学生時代の友達とは質が違います。
その時に作れなかった人というのは、心の拠り所、いわば心の故郷がないような物足りなさがあるのではないでしょうか。
現実逃避
悪いことは全てなにかのせいだと思いこむ人がいます。例えば「自分が不幸なのは住んでいる土地のせい」と思い込んでいる人。どこに住もうと生活のパターンを変えない限り幸せにはなれないことからは目を背けます。
まとめ
幸せになりたいと思う心は誰もあることです。
でも自ら幸せとは程遠い世界にどんどん迷い込んでゆく人がいます。その原因は自分の中にあるのですが、それを認めない限り幸せにはなれないでしょう。
一度は潔く、全ては自分の身から出た錆びと引き受ければ自体は変わるのではないでしょうか。
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