Violet@Tokyo

キラキラ起業女子が簡単に洗脳される理由

約 6 分

最近何かと話題のキラキラ起業女子。以下は彼女たちの実態を特集した番組です。実は巧妙にdisられていることにも気づかず、注目を浴びた喜びに満ちています。

”女子”と言ったってアラサー、フラフォーの、いい年を召されたお姉さま方。

  • 月に一万円稼いでいる人は20%、8割はそれ以下
  • 収益よりキラキラ活動の出費の方が多い
  • 先行投資にお金を惜しまない

実はセミナー運営者(講師)がいちばん儲けていることに何ら疑問も感じないどころか、喜々として大枚の金をつぎ込む気前の良さを見るにつけ、「ああ、日本はつくづく平和なんだな」と、ホッコリする今日このごろです。

それにしても家庭もあり子どももいて、生活には全く困らない。そんな分別のある大人がなんでコロッと騙されちゃうのかね?というのが今回のテーマです。

ネットでカモにされる人の口癖

キラキラ起業女子に限らず、最近ネットで問題になっている人たちに洗脳されている人も同様、みなさん決まってこう言います。

  • 「自分らしく、自由に生きる」
  • 「時間に縛られない自由な働き方」
  • 「一度きりの人生、好きなことを仕事に」
  • 「人生は山あり谷ありが面白い」
  • 「後悔はしたくない」
  • 「まずは行動」
  • 「顔出し・実名が安心感を与える〜それが覚悟の証」

大金をつぎ込み甘い夢を見る人たち

散々出尽くした誰かの言葉をコンサルの材料として使っているのであれば、得るものなしというのもわからず、ネット上にゴロゴロ転がっている程度の教えをありがたがって真に受けて、挙句大金をつぎ込むだなんて、世間知らずもいいところ。盲人が盲人を導けば、いずれも溝に落ちるって知っているのかしら?

「集客のため」という大義名分があるようですが、やっていることを見ていると、本気でビジネスをしたいのか?ネット上で注目を浴びてチヤホヤされたいのか?意味不明。

けれど彼女たちの顔は瞳孔開きまくりで実にキラキラ輝いている。これこそ骨の髄まで洗脳されている証拠。もはや救いようのない狂信的な信者の顔──これを教祖側から見れば「飛んで火にいる夏の虫」とも言うが。

でも唯一の救いは、彼女たちは大金を注ぎ込んでいい夢を見れる優雅なご身分であるということ。

それができる家庭環境がある分だけ幸せなのです。

だって本当に生活かかっていたら、もっと必死になって現実世界に目を向けて、生きた金の使い方をしますもの。

詐取する側もそれがわかっているから「金はあるところから取ればいい」と思うだろうし、最後に感謝の言葉までもらえるから、罪悪感どころか自分はいいことをしているような気分に浸れます。双方、持ちつ持たれつの関係がいい具合に出来上がっているのです。

なぜ洗脳されるのか

「運命は性格の中にすべてある」とは芥川龍之介の言葉。

これまで色んな人を見てきたけど、不幸になる人は不幸になるための道をわざわざ選択しています。

その元になるのがチンケなプライド。何者でもない自分を、人より優れてる特別な人間だと思いこんでしまったことがそもそもの原因。まぁ、思い上がりと自惚れです。

  • 人より優れている私は、優れた生き方ができるはず
  • 人より優れている私は、平凡な人生で満足してはいけない
  • もっと私にはふさわしい場所があるはず

ところが現実は違う。そう思っているのは本人だけ。

他人の目ばかり意識しているから、一歩離れた位置から自分を客観視できない。客観視どころか近視眼的にしか物事が見れないから、「後悔したくない」をスローガンに、感情だけが先走ってどんどん突っ走る。──これを暴走と言う。前向きと暴走の意味を根本的に履き違えている。

また他人の目ばかり意識しているから、人の表面(特に華やかさ)にしか目が行かない。

しかも他人の助言に耳を傾けない。反対されればされるほど、意固地になっていくあまのじゃく。

反省しないから後悔する

人生なんて反省の連続。なのにそれが間違いだったと気づいても、自分がバカだったとは認めたくない。だから軌道修正できずにどんどん深みにはまり込むのです。

そして、どうにもこうにもならなくなってから後悔するのです。途中にいくつもの反省ポイントがあったというのに…。

不幸な選択をする人って、このような負のスパイラルの中でグルグルしています。

洗脳とは、自分らしい生き方から遠いところにある


そんなジレンマで悶々としているとき、ふとネット上でキラキラしている人(「私は儲けてます」アピールのために一流ホテルでシャンパンを飲み、おしゃれなカフェでスイーツを食べている画像)を見ると、それが金メッキであることもわからず、なりたい自分の理想像を重ねて「私もあの人みたいになりたい!」と、同化の意識が芽生えるのです。

こういう人ほど絶対的指針を求めるから、「藁にもすがる思い」で飛びつきます。

まともな判断力があれば、私生活を切り売りしている時点で怪しいと気付くのですが、こういう人は金メッキさえほどこしてあれば、仮にそれが泥でできた船でも、平気でヒョイと乗り移っちゃいますよ。だってブログって、毎日読んでると書いている人のことすべてを知っている錯覚になるから。

あとは坂道を転げ落ちるかのように、言動や生き方に至るまで真似します。それが証拠にみんな同じことを言ってるでしょ?

せっかく「一度きりの人生」を歩んでいるというのに、一体どこが「自分らしい生き方」なのでしょうか?

これが不幸な選択をした挙句に、どうしようもないものに洗脳されていく人の図式です。

これから起業を目指す方へ

私の父は脱サラで商売を始めたけど、元は江戸時代から続く商家の生まれ。そんな父の口癖はこうでした。

「どんなビジネスでも、どんな時代でも、身の丈ってあるんじゃないかと思う。
その身の丈に合ったことをしていくことが大切なんじゃないかと思う。
それは夢を持つな、大層な夢を抱くなってことではない。
自分の身の丈を忘れた人間は、背伸びした自分の無理に押し潰される。
背伸びし続けていれば、不安定で、いつか転ぶ。
でもしっかりと足を地面につけていれば、何かが頭上に来たときにパッと取れるんじゃないかな」

あとこんなこともよく言ってた。「物事には時期がある。思うようにコトが運ばないときは棚卸しをしてみろ」って。「何が余計で何が足りないのかを確認しろ」という意味です。つまり他人に感化されている場合じゃないよってこと。キラキラとは正反対です。

こんな逸話もあります。兄が車を買うと言い出したとき、私に「フェラーリの中古で安いのがあるんだよ」と言ってきたことがありました。

「だいたいフェラーリ自体ふつうはいくらなのよ?」と聞いたら、いくらいくらだと答えました。

そのとき、傍にいた父が兄にこう言いました。

「フェラーリを買うような人間はな、フェラーリの値段なんか知らないんだよ」

つまり、フェラーリを乗るにふさわしい人間は値段をいちいち調べるようなレベルの人たちではないということ。我が父親ながらいいことを言うとそのときも思ったけど、兄は素直にカローラを買いました。だから今、父の後を継いでいられるのです。

洗脳する側及び洗脳されている人から見れば、このような考えはきっと「ダサい」と笑うでしょう。多くの人が「これからの時代のビジネス論」についてあれこれ語ります。でも要は、本物は生き残り、偽物は消え去るだけのこと。

本気で起業したいのなら、表面ツラのキラキラより、まずはビジネスの基本をしっかりと。それが時代を超えて長く生き抜くコツですよ。

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(最終更新:2017/11/15)

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