人生初の胃カメラ検査を受けてきました。カメラを胃の中に入れる…。ああ、考えただけで恐ろしい。
不安がる私に対して夫は「胃カメラはぜんぜん苦しくないから大丈夫だよ」と言いました。
不安を和らげようとして夫は「大丈夫」と言ったのか、それとも本当に大丈夫だったのか、おそらく両方だと思いますが、少なくとも私は全く大丈夫ではありませんでした。
もう苦しくて涙目。何度も「おえっ」となりました。
確かに人によっては思ったよりも楽だったという人と、私のように涙目になるくらい苦しいと感じる人がいます。この違いはどこにあるのでしょう?
上手に受けるコツをつかめば、次は(次がないことを祈る)もう少し楽にできるかと思ったので、ちょっと調べてみました。
前日と当日の朝
検査前日の夕食は、午後9時までに済ませること。普通の食事でいいけど、消化の良い物を選ぶようにとの指示がありました。
検査当日の朝は、胃の中を空にした状態で病院に向かいます。食事はもちろん、お茶もダメ。どうしても必要ならコップ1杯の水ならギリギリOKとのこと。タバコを吸う人は、タバコもダメだそうです。
私は、朝のコーヒーが飲めないのがつらかった(涙)。
当日は体(特にウエスト)を締めつけない楽な服装を心がけます。これはお腹に空気が入るので、締め付けるような服装をしていると、お腹が張って気分が悪くなるからです。
私はざっくりとしたニットのワンピースを着用しました。
胃カメラ検査の流れ
少し早めに病院につきました。
すると待合室では検査の手順や、胃カメラ検査を楽に受けるコツなどを紹介した動画が流れていました。それを見てイメージトレーニングをしました。
1.胃の中の気泡を除去
紙コップに入った液状の薬を飲みほします。おいしくはないけど我慢できる味です。
2.喉の麻酔
喉に麻酔をするためにゼリー状の麻酔薬を口に含みます。
タイマーで3分間計り、その間は口の中に溜めておきます。口の中と言っても、できるだけ喉に近いところに溜めるのがコツのようです。
私が苦しかったのは、もしかしたらこのあたりのコツがイマイチだったのかも…。
3.肩に筋肉注射
ブスコパンというお腹の動きを抑える注射をします。筋肉注射なのでけっこう痛い(涙目)
楽な体制を取る
以上までが検査前の準備です。それが終わると検査室に案内されます。左側面を下にしてベッドに横になります。右腕、右足を体に添える感じで楽な体制をとります。
とにかく力を抜くのがコツだそうですが、「おえっ」となると、どうしても力が入りますから、力を抜けというのがムリってもんですよ。
喉麻酔
カメラの挿入直前に、嘔吐反射を抑えるためにスプレー式の喉麻酔を噴霧します。
カメラを飲み込むまでが地獄
ここまでやったけど何度もむせそうになり、吐き気をもよおしました。
完全に胃の中に入ってしまえばそうでもないけど、お腹に空気が入るので、げっぷが出て苦しく、時間がとてつもなく長く感じました。
「これを拷問と言うんだ…」と思っていると、担当医師が「順調ですから大丈夫ですよ」と声をかけてきました。
終わって軽い胃炎を起こしていると言われましたが、正式な検査結果は来週に出ます。軽い胃炎なら当分は次の胃カメラはないだろうと、ちょっとほっとしたくらいです。
検査室にいたのは時間にして15分から20分くらいですが、とてつもなく長く感じました。
楽だったという夫、苦しかった私の違いは?
以上が今日の検査の手順です。
よその病院でもほぼ同じ方法を取ると思うので、夫もこの方法でしょう。
すると冒頭の疑問が頭をもたげます。なぜ夫は楽で、私は苦しかったのでしょう。
技師の腕なのか、年齢が上の夫の方が咽頭反射が鈍いのか、それとも私が緊張しすぎていたのか、いまだによくわかりません。
ただ飲み込むタイミングがわからなかったことは確かです。
「飲んでください」という指示もなかったように記憶しています。
ということは、やはり技師の腕が大きいということでしょうか。どちらにしても、疲れました。もう二度とやりたくないです。
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