一年間、町会の役員をやってわかった自分主体で楽にこなす3つのコツ

一年間、町会の役員をやってわかった自分主体で楽にこなす3つのコツ

年度をまたぐこの時期、必ずといっていいほどトラブルの元になるのが次年度の役員決め。

PTAや町会、趣味の世界でも、役員選出を巡るバトルは例外なく勃発します。任命されそうになれば、涙目になる人も出てくる始末。年度末の風物詩ともいえるあるあるネタで、その時期が近づくと、密かに頭を悩ませている方も多いのではないですか。

できない理由は様々あれど、内心思うことは誰も同じです。

「ボランティアの役員なんてやりたくない!」

けれど逃げるに逃げられず、私は前年度、町会婦人部の役員を務めるハメに陥りました。いくらやりたくなくてもやらざるを得ない状況ってあるものです。最初はイヤイヤ引き受けました。

しかし一年やってみて感じたのは、意外と楽しかったなというもの。

引き受けた時、私はこう決めました。

「どうせやるなら、今までのやり方にこだわらず、できるだけ自分が楽な方法を選択して実践していこう」と。この自分主体という姿勢が良かったのかもしれません。

そこで今回は、気が重い地域の役員を自分主体で楽々こなすコツをご紹介します。

傾向と対策がモノをいう~もめポイントの把握は必須

一年間、町会の役員をやってわかった自分主体で楽にこなす3つのコツ

町会婦人部の役員決めに関して。地域によって違いはあると思いますが、私の地域では前年度の役員が次年度の役員を任命します。

立場が強い時に交換条件を出す

それが揉め事の一つであるあることがわかっていましたから、前任者が「次の役員ななってくれませんか?」と、私のところに打診に来たときに、すかさずこう言いました。

「お引き受けする条件として、私の次の役員を、今、この場であなたが決めてください。そうでなければ私はお受けしません!」

みな自分が役を引き受けることより、自分の手で次年度の役員を決めることの方が悩みの種になっています。後釜が決まるまで心配だし、誰もが嫌がる役員をお願いする、というのは気が重い作業です。

タイミングを逃してはダメ

前任者は「どうしても後釜(私のこと)を連れていかなければならない」と、私が引き受けるまではもう必死です。けれど引き受けさえすれば、後は知らん顔するのは目に見えています。

お願いする立場はされる立場より弱いので、条件を出すなら自分の立場が強い時に出すしかありません。その時に何もせず、後で「後釜がいない。困った」となっても遅いのです。

これは効果的でした。それを機に「ここの班は順番制にしよう」と、数年先までの予定がきっちり決まりました。そのおかげで次年度の役員選出で困ることはありません。

あらかじめ予定を組むことで「次はそろそろ回ってくるかしら?」という不要な心配もなくなるし、個々にとって長期的なスケジュールも組みやすくなるというメリットも生まれます。

どうしてもやらなければならない状況なら、自分にとっていちばん楽な役を引き受ける

一年間、町会の役員をやってわかった自分主体で楽にこなす3つのコツ

こうして無事、婦人部役員は選出されました。

すると次の関門が、長・副・書記・会計などをはじめとする役員どうしの役割担当。どうしても決まらなければ、くじ引きで決めることになっています。

「会長なんて死んでもイヤ!」

くじ運が悪い私はたちまち不安になりました。

真っ先に考えたのは「何が一番楽か」ということ。

私は書記に立候補しました。くじで無理やり押し付けられるより、自分からやると決めた方が気分も違います。

書記の役割は定例会で記録を取ることと、配布物の作成です。

記録を取る係になれば定例会ごとに出席する必要がありますが、配布物の作成ならPCを使って自宅でできますし、イベントがある時だけですみます。

選出された理事さんたちはみな、PCが苦手という人ばかりだったので、むしろ私が立候補してホッとしたような顔をしていました。

意外とみんな、「あれはイヤだけど、これならやってもいいわ」みたいな感じで、誰かが口火を切るのを待っているフシがあったみたいです。

私はそれがたまたまPCだったというだけですが、他の人にとっては「PCはダメだけど会計ならできる」みたいな感じです。得意分野って人それぞれですからね。

私の立候補を皮切りに、他の役もすんなり決まり、無事に前年度はスタートしました。

やるなら自分が楽にできる方法を自分主体で実践する

夜7時から始まる毎月の定例会、いくら月に一度の集まりが義務づけられていたとしても、主婦にとってその時間帯に家を空けるというのは、けっこうな負担です。仕事を持っている人や子育て世代ならなおさらです。

