先月末に叔母の遺産分割調停(実際には調停に代わる審判)が確定し、GW明けから相続預金の解約手続きを開始。ゆうちょ銀行からスタートし、今日全ての手続きを終えました。
ゆうちょ銀行の解約に関しては、以前にも当ブログでお伝えしています。
解約する預金はゆうちょ銀行だけでなく、それ以外に6軒あります。また同じ銀行でも、支店が違う取り引き(例えば東京支店と横浜支店)もありました。
その中で私がつまづいた点や、疑問に感じたことをまとめてみます。
疑問1.取引銀行に行かなくてはダメ?
私にとってこれがいちばんのネックでした。
叔母が取り引きしてたのは、主に都心の銀行。一方手続きをする私は多摩地域の郊外に住んでいます。行くだけでも時間がかかるので、できるだけ自宅に近い支店で手続きをしたいと思っていました。
結論から言えば、6軒のうち4軒は全国に支店がある大手の銀行だったので、「取り次ぎ」という形で最寄りの支店が間に入って対応してくれました。(その分時間はかかりますが…)
しかし残り2軒はダメでした。叔母が取り引きした支店に出向くように言われました。
このように銀行によって違いがあります。そのため、電話で確認してから予定を立てることをオススメします。
疑問2.預金解約手続きから入金までどのくらいの時間がかかる?
これも銀行によってマチマチ。早いところは相続の手続きをした翌日に振り込まれていました。時間がかかると予想されたゆうちょ銀行も、必要書類一式を提出してから約1週間ほどで入金がありました。
多くの銀行では振り込みまで幅を持たせて1〜2週間と言ってますが、不備がなければ遅くても10日程度で入金されます。
ただしこれも時期によります。年末年始やGWのような長い連休を挟んだり、月末が近い場合は若干ずれ込みます。そのため手続き時には必ず振り込み時期の確認を忘れずにしておきましょう。
疑問3.信用金庫の出資金払い出しはどうなる?
預金は比較的すぐに入金されますが、出資金は事情が違います。
叔母はとある信用金庫に5万円の出資をして、その信用金庫の会員になっていました。
死亡したことにより会員ではなくなる(法定脱退によるもの)わけですが、出資金・5万円はどうなるのでしょう。
相続加入手続きをして、相続人である私が組合員になることも可能です。しかし取り引きのない銀行の組合員になってもメリットはないので、払い出し手続きをしました。
ところがこれは預金とは別扱い。出資金の解約には、もう少し時間がかかるそうです。
時期について質問したところ、5月末現在である今からだと、約2か月後の7月末くらいになります。
思わず「えっ、そんなに?」と聞き返しましたが、法定脱退なのでこれでも早い方です。
これが自由脱退となると最長で1年6ヶ月と、もっと時間がかかるそうです。どちらにしても早く払え。
番外編・ゆうちょ銀行の振り込み
上記3つが解約時の疑問でしたが、これは私だけの問題として番外編も付け加えます。
ゆうちょ銀行の振り込みに関する問題です。
各相続人に振り込む場合、窓口での電信振替は144円と、ゆうちょ銀行同士なら手数料が安く上がります。そのため各銀行で預金を解約するときは、私のゆうちょの口座を指定しました。
★詳しい料金はこちら!
他銀行からゆうちょへの振り込み
ところが私のゆうちょの口座は「1」から始まる五桁の記号番号と、最後は「1」で終わる八桁の口座番号です。
例えば「記号番号12345、口座番号12345671」だとしましょう。銀行で振込用紙に記入するとき、銀行名と支店名、口座番号を書き込むようになっていますよね。しかも口座番号の記入欄は七桁までしかない。
ネットで調べることもできるけど、出先だとそれもできない。その銀行のATMで調べることもできるけど、ちょっと面倒でもある。
そんな時はどうしたらいいかと言えば、先の例・「記号番号12345、口座番号12345671」なら記号番号の二桁目と三桁目の二つの数字に「8」をつけた数字が店番です。
そして口座番号・8桁目の最後の「1」を削除した、七桁が口座番号です。
つまり「記号番号12345、口座番号12345671」は、「ゆうちょ銀行 二三八支店 口座番号1234567」になるというわけ。
ゆうちょ同士の振り込み・店番の口座を持つ人へは?
私は記号番号から始まる口座ですが、同じゆうちょの口座を持つ人でも私とは全く逆で、三桁の店番と七桁の口座番号を持つ人がいます。ゆうちょ同士の振り込みは電信振替と言って、窓口に備え付けられているそれ専用の用紙に記入します。
ここでまた問題。窓口の用紙は以下のように記号番号から始まる設定になっています。
でもだいじょうぶ。変換ツールがあります。
それで最初は素直に調べていましたが、途中でバカらしくなりました。
「なんで顧客側がそんな面倒なことをしなければならないの?」という不満です。
店番から始まるものと、記号番号から始まるものを作ったのはゆうちょ側なんだから、それならそれ用に、最初からゆうちょ側が二種類の書き込み用紙を用意すれば、それでいい話。
そう思って腑に落ちずにいたところ、ゆうちょから電話がありました。
「振り込み作業のお手伝いもさせて頂きます」
これぞ渡りに船。確かにATMなら料金はかかりませんが、どうせ手数料の114円は相手持ち。と考えれば、窓口でやったほうがはるかに楽。「お願いします」と即答しました。
これに関してゆうちょに勤務する友人に聞いたところ、「振り込み件数も多く、慣れない作業ならなおのこと、窓口で聞きながらやるのが確かだ」とも言われました。
最後に
ここまでが相続預金の解約にまつわる疑問と結果です。現在は各相続人に振り込んだ後に送る、報告書の作成をExcelで作成しているところです。そこでまた、何か疑問に感じたところがあればアップしていきたいと思います。以上です。
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