Violet@Tokyo

いくら払っても終わらない楽天カードのリボ払い!そのヤバさは「人間やめますか?」ってレベル

約7分



今日、義兄がネットショッピングで作った借金を、全て払い終えました。

クレジットカードは便利だけど、間違った使い方をすると本当に怖いです。特にリボ払い。

業者にとっては飯のタネ。しかし「月々の支払いが一定額だから楽ですよ」と多くを払えない客の弱みにつけこんで、細く長く甘い汁を吸い続けようというのがリボ払いです。私にはそれが、エビで鯛を釣る方式に見えてなりません。

「人間やめますか?」レベルの借金地獄にもなりかねないリボ払いがなぜヤバイのか、その理由を詳しくお話します。

半分は利息

小難しい話はともかく論より証拠。まずは数字を見てください。これは楽天クレジットから送られた取引明細の一部です。月々の支払いを見れば一目瞭然。元本と利息額がほぼ同じです。この少し前はもっと利息分が多かったので、月々の支払額はこれより数千円多かったです。

でもこれがリボ払いの特徴です。サラ金並の利息じゃないですか?バカバカしいったらないですよ。

詳しいシステムは以下に記載されていますが、年利15%って、すごくない?

これではいつまで経っても終わらない

入院中のため、自分で支払いができないからと通帳を預かったのはふた月ほど前のこと。その中に楽天クレジットの取引明細が同封されており、それを見てびっくり仰天したというのは以前チラッと書きました。

今さらこんなことを言っても遅いかもしれませんが、「お金は人生をつなぐもの」という意識(危機感)がほんの少しでもあれば、こんなことにはならなかったはず。散財する人はみなこの意識が欠けているように感じます。

リボ払いって恐ろしいですね。内訳を見ると半分近くは利息なので元本はほどんど減りません。これではいくら払っても永遠に終わりません。

この取引明細は義兄が入院前に(1月末)自分で取り寄せたもの。後に聞いたところ、いくら払っても終わらないので、おかしいと思い自分で取り寄せたのだそう。

しかし時すでに遅し。この時の残高は約76万。もっと早く気付けって言うの!

義兄は即、早期決済のために約50万を楽天に入金。月約2万の支払い額は以下のようになりました。

それでもまだ元金は30万くらい残っている。正直、50万払うなら全額払ってスッキリすればいいのにと、このあたりも理解不能。だって残金がある限り、ずっと利息は取られ続けるのですから。

それで「バカバカしいから残りも全部支払おう」と義兄を説得し、残りの292,077円を今日、楽天に入金してきたわけです。

本人でないとオペレーターは取り合ってくれない

楽天コンタクトセンターに電話し、オペレーターに事情を説明しました。(TEL:0570-66-6910,営業時間:9:30-17:30)

ところが「本人でなければダメ」の一点張り。規定だから仕方ないとはいえ、「払うって言ってるのに…」と、ちょっとモヤっとしました。

聞かれることはせいぜい3つ

それで諦めるわけにはいきません。即病院に駆けつけ、病院の電話を借りて直接本人に電話をさせました。

聞かれたことはフルネーム、家の電話番号、携帯電話の番号など、本人でなくても親族であればわかることばかり。

さらに、「引き落としではなく振り込みになる。それには手数料が発生するけどそれでもいいか?」みたいな確認と「午後2時までに振り込みをしてください」といった細かい指示をされて電話は終了。

この時すでに午後1時過ぎ。今度は慌てて病院から銀行へ。指定された口座に残金を全額送金。義兄は振り込みカードを作っていたのでスムーズでした。こうして義兄は楽天のリボ払い地獄からようやく開放されたのです。疲れた〜。

リボ払いの怖さ

リボ払いによる買い物が始まったのは4〜5年くらい前からです。

明細によれば最初の数回は一括払いをしていましたが、ある時を堺にしてそれ以降ずっとリボ払い。

なぜリボ払いなんてバカな方法を選んでしまったのか、本人ではないのでこのあたりのことはよくわかりません。

楽天e-NAVIにログインし、管理画面に入ると以下のような項目があります。

たぶんこの画面から自動リボに変更した。あるいは楽天市場で買い物をする際に、「ポイント○○倍!」などの謳い文句に釣られて、どういうシステムなのかもわからないままリボ払いに変更したかのどちらか。

何年も前のことをいまさら「なぜ?」と聞いたところで、当の本人はすでに海馬と前頭葉が萎縮しているので答えられるはずもなく、ここでは「おそらくそうだろう」という結論に留めます。

しかし問題はここから。一度自動リボにするとその後の買い物で一回払いを選択しても、カード上はリボ扱いになってしまうのです。それは以下にちゃんと書いてあります。

自動リボについて。ネットを見ていると「知らぬ間に」という声もありますが、覚えてないだけで自分で設定しているのです。

気をつけないといけないのは、海外でキャッシングをするとリボ払いになるということ。「お支払い方法はリボ払いのみとなりますので、ご注意ください」と、以下に記載されています。

自動リボにしたら買い物の仕方を考えなきゃ

私もたまにクレジットカードを使いますが、リボの機能をつけていません。理由は面倒だからというごくシンプルなもの。使っても1回払いのみです。

そうすることで買い物のしすぎが防げます。たまに使う程度で、かつ1回払いにしておけば「今月はこの分の支払いがあるから」と、自分で把握できます。だからかんたんにお金の使い方をコントロールができるのです。

しかし継続的にずっと一定額が引き落とされ続けると、海馬が萎縮してなくても感覚が麻痺してしまうんですよね。そこが怖いのです。

別に何が何でもリボ払いが悪いとは言いませんよ?

要は使い方。仮に一つの買い物をリボ払いにしたら、その支払いが終わるまで次の買い物をしなければいいのです。リボ払いって、本来はそうするためにできたシステムのはず。

でもリボ地獄に陥る人はそうではありませんよね?

「月々の支払いが○○円だからまだいいだろう」と、次々と買い物をし続ける。総額いくら払うかなんて頭にはありません。月いくらなんです。

それでいてお金に対する執着だけは人一倍。半端なセコさとお金への執着とのアンバランスが、このような不幸を招くように感じるのです。

今、リボ払いをしている人はどうしたらいい?

カード会社によってシステムは違いますが、楽天クレジットの場合はまずコンタクトセンターに電話しなくてはなりません。(TEL:0570-66-6910,営業時間:9:30-17:30)

通話料がいくらかかりますとか、振込手数料がいくらかかりますなど、あの手この手でマイナスともとれるような確認をしてきますが、その分を払ってでも、とにかく繰り上げ返済をすること。そしてただちに楽天e-NAVIで自動リボの解除をしましょう。

最後に

こうして楽天クレジットだけは無事片付けることができました。

自業自得とはいえ何年間も払い続けた利息がいくらになるのかをざっと計算したところ、安い軽自動車約1台分が利息に消えたことが判明。もう、バッカみたい。

マネタイズに必死のアフィさんにとって、クレジットカードの話題は高単価ということで、ネット上には甘い言葉がズラズラ並んでいます。どう見ても金融のプロではなさそうな人が「リボ払いにするとポイントがつくから実質手数料がタダ」みたいな記事もいくつか目にしました。

紹介するのはいい。でもメリットだけでなくデメリットもキッチリ書いたほうが読者にはより親切だと、今回ばかりはつくづく感じました。



 

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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