最近あちこちの媒体で山口智子・唐沢寿明ご夫妻のラブラブぶりが話題を集めています。
その中でも特に物議をかもしているのは、雑誌「FRaU」3月号に掲載されたインタビューの発言。
「私はずっと、『親』というものになりたくないと思って育ちました。私は、『子供のいる人生』とは違う人生を歩みたいなと。だからこそ、血の繋がりはなくとも、伴侶という人生のパートナーを強く求めていました」
「私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです。人それぞれ、いろんな選択があっていいはず。もちろん、子供を持って初めてわかる感動もあると思います。実際に産んでみないとわからないことだと思うけれど。でも私は、自分の選択に微塵の後悔もないです。夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです」
情報源: 「子供を産んで育てる人生を望まない」と明言した山口智子の潔さが素晴らしい – messy|メッシー
「子供まだ?」攻撃に辟易した新婚時代
これはまさにド・ストライク。新婚当時から長年言いたくて言いたくて仕方なかったことを山口智子さんがスパっと言い切ってくれました。もうブラボーですよ。
さすがに最近は「赤ちゃんまだ?」と聞かれることはなくなったけど、結婚してから5年以上は「赤ちゃんまだ?」攻撃なんて日常茶飯事。
親戚の集まりがあれば年配のオヤジは決まってこう言ったものです。「早く産んでくれないと、俺は心配で、死んでも死にきれない」
産む人生も産まない人生もあっていいはず
あれから20年以上経ちますが、そのオヤジはまだしぶとく生きてます。
つまり私が子供を産まなかったおかげでそいつは長生きできたわけです。というのは冗談ですが、この人のように結婚したら子供を産むのが当たり前、子供がいない人生はおかしいと信じて疑わない狂信的な子供教信者はゴロゴロいます。
自分がそう信じるのは勝手ですが、他人にそれを押し付けるのは迷惑以外なにものでもありません。彼らは山口智子さんのような「人それぞれ、いろんな選択があっていいはず」という柔軟な考えを持ちません。
子持ちのハラスメントに耐える子なし夫婦
ひどいのになると、子供がいないと知れば「それはさぞお寂しいですね」と言ってくるのもいました。それで慰めているつもりにでもなっているとしたら見当違いもいいところ。よく知りもしないで他人の人生を勝手に寂しいと決めつける視野の狭さには呆れるばかりです。
あるいは「なんで作らないの?」と、真顔で聞いてくる輩もいました。
そんな立ち入ったことを「なんで?」とあたりまえのように聞いてくる神経を疑いましたが、子供がいないことは、この手の輩から見たらよほどおかしなことで常識から外れたことに映るのでしょうか。そうでなければ「なんで?」という疑問にはならないと思います。
このように月日は流れても、程度の差こそあれ、今もその考えは根強いと思います。たまに「子なし=負け犬」とか、「子供をもってこそ一人前」的な考えに遭遇しますからね。
子供を持つのが絶対的な多数派と考えれば、少数派の「子なし」は、この手のハラスメントに匹敵する心無い言葉にもじっと耐えるしかないようです。心の中でアッカンベーでもしながらね(笑)。
結婚も出産も自分のためであるべき
そこに一石を投じてくれたのが今回のインタビュー記事です。「人はどうあれ、私はこうしたい」という願望にとても正直に従い、その言葉に責任を持つ潔さを感じます。家のためでもなく、世間体のためでもない、自分のための結婚…。でもそれこそが本来あるべき姿のはず。
こういうことをサラッと言えるって、とてもステキなことです。本当に幸せに生きている人というのは、他人の人生を否定しないものだと、彼女を見ていてつくづく感じます。私もこれまでと同様、夫としっかりと向き合って、日々の幸せをかみしめたいと思っています。
最新情報をお届けします
Twitter でvioletをフォローしよう!
Follow @violet2005