Violet@Tokyo

2016年のブログ運営について一言。「パクリは恥だし腹が立つ!」

約5分



今年も残すところ、あと一週間。いろいろあった2016年のブログ運営について振り返ってみたいと思います。

今年前半はブログの執筆に没頭しました。それは「卵巣がんの疑いあり」と告げられ、ショックのあまり自宅に引きこもる日々を送ったからです。

本題に入る前に、その経緯をお伝えします。

人生初の入院と開腹手術を経験

ブログ運営.パクリは恥だし腹が立つ!

これは今思い出しても辛い経験だったなぁ…。

「あれ、お腹に何かある!」

左下腹部にその存在を発見したのは前の年の、確か入浴中のことでした。

そこですぐに検査すればよかったのですが、日々の忙しさを理由に、というのは表向き。実は検査が怖かったのです。

それでも「このままじゃいかん」ということで、やっとのこと病院で詳しく検査したのが今年の初めでした。

真の恐怖とは先が見えないこと

そこからが地獄の始まり。

いきなり「卵巣がんの疑いがある」と告げられた時は、もう目の前が真っ暗。

何が辛いって、本当にがんなのかどうなのかがわからない日々が、約2ヶ月近くも続いたことです。

場所が場所だけに、腫瘍を取り出してみないと悪性か良性かがわからないから医者もそう言うしかなかったというのがその理由です。

しかし患者の立場である私にしてみれば、それは蛇の生殺し状態にも匹敵すること。あまりにも「まったくわからない」状態の中にいるのは本当に辛いです。

「お腹を切るだけでも十分怖いのに、万が一、恐れていた結果が出たら…」

その後に続く苦しい治療を想像するだけで、たった一人、絶望と孤独の縁に立たされたような気分になりました。

当たり前が当たり前でなくなること。失うというより、奪い取られていくような恐怖。

先がまったく見えない。先というより光が見えないことがどれほど怖いことなのかを、この時期、嫌というほど知りました。

「考えても仕方ないんだから」という言葉は、考えて考えて考え尽くして考える気力もなくなるほど考えて、もう疲弊しきってしまったことがある人が言える言葉だということも、この時に知りました。

手術の結果、腫瘍は良性とわかり、今ではすっかり回復していますが、あの記憶は決して削除できません。当時の気持ちを後にこう綴っています。

いつも”そこ”にいたはずの自分が”そこ”にはいないという疎外感は、自分で勝手に感じているだけのことかもしれません。
しかし病気は心をも弱らせます。別に仲間はずれにされたわけでもないのに、ついそう感じてしまうのです。

健康な人には生活を楽しむ自由があるとわかっていても、自分との違いを見せつけられるような気分に陥り、「なんで自分だけが?」って、つい壁を作ってしまうんですね。

そんなモヤモヤのぶつけ場所なんてありませんから結局、「今はひたすら我慢するしかない」と、自分の殻に閉じこもって健康な人と距離を取るしかなくなるのです。

そして時折耳にする、”かつて自分がいたはずの場所”の様子を知れば知るほど感じる焦り。あるいは「結局自分がいなくても、なんてことなく世界は動いている…」という僻みにも似た気持ち。

情報源: 病気をして初めて知った疎外感、孤独、焦り | Violet@Tokyo

ひたすらブログに没頭した

ブログ運営.パクリは恥だし腹が立つ!

当時は手術枠が取れないために入院日が決まらない苛立ち。それに加え、外に出る気力もないし、誰かに会う気もしないという最悪の精神状態。

そんな私を救ったのは、このブログでした。

それまでは誰かに何かを伝えるために書いてきたブログです。

しかしこの間はそんなことは二の次で、自分の不安を鎮めるためにだけ書いたように思います。何かに没頭していないと自分が保てなかったのです。一種の現実逃避でしょう。でもそれによって救われたのも確かです。

だから当時はPVなんて全く考えませんでした。

しかし結果的にはその頃に書いた記事が、このブログでは一番読まれるようになりました。

PVが上がるとパクリも増える

それにしてもGoogleの力は偉大ですね。いくつかの記事がGoogleの1ベージ目の上位に表示されるようになると、PVは右肩上がりで順調な推移を示すようになりました。

それはそれで嬉しかったです。

私が手術前に抱えた同じ不安を持つ人が読んでくれているものと、最初のうちはそう思って単純に喜んでいました。

でも結果から言えば、全てがそうではないんですね。検索上位を狙って似たような記事を書く目的で来る人もいるんです。

リライト目的も数多くいるという残念な現実

WELQの問題が表面化した時のこと。

ふと、「みんながみんな、私と同じような不安を持つ人が検索しているのだろうか?」と考え、あるキーワードで検索してみるとびっくり仰天。語尾や言い回しは適当に変えているけど、どう見ても私の記事を参考にして作られたと思われる記事を見つけました。

雑記ブログですから他のジャンルも同様でした。

パクらなければブログを書けない人がいることはわかっています。しかし他人の体験談を自分の体験のようにして書かれた文章を見つけると、正直がっかりします。

ブログの世界では日常茶飯事なんでしょう。こんなの今に始まったことではありません。

過去にも何度かありました。ひどいのになると削除依頼をしたら逆ギレして、暴言を吐く人もいましたからね。

まぁ関わるのも嫌だし、丸パクリではないのでそのままにしてありますけど、なーんか釈然としないんですよね。人生までコピーされちゃったような、なんともやりきれない気持ちになるのです。逃げ恥のみくり風に言うなら「人生の搾取」でしょうか。

タイトルの「パクリは恥だし腹が立つ」というのは、こんな思いから出た言葉です。

それでもブログを書き続ける!

そんなこんなで不愉快な出来事も多々あったけど、私はやっぱりブログが好き。来年以降も納得のいく記事を一つ一つ丁寧に、心を込めて書いていきます。

PVや収益も大事だけど、基本はやっぱりそこかなって思うので、ブレずにコツコツやっていきますよ。では今回はこの辺で。

 

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はじめまして。このブログを執筆しているViolet(ヴィオレ)です。
このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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