2016年の最初の月は、天国から地獄に突き落とされたような気分を味わいました。ほんのひと月前に、誰がこの展開を予想したことでしょう。
1月はまさかの月
よく言いますよね「人生にはまさかの坂がある」って。身を持って知りました。今回の「まさか」は人生最大のピンチです。
「山あり、谷ありが人生」と言われてますが、確かに良いことばかりではありません。でも悪いことがあってもそれはずっとは続きません。
だから今の苦しみを、いつか「あの時は大変だったけど、我ながらよく頑張ったよな」と振り返れるようになりたいです。
2月は検査の月
明日から消化器系の検査が始まります。まず明日は胃カメラを飲み、水曜日は大腸の検査。手術前に体中を検査して、大きな手術に臨むのです。
怖いですよ、どんな結果が出るのか。そして手術をすると、どのくらいの痛みが待っているのか。今考えても仕方ないけど、つい考えてしまいます。治療の恐怖、病気の恐怖、死への恐怖、それらに押し潰されそうです。
でも希望を捨ててはいません。まだ手術ができるということは希望があるということです。だからそこに賭けます。
北斗晶さんのブログが支え
今はまだ同じ病気の人が書くブログを読みたくありません。先に知ってしまうと、そうでなくてもビビりだから、よけいに怖気ずくからです。知るべきかもしれないけど、知りたくないという気持ちが強いです。
でも北斗晶さんのブログだけは読めます。というか、力をもらえるからもっと読みたいと思い、アカウントを取ってアメンバー登録までしました。
傷跡の公開を巡って同じ病気の人から批判されたようです。さすがにそれはやりすぎかもしれませんが、それ以外は問題があるとは思えません。
いちいち揚げ足取りをしたらキリがないでしょう?すごく気を使って書いているのが伝わってきますし、それでいて率直に、素直な気持ちが綴られているから私は好きですけどね。
女性として、髪の毛が抜けたらきっと外になんて出たくなくなるだろうと、今はそれを恐れていますが、北斗さんは帽子をかぶってお天気のいい日はワンコの散歩もしています。
「そうか、別に恥ずべきことじゃない。私も気分がいい日はこうやって外に出て行こう」と少しずつ、少しずつ、視線を前に向けようという気になりました。
昨年、親友の死を目の前で見ていたので、病気の怖さばかり考えていましたが、私の周りには克服して、今も元気に暮らしている人がたくさんいます。
後ろを見ている暇なんてないなら、前だけを向こうと。逃げられないなら覚悟を決めて精一杯戦おうと、やっとそんな気持ちになりました。
「その人の生命力しだい」という言葉をかけられましたが、生命力の中には向ける視線も含まれているように思います。体だけでなく心がやられたら敗北ですものね。心だけは強く持ちたいです。
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