いつからかは定かではないのですが、習い事や友達との約束などで外出する直前になると、なぜか億劫になります。
毎回、というわけではありません。
またドタキャンは相手に失礼なので、約束した以上、億劫でもとりあえず出かけます。
行ってしまえば楽しいのですが、家から出るまでがなかなかエンジンがかからない…。
その理由はなんだろうとネットで探してみたところ、同じように感じる人はとても多いみたいです。
「私だけじゃない」とわかるとちょっとホッとしましたが、それで問題が解決したわけではありません。
「こんな調子ではうっかり約束もできない」ということで、直前になると億劫になる理由と改善策を考えてみます。
億劫になる理由
時間の経過でテンションが下がるから
予定を立てた段階では「楽しそう」と思ってその場のノリでOKをしても、時間の経過と共に、約束した時に感じた「楽しそう」という気持ちは薄れてきます。
約束した時のノリ、つまり「楽しそう」という想像力のテンションが持続しないんですね。
するとどうなるか?
直前になると意識は出かけてからの楽しさよりも、家を出るまでにしなければならない身支度や、それまでに済ませておきたい野暮用に向かいます。
それを頭の中であれこれ考えているうちに、「ああ、このまま家にいたい」と、つい億劫になるのです。
約束そのものが最初からどっちでもよかったから
楽しそうだから、興味があるからOKしたのではなく、断りきれなくてOKをすることってないですか?私はあります。
断れない自分が悪いのですが、そういう約束ほど直前になると億劫になります。
こういうパターンなら「興味がないから」と、誘われた段階で断るしかないですね…と、それは頭ではわかっているけど、断るのが悪いという気持ちが先立つのです。
約束を義務と感じているから
「約束は守りましょう」
子どものうちから耳にタコができるくらい言われ続けたこの言葉。
それがストレスになっているのかも…。
「行きたい」と「行かなきゃ」では意味合いが全く違いますからね。
改善策
冒頭にも書きましたが、基本、億劫でも約束は守ります。
以下に挙げるのはドタキャンしないことが大前提。その上で約束当日に億劫になる気持ちを改善するための対策です。
約束前日の過ごし方を工夫する
「億劫になるのは毎回ではない」というのがカギです。
ノリノリで当日を迎える時と億劫になる時の違いに着目してみましょう。
億劫になる時って心身が疲れていたりしませんか?
疲れは形として見えないものですが、「億劫に感じる」と思ったら「ああ、心身が疲れているんだ」という心身からのサインを素直に受け止めることがたいせつです。
その上で、約束の前日は体を休める、気分転換を図るなどしてリラックスを心がけましょう。
出かける前にバタバタするのがイヤだと感じることがわかっているなら、前日のうちにできることを済ませておく。
それだけでも気が楽になりますよ。
できない約束はしない
結局はこれに尽きますよね。
ではなんで誘われた時にOKの返事をしてしまうのでしょう。
それは断るより受け入れた方がその時は楽だからです。
でもよくよく考えてみれば、約束をしておきながら後になってドタキャンのいいわけを探す方がはるかに困難です。
それなら最初にほんの少しの勇気を持って「NO」と言った方が楽なわけです。
ついでの楽しみを加える
誘いを受けるというのは自分が受け身なんですね。
友達の用意したプランに乗るということは、あらかじめ用意されたプロクラムに乗っているだけですから、自分が主ではないんです。
だから義務のように感じてしまう。
それなら出たついでにそこでしか手に入らないお土産を探したり、その近くに行く機会があったら、ぜひ立ち寄りたいと思っていたお店に足を運んでみようといった楽しみをプラスしてみてはいかがでしょうか。
少なくともその時間だけは受け身ではなく、自分が主になります。
日々のスケジュール管理を見直す
私の場合、日々予定が詰まっている時ほどこのような状態になります。
何の予定もない時は、自分のペースで好き勝手に行動したいという思いが強くなります。
それなら最低でも週に1日は何の予定もない日を強制的に作ってみるのも一つの手です。
一人の時間てたいせつですからね。
最後に
自分に思い当たる原因に対して改善策を挙げてみましたが、同じように悩んでいる方にも参考になるのではないですか?
行ってしまえば楽しいということは、行くまでの時間の過ごし方だけの問題です。
そう考えればプレッシャーは大幅に減るのではないですか。
夏の休暇を控えた今の時期、あちこちからお誘いがかかると思います。
くれぐれもできない約束はしないよう、誘いを受けたらこの二つの言葉をぜひ思い出してみてください。
- 約束は守るためにある
- 休暇は休むためにある
以上です。ステキな夏をお楽しみください。
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