誰もが嫌がる町会の理事、これは２年間続くし、行事があるごとに駆り出されるから、順番が来たらどうしようと思っていました。

すでに隣のブロックまで来ていて、「来年度はこちらのブロックで誰か理事を出してくれ」と、今日になって現理事・Tが訪ねてきました。

それとは別にブッロク長という１年だけの仕事がありますが、それはこの一角の住人たちに回覧板を回したり、年に一度、町会費を集める程度です。それは現在私がやっています。

ブロック長の仕事は簡単なので問題はありませんが、理事は誰もが嫌がります。

その他にもう一つ、婦人部の理事というのがあります。それは来年度、私に回ってきます。

その順番決めは、今までは引っ越してきた順番どおりに回っていました。隣の仲の悪い人が一番古いので一番手になるのですが、その人は「来年度はブロック長が回ってくるのでできない」と、現理事・Tに言ったそうです。

本来なら「こういうわけでお願いできないでしょうか」と、自分で頭を下げてうちにお伺いを立てるのが筋。

でも常識がないのか頭が悪いのか性格が悪いのか知りませんが、そんなことはしません。

もちろん断りました。

「いくらブロック長が回ってくるといっても、年に一度、５月に町会費を集めるくらいしか仕事がないのだから、そんなことは理由にはなりません。今までずっと順番どおりに来ていたわけだし、各自があれこれ理由をつけて勝手に乱すようなことをすれば、順番がぐちゃぐちゃになる」と言いました。

「そういうわけで順番どおりにお願いします」ときっぱりと言って断りました。

困ったのは現理事・T。うちのブロックを数軒回って、最終的にうちの直後に引越してきたお愛想笑いが得意なイノちゃんの所まで行ったみたいです。きっと彼女のことだから、ヘラヘラしながら「いいですよ」と引き受けたに違いありません。

本人がいいなら勝手だけど、ただ利用されていることも分からずに、なぜいい人ぶりたがるのかしら？理事は２年続くという計算ができないのでしょうか。来年度は隣がブロック長でも、その次の年にはイノちゃんに行きます。さらに同じ年は、婦人部の理事も、順番どおりならイノちゃんです。同時に３つの役員を一人で引き受けるつもりなのかしら？

もしその時になって「できない」と言ったら、「だから勝手な理由をつけて順番を変えれば、結果的にグチャグチャになって、周りに迷惑をかけることになる」と、はっきり言ってやります。私は「順番どおりに」と言ったから、一切タッチしませんけどね。その場だけいい顔をしたいからと、先のことを何も考えないのがバカの証しです。

隣は多分「商売をしているから」と、都合のいいことを言っているんでしょうけど、同じ住人である以上、商売を理由にはできません。

商売をしている人は世の中ゴマンといます。商売だけが特別ではありません。

みなどこの家でも収入の手立ては何かしらあって、それがたまたま自営だというだけのことです。家で仕事をするか外に働きに行くかだけの違いです。それを優遇する必要なんてどこにもありません。

現理事・Tだって自営業です。現理事・Tは、奥さんがタイ人だから、役員の仕事は休みの日にご主人がやっています。夫婦が協力してやろうと思えばそうやってできるはずです。

それに商売と言ったって、せいぜい内職程度の物です。謙虚な性格で腰が低いならともかく、頭一つ下げることだってしない”お山の大将”です。

それどころか、うちはその人からさんざん嫌がらせをされてきた以上、その人を助けることなんて、死んでもしたくありません。どうしても理事が嫌なら町会を抜ければいいのです。いや、できれば引っ越していって欲しいです。目の前から跡形もなく消えてくれたら、どんだけさっぱりすることか・・。

本当は隣がやるべきですが、そこがどうしても嫌だと言うなら次にもう一軒あります。その二軒があるのに(しかも誰もが納得できる理由もないというのに)うちがやる必要なんてないでしょう。

でもそこは現在婦人部の役員をやっていることと、体調が悪いことを理由に断ってきたそうです。現在婦人部の役員でも、来年度は私だから、それは断る理由にはならないと思います。それに奥さんが体調が悪いと言っても、ダンナは家でプーラプラしているんだから、ご夫婦で話し合えば？って感じ。そこの奥さん、体調が悪い割には井戸端会議は熱心みたいだし、痩せた雰囲気も全くないし、最近は元気にウォーキングを始めたみたいですが、理事となると病気になるのかしら。ホント、変なヤツらの集団だよ、ここは。

この場合、常識的に考えれば、「来年度は理事を２年間やるから、申し訳ないけどブロック長を他の人が先にやってくれないか」と言うならまだわかります。ブロック長の方が仕事は楽だし、任期は1年ごとだから、多少の前後は仕方がないと、誰もが思うでしょう。

たった1年のブロック長を理由に、「できない」と言い張り、2年続く面倒な役を他の人に押し付ける神経がわかりません。

と、そんな話しをしていたら、夫は「あのばあさんは並の神経じゃないから平気でやるんだよ」と言いましたが本当にその通りです。

だってブロック長は１年だけで、しかも主だった仕事は、５月に年間の町会費を集めればそれでほぼ終わりです。しかも翌年はフリーだから、２年間まるまるできないという理屈は通りません。

この場合、イノちゃんのように「仕方がないから」と、言いなりになっておとなしく従う人がここでは「良い人」になるのかもしれませんが、私は、便利に利用される「都合の良い人」にはなりたくありません。

先に越して来た二軒がやらないうちに、うちがししゃり出る必要なんてないでしょう。と、それをまた夫に言ったら、「当たり前だ」と言われました。

以前の私なら「こんなことを言ったらどう思われるか」と、心にしまって我慢してやっていたかもしれません。でもそんなことをしても、自分のストレスになるだけなので、思ったことははっきりと口にします。昨日、それを実行できたことでかなりすっきりしました。