手術に対するイメージと、実際との違いについて経験者は熱く語る

手術.イメージ.経験者

今日で2月も終わり。あれから一年か…。

一年前のちょうどこの日、私は人生初の大手術を受けました。いろいろあったけど終わってしまえば「だからなんだ」ってな感じですが、それでもこの日ばかりは感慨深いものがあります。

無事に退院。腫瘍は良性!

2016.03.09

ところで手術に対するイメージって、みなさん色々あると思います。私もそうでしたが実際にやってみたら、テレビドラマや映画で仕入れたイメージとは全く違う部分が多々ありました。

そこで今回は手術に関して美しく作られたイメージと、現実との違いをテーマにします。医療系ドラマの関係者及び、これから手術を受ける方は必見です。

手術前に対するイメージと現実

当初のイメージ

ドラマでは、手術着を着て頭にも帽子を被せられた患者がストレッチャーに乗せられ、手術室に向かいます。家族は「頑張れよ」と患者に声をかけて手をギュッと握りしめます。

そのまま数メートル、ストレッチャーと共に関係者各位は慌ただしく前進しますが、そんな中でも二人は互いの目をシッカと見つめ合い、しばしの別れを惜しみます。しかし無情にもオペ室のドアが目の前でガッシャーンと閉じられ、泣く泣く二人は引き離されます。

そしてドアが閉まると同時に「手術中」の灯りがつき、家族はその灯りだけを心配げに見つめます。やがていても立ってもいられず、廊下をウロウロと歩きまわります。

それから数時間後、「手術中」の灯りが消えるとすぐに担当医師が出てきて「手術は成功です。奥さんは健気にもよく頑張りました」と家族に告げ、家族はその場に泣き崩れる…。とまぁそんなイメージを抱いてました。

そうなるはずだと信じていましたが、実際は…。

実際にはこうでした

手術.イメージ.経験者

手術は午後1時からだったので、その数分前に看護師さんが「violetさ~ん、時間ですよー」と病室に迎えに来ます。

「あれ?この人だけ?ストレッチャーはどこに?」と質問する雰囲気ではなく、「さ、早く行きましょう」みたいな、「ちょとそこまでお散歩でも」みたいなノリ。だから自分で歩いて手術室に向かいました。当然、感動的な別れの儀式はなし。

手術室に到着すると、それまでの看護師さんから手術室看護師さんに笑顔でバトンタッチ。「これに着替えて、用意ができたら声をかけてください」と、私は手術着に着替えます。それから手首に輸血用のチューブを巻くなどの準備が始まります。

みなさん慣れているらしく、とても事務的です。まぁ慣れてなければ困りますけどね。

それまでいた病室内は暖房がきいていたのに対し、手術室はとにかく寒い!!

しかも私は裸同然。あの寒さは堪えます。とにかく恐怖と寒さと緊張で震えまくります。

麻酔が始まればこれ以降の記憶はなく、以下は夫から聞いた話です。

いきなり「手術中」の灯りはつきません。最初は何も表示されず、少しして「麻酔中」の灯りがつき、それから30分くらいして「手術中」に変わります。だから「ドアが閉まると同時に」というのは、イメージと現実との大きな違いでした。

それから数時間して手術が終わると「手術中」の灯りが消えます。でも執刀医はすぐに出てきません。ある程度麻酔が覚めるのを待って、それを見届けてから出てきて内容を報告しますが、夫は泣き崩れませんでした。泣けよ!!

手術後に対するイメージと現実

当初のイメージ

ドラマでは意識のない患者の顔を心配そうに家族が見つめ、少し動いたら「あ、意識が戻った!!」と、目の前に緊急ボタンがあるのになぜか慌てて病室を飛び出し、看護師さんを呼びに行く、となっていますが…。

実際にはこうでした

ウソウソ。ありえない

手術室から出るとすぐに麻酔から目が覚めます。意識はまだ朦朧としていますが、それでも表現しようのない激しい痛みを感じました。夫曰く、「この時の顔がいちばん辛そうだった」とのことですが、今自分で思い返しても直後がいちばん最悪でした。

そして手術後は専用の特別室に運ばれ看護師さんが一晩中見守ります。なので家族は付き添えません。だから「慌てて看護師さんを呼びに行く」必要は全くなし。夫はそのまま自宅に戻り、翌日の昼前まで手術室看護師さんが手厚く看護をしてくれました。

翌日11時を過ぎた頃、「お部屋に戻りましょう」と病室の看護師さんが迎えに来ます。当然車椅子と思いきや、「さ、歩いて病室にもどりましょう!」みたいな頑張れコール。痛みと空腹でフラフラになりながらも、無事、自分のベットに戻りました。

最後に

手術.イメージ.経験者

人に対する感謝の気持ちを知った

このように、ストレッチャーなし、車椅子なし、暖房なし。しかも、どんなに痛くても自分で歩け、這ってでも歩け、弱音を吐くな、水も飲むなという的確な医療と手厚い看護のおかげで、今、こうして元気に生活しているわけです。この場をお借りして病院関係者には謹んでお礼を申し上げます。

術後、「傷が痛むうちに早めに行こう」と病院に笑わせに来てくれた優しい友人たち。冗談かと思ったら本当に来やがって…。ったく、その節はありがとうございました。おかげで腹を抱えて笑いましたが泣きました。

それから、まだ食事制限している私の目の前で、弁当広げてバクバク食っていた友人たち。生涯忘れません。

さらには、日に日に元気になっていく私を見て「美人薄命は本当だねー」と、妙に納得してくれた友人たち。「いやいやここまで生きたら、もはや薄命とは言わないっしょ」とダメ出しまでしてくれた友人たちにも、心よりお礼を申し上げます。いい友達を持って私は幸せ者です。

健康に感謝

一年後の今日、こうしてブログのネタにできていることが幸せである証。

あれはあれで一つの経験とはいえ、やはり手術はもう二度としたくないです。月並みですが健康がいちばん。今はつくづくそう感じています。

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2017

手術.イメージ.経験者

ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして。ブログの管理人Violetです。 このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。詳しいプロフィールはこちら!