今日は体育の日。私が本格的にバドミントンを始めることになったのは、10年前の体育の日。それ以来、すっかりバドミントンの楽しさにハマり、暇さえあれば練習に励み、いい汗を流しています。
なぜこんなに楽しいのか、その魅力を詳しくご紹介します。
まずその前に、始めるきっかけになった出来事を次項でお話しします。
突然試合に誘われ、無謀にも参加する
学生時代に部活でやってたけど、就職・結婚・引っ越しを機にすっかりバドミントンから離れてしまい、もう二度とやることはないだろうと半ば諦めかけていた私。
そんなある日、近所の人がいきなり私にこう言いました。
「お願い!人が足りないから何も聞かずに黙って試合に出て!」
なんでも地域で市民祭のようなスポーツイベントがあって、6人でチームを作れば参加ができる。でも5人しかいないからあと一人…ということで、なぜか私に白羽の矢が立ったのです。なぜ私なのか?
昔やっていたというのもそうですが、「あの人なら面白がって参加してくれるだろう」みたいな、軽いノリが裏目に出たとでもいうか、とにかく5人の中では有無を言わさず私を体育館まで連れていこうという計画があったようです。連れていってしまえばあとはなんとかなる、みたいな?
かなり強引、半ば拉致。というか相当無茶。でもせっかくなので行くことにしました。
ビギナーズラックが運のツキ
種目は男女がペアになるミックスダブルス。それを聞いてちょっと困りました。私は学生時代、ミックスは一度もやったことがなくて、フォーメーションが全くわからない。
それを伝えたら「とりあえず、サーブだけ入れてくれればいい。あとはラケット持って、前に立ってじっとしていればいいから」と、言うではありませんか。
言われたとおりそうしました。すると結果は見事優勝。俗に言うビギナーズラックです。
私が組んだ男性が半端なく上手な人だったので、私は言われたとおりサーブだけ入れて、あとは彼のじゃまをしないようにしていただけ。
この結果に驚いたのは私。第一声が「ウソ…」
優勝したというのに全く嬉しくないどころか、「こんなことってあるんだ」と、狐につままれたような気持ちで体育館を後にしたのです。
その時誓いました。
「いつかきっと、自分の実力で優勝してやる!」
即、初心者教室に入り、所属クラブも探し、練習場所をいくつか確保して今に至るというわけです。
バドミントンには数え切れない魅力がある
本格的にクラブに入り、その楽しさにどんどんのめり込みました。学生時代より今の方がずっと熱心です。なんでこんなに楽しいのか、その魅力はどこにあるのかを考えてみました。
幅広い年齢層が楽しめる
バドミントンは、各自の年齢や体力に応じて色んな楽しみ方ができます。
私が所属しているクラブの最高齢者は75才。いくつになっても「今が最高!」って言ってます。
でもさすがに動けなくなっているので「試合はもう引退!」と言ってます。それでも「健康維持のために、バドミントンはずっと続ける」と言ってます。そのための努力は惜しまず、毎日ウォーキングやストレッチを欠かさずにやっているそうです。身のこなしを見ていると、そこらの75才とは大違い。頭が下がります。やはり、どんな小さなことでも日々目標を持つってだいじですね。
幅広い年代と関われる
試合で高校生と対戦する機会もあります。この前泣かせちゃったけど…。
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低コストで遊べる
ラケット、シューズ、ウェアさえ用意しておけば、後はそれほどお金がかかりません。公式戦に出るようになれば認定品のウェアを着用しなければなりませんが、そうでなければ動きやすいものでじゅうぶんです。趣味程度ならユニクロでもシマムラでもかまいません。
クラブの部費は月1000円。その他の自主練は市民センターを借りてやっています。市民センターでやる場合、1コートにつき600円。それを数人で借りるため、本当に安く楽しめます。
また体育館には一般開放があります。その場合なら300円さえ払えば一日中遊べます。休日の学校体育館なら利用はタダ。
シューズとラケットにはこだわりたい!
その分、ラケットとシューズだけはケチらないようにしましょう。これはケガ予防のためです。私はケガで辞めた人を何人も知ってますが、とても残念がっています。
特に初心者の場合、ラケットを選ぶときは、腕に負担がかからないタイプのものがオススメです。
ATTENTIONオススメしたいラケット・トップ3
オススメNO.1はナノレイグランツ。今私が使っているものです。
オススメNo.2は、ボルトリックグランツ。
軽い基礎打ちや、練習しすぎで腕が痛いなというときはナノレイグランツ。ゲームや試合ではボルトリックグランツを使用してます。
オススメNO.3は、アストロクス77。と言ってもこれはまだ発売して間もないため、持っていません。「使ってみたいな、欲しいな」と大注目しているものです。このラケットは、山口茜ちゃんが使っているものです。
オリンピック選手にも会える!
審判の資格を取れば、大きな試合のお手伝いもできます。日本リーグで日本ユニシスのチームが地元に来たとき、私は審判をしました。
写真中央は、オリンピック・ロンドン大会にも出場した早川賢一選手(現在は引退してコーチに就任)。それ以外にも上田拓馬選手、奥原希ちゃん、タカマツペアなど、このときはそうそうたる顔ぶれが揃いました。
それもこれも、バドミントンをやってなければなしえなかったこと。この写真は冥土の土産にします。
本音でつきあえる仲間ができる
大人になってから本音で語れる友達を作るって、けっこう難しいですよね。
特に女性の場合、ママ友やご近所など、面倒なおつきあいも絡んでくるからうっかりしたことは言えない。思ったことをそのまま口にする怖さみたいなものを感じていました。
それと、心の伴わない上辺だけのおつきあいって、ハッキリ言って面倒。儀礼的なおすそ分け合戦しかり。いい人像を崩さないことに必死の表面的な付き合いなんて、時間の無駄でしかない。
私は学生時代の友達と今に至るまでずっとつきあってきたから、「彼らとの付き合いがあるから、それ以上はもういいや」くらいに思っていたのですが、バドミントンを始めてからというもの、各練習場所にすごくいい仲間ができました。今、楽しくてしかたありません。
互いについて根掘り葉掘り探り合う関係ではなく、プライベートには一切関知しない。それでいてたいせつな仲間という距離感がとても心地よくて、私が私らしく私のままでいられる。そんな本音で付き合えるような人たちに、大人になってから出会えるなんて、夢にも思ってませんでした。団体戦などのチームプレーもあるからそういう結びつきが自然と出来上がるのかもしれません。
バドミントンは相手がいないとできないスポーツなので、人格的に問題アリという人は、自然と淘汰されていくようです。そのためか、「本当にイヤな人だなぁ」という人って、この10年、ほとんどお目にかかったことがないかもしれない。その点でも私は本当に恵まれています。
人間関係が広がる
初めて会うような人とすぐに親しくなれるなんて、子供の頃ならいざしらず、大人になってからはそうあることではありません。でもバドミントンならそれができるのです。
よそのクラブの人でも、よその地域に出向いても、同じコートで1日を過ごせば帰る頃にはすっかり打ち解けて親しくなって、笑顔で「またねー」なんて言って帰ってきてます。同じ空間に居合わせて、楽しいことを共にやっていると、心がニュートラルな状態になるからでしょうか?
最後に
魅力をあげればキリがないけど、そろそろまとめます。
- 経済的、かつ室内競技なので天候に左右されない
- 市民センターの体育室、学校の体育館、地域の体育館など、利用できる場所が多い
- いい人間関係に恵まれる
- 年齢に関係なく楽しめる〜親子で楽しむ人多数
- 心身ともに健康になれる
といったところです。ぜひあなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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