そこで私は資料作成のついでに年間スケジュールを全てチェックしました。すると集まりが必要な月は限られていて、なにがなんでも毎月集まる必要がないことに気づきました。

「その月は出席する必要があっても、そうでない月は無理に集まる必要はないのでは?」

その疑問を他の役員さんたちにぶつけてみました。

いくら前例がそうであっても、これからの時代は忙しい主婦たちの負担を減らしていくべきです。だってボランティアなんですから。合理化できる部分はどんどん合理化していかなければ、町会離れがますます加速します。

恐れず提案する、その上で賛同者を得る努力をする

「時代に合わせて改善できる部分はどんどん改善していきましょう!」

そんな提案をしてみたところ、「待ってました」とばかり、みな快く賛同してくれました。

内心「こうなればいいな」と思っていても、自分が言い出しっぺになるのは気が引けるし勇気がいる。でも「誰かが言ってくれたらいいな」ってこと、ありますよね。私の提案はまさにそんな感じでした。

この例を見てもおわかりのように、改革というほど大げさな意識を持つ必要はないけれど、自分が楽になり、周囲も楽になることなら、自信を持って提案する価値はあるのです。

簡素化しても内容は充実させる

次々と合理化に向けての建設的な意見が飛び交いました。

参加者が見込めないイベントはいつくか中止しました。

「その代わりに、集まる月はみんなで力を合わせましょう!」

「みんなで開催すると決めたイベントは、成功するように知恵を出し合いましょう!」

集まる回数や不要と判断したイベントが減ったことで、みなさん、すごく協力的に役割をこなしてくれました。

会長さんもできた人で、「古い体質にこだわる必要はないのよ」と、私の提案を後押ししてくれました。

こういった人との繋がりは、自分が役員にならなければできなかったことです。この実例を作ったことで、次年度以降の役員さんたちも楽になるはずだと、今では胸を張って言えます。

だからこそ、最初はイヤイヤだったけど、結果的にはそれなりに楽しかったと言えるのです。

自分主体だったからこそ楽しいと思えた任期中

要は考え方次第です。ほんの小さな改革だっていいんです。どうせ逃げられないなら「自分が楽にできる方法」を第一に考えて実践すればそれでいいんです。その結果、次第に「楽にこなす方法探し」をしていることが楽しくなったくらいですから。

ではなぜやってもいないうちから「役員は大変」というマイナスのイメージだけが植え付けられるのでしょう。

それは過去に役員を経験した人から「役員は大変よー」というマイナスの感想を聞き、「ああ、役員て大変なんだ。だったら損をしてまでやるもんじゃない」となるからです。要するにわかったつもりになっているだけ。

では大変と感じた経験者は、なんで大変だと感じたのでしょう。

それは任期中、ずっと受け身のまま「やらされている感」だけで過ごしてきたからです。その根底にはまるで、自分が「世界一かわいそうな被害者」みたいな意識があるからそう感じるのです。だからそういう人ほど「役員を逃げる人はズルい」と大騒ぎするのです。

ただやってみて言えるのは、何か一つでも自主的に取り組めば「やらされている」という苦行の意識はなくなるということ。身を持ってこの学びを得ることができた1年でした。

最後に

こうして無事に町会の役員を務めあげました。私の場合はメンバーに恵まれたことも幸いし、最後の方にはみな仲良くなって別れを惜しむほどになりました。

確かに役員をこなすというのは時間や手間がかかるといったマイナスの部分もあります。

しかしマイナスばかりではありません。役員になったことで、それまで関わることのなかった世代も立場も違う人とのつながりができるといった、大きな副産物を得たのですから!

これがいちばんうれしかったです。

逃げることもできず、やらざるを得ない状況になったら、自分主体で物事を進めていけばいい。

そうすれば自分も周囲も楽になるということを学んだ一年間でした。

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