Violet@Tokyo

上から目線が鼻につく!人生相談のカウンセラー気取りになる人

約5分



あなたの周りに「人に言えないような悩みがあったらなんでも私に打ち明けて」と、親切そうに振る舞う人っていませんか?

彼女・彼らはこれまで何人もの人生相談を受けてきた「自称・人生のエキスパート」といった怪しげな看板を高々と上げ、お金や人間関係などを始めとするデリケートな部分にまでズカズカと介入したがるのが特徴ですが、自称はあくまでも自称。

それを真に受けて悩みを打ち明けたりしてはいけません。

人生相談なんぞに頼るな!

翌日になるとその人しか知らないはずのあなたの悩みが周囲に知れ渡り、「ただのネタ欲しさだったのね!信じた私がバカだった」となるか、知れ渡るまでいかずとも、「打ち明けたはいいけど、いつか周囲に知れ渡るかもしれない」とビクビクするか。

聞き役だったはずの人が「私はー、私はー」と自分語りを始めた挙げ句、「その人だけの経験や失敗談」が「全世界の教訓」であるかのごとく、上から目線の説教を聞かされた挙げ句、「後は根性でなんとかしろ」と言われてモヤモヤするか、まぁ、そんなところ。

素人はあくまでも素人です。自分の経験でしかモノを語れないから自分語りに走るけど、自分の経験だけが全てではないということに気づいてない。だから解決する能力もないくせして、平気で他人の人生に首を突っ込むような、無謀なことをしようとするのです。

恋愛経験のないヤツほど恋愛を語りたがるのと一緒で、それなら回答者がたくさんいる小町でも読んでいたほうが、はるかにマシ。「悩みは自分で抱え込むより、誰かに打ち明けた方がすっきりする」と言いますが、それだって相手によりけり。

要は自分!

結論から言えば、人にはうっかり言えないような、重大な悩みは自分の心に留めておくしかありません。その上で、解決に向けた糸口は、自分で模索するしかないのです。

自分で必死に考え抜いた末に得た答えなら、必ずそこから道は開けていきます。やがてそれが自信となってあなたの背中を後押しするでしょう。

でもかんたんに答えを見つけたいという思いから、その手間隙を惜しんで正しい答えにたどり着くまでの道のりをはしょったりすると、「自称・人生のエキスパート」という怪しげな人物の餌食になる可能性もあるのです。

つまり、だいじなことほどインスタントは控えろってことです。

ただし、もしどうしても自分の手には負えないような問題(生命・財産に関わる案件)なら、専門家の元を訪ねることをオススメします。

お金などは特に、専門家しか介入してはいけない分野。ちょっと勉強して詳しい程度の人に聞くのが最も危険です。

「他人の不幸は蜜の味」の進化系か?

さて結論から先にお伝えしましたが、なぜいきなりこんなことを書いたのかというと、身近に他人の不幸話をネタに、自己の存在をアピールしたがる人がいるからです。

特徴は上記に書いたとおりで、本当に解決能力があるかといえば、そうではありません。薄っぺらさは隠しきれず、大工でもない人が「家を建ててやる」、医者でもない人が「病気を治してやる」みたいなハッタリであることは、少し会話をすればすぐにわかります。

ただ自分が必要とされたい、尊敬されたいという自己顕示欲から発した行動なので、相談をしたところで最後は答えにもならない根性論を織り交ぜて「あなたにも落ち度があったんじゃない?」と、上から目線の説教を食らうか、どこかの誰かが言ってたような、誰もが知っている「いまさら」的な使い古された正論をトクトクと垂れ流すかのどちらか。

それにしてもなぜ自分のキャパを大幅に超えた、できもしない相談を引き受けたがるのでしょうか?

そこまでして誰かに頼られたいのでしょうか?

私にはその方が不思議でした。

人の不幸を知って自分はマシと思いたい

それで思い出したのは、子供の頃、実家近くに住んでいたあるおばさん。

他人には熱心だけど自分の家庭はそっちのけ。だから子供は小学生のうちから万引きするわ、家庭内はギスギスするわで、「おいおい、他人の相談なんか引き受けている場合じゃないだろ、自分のことをまずしっかりしろよ」と言いたくなる、まさにそんな人。

今身近にいる「自称・人生のエキスパート」も、噂では息子さんが何回も職を転々としているとかで、家庭内では色々な問題を抱えているらしいです。

後にその話を聞いて「だから、自分からわざわざ悩みを募集するのか!」と、数々の疑問が解けました。

理由はタイトルのとおり、他人の不幸を知ることで自分はそれよりマシだと思いたい。それこそが自分が満たされてないことの証。

考えてみれば、本当に満たされている人は「悩みを打ち明けてくれ」などと、自分からわざわざ募集をかけるようなことはしません。募集するのはするなりのワケがあるのです。

その辺りの見極めをきちんとしないと、悩みの解決からは程遠い結果になるのは言わずもがな。

生きてさえいれば、たいていのことはなんとかなる!

ちなみに私は本当に困ったことはその分野の専門家に。それ以外で、どうしても人に言えないようなことは家族に。後は本を読んだりブログを書いたりして、頭の中を整理しています。

今、悩みの渦中にいる時は、洗濯機の中をグルグル回って出口がないくらいに思うかもしれません。でも生きてさえいれば、たいていのことはなんとかなるものです。その当時を後で振り返ってみれば、「だからなんだ」とすら思えてくる。

だから、わけのわからない他人なんて、頼る必要は全くナシ!自分が必死で求めさえれば、必ず事態は改善します。以上!

 

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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