新しい年を迎えると、必ず目を通すのが石井ゆかりさんの占い。
今年のふたご座のキーワードは「変化」とありますが、ふたご座に限らず、年頭は変化を意識する人が多いみたいです。
あちこちのブログを読んでいると、この時期は各自の心の器の奥底に秘めた内側に触れる機会が多くて、その中には「嫌いな自分を今すぐ変えたい!今年から変わります」という文言もありました。
最近は変化することが美徳みたいな風潮があります。
「変化を恐れるな!」とあちこちで意識が高い人たちはそれを叫び、それを受けて変化に憧れ、変化を求め、変化をスローガンに掲げる人の、なんと多いこと。
なぜこんなにも変化に憧れるのか、そんなに今の自分が嫌いなのかと、逆に私はちょっと不思議に感じます。
確かに変化なしくして人は生きられないし変化しないものなんてないけれど、だからといっていついつから「変わります」と宣言して、その日から急に変われるものでもありません。むしろ無理やり急に変えようとするのはひずみが生じます。その結果、年の終わりには「今年もダメだった」と落胆するの繰り返し。
なぜそうなってしまうのかを考えてみます。
変化できない理由
例えば太った自分がイヤだからと、魔法のサプリで短期間に10キロ痩せたとします。でも長い時間をかけて日々の生活を変えない限り、あっという間に元の木阿弥。
また変化に憧れ、変化を望んでいるわりには、いざその場面に直面すると魔法のサプリという楽な手段を選んでしまう人も多いです。「日々の生活を変えるなんて、そんなまどろっこしいことはしたくない」と、いきなりスーパーモデルを目指して魔法のサプリに頼ろうとする時点でデブ体質とは永久におさらばできないのは言わずもがな。
それこそがちっとも変われない最大の理由です。
だからもし、何年経ってもちっとも変わってない自分に気づいたら、それは真摯に生きてないか、もしくは魔法のサプリをアテにするといった、理論もクソもない、ずさんな計画の結果でしかないのです。「痩せたい。だけど食いたい、ラクしたい」みたいな?
便宜上ここではダイエットを例にしてますが、どんなことでもそれは同じ。
「今さら」みたいな誰もが知ってるごく簡単なこと──例えば間食をやめてみるとか、1日何分運動してみるといったあたりまえのことには目もくれず、なぜ太るのかも考えず、大枚はたいて簡単で楽な方法に飛びついては失敗し、「私はダメだ」と嘆くばかりでは100年経っても200年経ってもやせられない。
最後に
人は日々真摯に生きている限り、今日明日無理に変わろうとしなくても、気がついたらいつの間にか変化して、はるか高見に到達するもの。その過程の中で自然と新しい流れや習慣が生まれて、その結果として自然に変化できるのです。以上。
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