今年ほど、謝罪の仕方がまずかったために、より事態を悪化させてしまったケースを目の当たりにした年はありません。特にネット上の、炎上芸人と呼ばれる人たち。実にバラエティ豊かな面々が勢揃い。おかげでとうとうネットウォッチが日課になってしまいました。
と話が逸れましたが、彼ら・彼女たちの言動に注目した結果、どのような謝罪の仕方がNGなのかが見えてきました。
言い訳に終始した謝罪
以下の記事などはとてもわかりやすいのでご紹介。
・一度きりの人生だから、自分らしく生きたい
(多くの人を傷つけ、子供たちに一生残る心の傷を残すことが貴方らしい生き方なのですか?)
・こんな状態なら別れた方が子供たちも幸せだ
(貴方が一方的にそんな状態にしたのではないですか?)
・子供達も分かってくれるはず
(子供たちが成長して真実を知ったときに言ってください)
・前から離婚をしたいと思っていた。離婚したいという気持ちと浮気は関係ないから黙っていた
状況から察するに、トピ主に対する元奥さんからの謝罪で始まった話し合いだと思われますが、
話し合いの中で出てくる元妻の「自分の行為を正当化する言い訳」に心底嫌気がさした
とあるように、謝罪がいつの間にか言い訳になってしまい、結果裏目に出てしまった残念なケース。
それにしても不倫する人の言い訳って、見事なくらい同じですよね。引用の文面を読んだ瞬間、少し前に離婚・再婚で炎上した、某自称・有名ブロガーと同じような文章だと思いました。この手の人種は脳の構造が同じなのでしょうか?
それとも不倫業界には、一問一答に備えた秘密のテンプレでもあるのでしょうか?
なぜ言い訳が裏目に出るのか?
謝罪とは、自分に非があることを認めた上で、相手に許しを請う行為。
一方言い訳は、自己正当化そのもの。
自分に非があり、かつ許しを請う立場なら、「正当化している場合じゃないだろう」ってことになるわけですが、謝罪が下手な人ほど保身が先走って、余計な言い訳を始めます。
それつまり「自分は悪いことをしたとはこれっぽっちも思っていません」という表明です。
悪いと思っていないのに、「とりあえず謝っておけばいいんだろ?」みたいな気持ちで謝罪されたら、相手はどう思うでしょう?
まぁふつうに、バカにされたと思うでしょうね。怒りの火に燃料を注ぐようなものです。
言い訳が多い人は他人の感情には鈍感
言い訳がましい人って、そのあたりの気持ちを汲み取る配慮に欠けている人が多いように感じます。
やっつけ仕事的な態度の謝罪が、いちばん反感を買うことを予測できないのです。形だけの謝罪はしてみせるけど、なぜ謝罪しなければならないのかについて、頭でわかっていても心でわかってない。とりあえず謝らないといけないかなという軽い感じで、「片づけなければならない、面倒な仕事」程度の位置づけ。
だから、「謝ったんだから、もういいだろう?」と、次の瞬間脳内では、きれいさっぱり「なかったこと」にできるのです。相手に伝わってる・伝わってないなんて、まるで関係なし。どこまでも自分、自分、自分。
それじゃあ当然、相手には伝わりませんよね。伝わらなければ謝罪とは言いません。
すると次はどうなるか?
「謝っているのに、いつまでも許さない相手が悪い!この粘着野郎」と逆恨み。
挙句、「自分が被害者だ」という意識にすり変わるのです。
そうなればますます溝は深まります。関係修復なんて、ほぼ不可能ですよね。
しこりを残さない謝罪の仕方
なので謝罪をするときは、余計な言葉を挟むことなくひたすら謝る。コレ、もう常識。
謝ったところで、なにも命まで取られるってわけではありませんから。
間違っても謝罪と言い訳をセットにしてはいけません。運良く弁明の機会が与えられた時だけ、要点のみを言葉少なめに伝える。
そのほうが、はるかにスムーズにコトが運ぶし、後々しこりを残す可能性は最小限ですみます。
最後に
全く失敗のない人なんていないし、いざその立場になってみれば、我が身可愛さでつい余計なことを言いたくなるかもしれません。でも謝罪の仕方がまずかったことで、全てが台無しというのは、とてももったいないと思うのけです。
やっぱり謝る時は、「余計な言葉を挟まずに素直に謝る」という基本がだいじですよね。反面教師としてキモに命じておきます。以上。
コチラもオススメ
最新情報をお届けします
Twitter でvioletをフォローしよう!
Follow @violet2005