謝罪のしかたによって、その後の結果が天と地ほど変わってくるのはよく知られた話です。
友達に謝罪をするときは、相手に対する甘えがあるからよけいな自己弁護やよけいなひと言が加わってしまいがちです。そのため謝るのならメールではなく、直接会って伝えた方がいいという理由を、この記事では書いていきます。
気分を害する謝罪メール
これは以前私が経験したことです。
あることで友人からキツい言い方をされたことがありました。内容自体は本当にささいなこと。私もその場は少しムッとしたけど「まぁ、別にいいわ」程度で、一晩も立てばケロッとしてました。
ところが翌日こんなメールが届きました。「忘れてたらいいんだけど、一言言い過ぎた。ごめん。」から始まる言い訳メール。冒頭の「忘れてたらいいんだけど」と、いきなり上から目線もそうだけど、その後も謝っているのか言い訳しているのかよくわからない文面。
「何を伝えたいのだろう、この人は」と、前日の出来事よりも、その文章を読んだ瞬間、イラッときました。むしろこんなメールはもらわない方がよかったと思いました。
でもこれがメールではなく、直接会って伝えられたなら、同じ言葉でもこちらの感じ方は違ってたと思います。この出来事を通してそれ以降、友達に謝る場合は直接会って伝えた方がいいと考えるようになったのです。
謝罪に言い訳を挟む理由
それにしても、謝罪に言い訳を挟む人の、なんと多いことでしょう。以下にも書いたとおり、逆効果でしかないというのに。
謝罪とは、自分に非があることを認めた上で、相手に許しを請う行為。
一方言い訳は、自己正当化そのもの。
自分に非があり、かつ許しを請う立場なら、「正当化している場合じゃないだろう」ってことになるわけですが、謝罪が下手な人ほど保身が先走って、余計な言い訳を始めます。
それつまり「自分は悪いことをしたとはこれっぽっちも思っていません」という表明です。
悪いと思っていないのに、「とりあえず謝っておけばいいんだろ?」みたいな気持ちで謝罪されたら、相手はどう思うでしょう?
まぁふつうに、バカにされたと思うでしょうね。怒りの火に燃料を注ぐようなものです。
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自分では説明しているつもりだけど相手に言い訳だと受け取られたら、やはり誠意が欠けているということです。
本当に大切なことは、かんたんな言葉で通じるものです。文章力の問題ではありません。
伝わらないとしたら、誠意がないからです。
直接会った方が誠意は伝わりやすい
直接会って相手の顔を見てというのも、ひとつの誠意の証です。些細なことだし友達だから手軽なメールで、となりやすいけれど、些細なことでも相手のもとに「わざわざ出向いて謝りに行く」という行動に出た方が、より率直な気持ちを伝えられるのではないでしょうか。
それが難しい場合はもちろんメールもありだけど、どちらにしても友達だからこそ甘えない、手を抜かない。つい忘れがちだけど、だいじなことです。
もしそんなシーンが訪れたら、きちんと誠意を伝えて信頼を得られるようにしていきたいですね。
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