人の集まりには派閥はつきもの。
面倒なことはイヤ。煩わしいことには関りたくない、付かず離れずでいようと思っている人も、気がつくと一定のグループに仲間入りしていることはよくあります。特にママ友やご近所付き合いが多い女性にはつきものです。
そんな時に注意してほしいのは、友達づきあいの延長のつもりが、いつのまにか派閥になっていたときです。派閥と仲良しグループは違います。
派閥と仲良しグループの違い
派閥と仲良しグループの違いを書いていきます。
- 派閥は同調圧力が強くてべったりした関係
- 誰かを誘って誰かを誘わないという、とても閉鎖的な集まり
- 仲がいいはずなのに、仲間内の悪口を言い合っている
- 心から信頼しあってない
- 一致団結するのは敵認定した人ができた時
- 敵認定すると、それまで親しくしてても平気で切り捨てる
- 人付き合いの基準は、自分の損得で決める
- その場限定の浅い付き合いでも許される
- 個々の生き方にまで干渉しない
- 行き違いがあっても修復できる
- 他人の噂話に対して上手にスルーする能力が高い人たちが集まっている
自分が属しているグループが、派閥か親しい仲間の集まりかの最大の違いは、そこにいて心地よい距離感をベースにした付き合いができるかどうかです。
うっかり派閥に巻き込まれないためには?
とはいえ、人と人はある程度つきあってみないとわからないのが本音ではないですか?
何も知らずに親しくなって失敗した。派閥に入りたかったわけではない。親しい友達が欲しかったと、言う人は多いです。
どっぷりそこに入り込むとグループを抜けるのが大変なので、最初から入らない方が絶対にいいです。
そんなときは自分なりの基準を模索してみてください。参考までに私が実践している見極め方をご紹介しますね。
- Aと話せばBの悪口、Bと話せばAの悪口
- 口を開けば噂話ばかり
- 他人の情報にはやたら詳しい
そういう人がそこにいるかどうかで、自分の立ち位置を考えるようにしています。
派閥は作る必要のない敵を作ることになる
相手のことがよくわからないうちは、悪口や噂話には絶対に共感しないことをオススメします。
共感=ソク、友達認定されてしまいますよ。
派閥を作りたがる人の基本的考えは、誰かをやっつけるために出来上がったインスタントの”お友達”です。根本的に友達の定義をはき違えているのです。
昔、「友達の友達は、みな友達だ」とお昼の人気番組で言われてましたが、派閥はこの逆。「友達の敵は、みな自分の敵」となるのです。しかも、味方しないと裏切り者扱いされてしまうことを恐れて、直接トラブってない者まで加勢するという、この悪循環。
友達を増やすどころか、友達を作ったつもりが作る必要のない敵まで増やすのです。
なぜ派閥を作る必要のか
些細なトラブルがあった場合、どちらかだけが一方的に悪いというのは稀有で、「あの人も悪いけど私も悪かったわ」というのがほとんどです。
しかし派閥を作りたがる人は、自分がいつも正しいと思い込んでいます。正と悪しかない、極端な考え方に走り、いかに自分が正当で、相手が間違っているかということばかりを必死に訴えます。
そして味方につけるのは、「そうだ、そうだ、あいつが間違っている」と、共感してくれる人です。
そうなると相手をやっつけることだけが無意識の目的になってしまっているから、仲が悪くなってしまった根本的な原因なんてとっくに置き去りにされてしまいます。そこが恐ろしいところです。
もつれた糸を解きほぐしていくうちに、根本的な原因は、案外単純なことだったとわかったとしても、意地と意地の張り合いで引っ込みがつかなくなり、結果、派閥のお仲間に救いの手を求めるのです。
最後に
このように派閥は平和を維持するというよりむしろ、逆パターンのことの方が圧倒的に多いので、面倒なことに関わりたくないという方は遠巻きに見て、加わらないことを強くオススメします。
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