Violet@Tokyo

不公平もいいところ!調停委員に対する不信感は増すばかり

約8分



叔母の遺産分割調停開始からそろそろ一年。家庭裁判所に通うのは何度目だろう。それにしても不愉快な連中と顔を合わせた翌日は、ここに書くのも嫌になるくらいなんとも言えない疲れが残ります。

この調停ははっきり言って大失敗。理由は、とんでもない調停委員がついたからです。

「この調停委員、おかしい」という不信感は最初からありました。それでも以前私は偉そうに「調停委員とケンカをしても何の得にもなりません」と書きました。

そう書いておきながら、昨日は本気でぶちギレてしまいました。

ごめんなさい、本気で前言を撤回します。

現在調停中の皆さん、担当した調停委員があまりにも理不尽だと感じたら、即弁護士をつけましょう。ヤツらは常識では計り知れない摩訶不思議なイキモノゆえ、普通の感覚で臨むと、こちらの神経がヤラれます。まずは昨日の概要から。

預金の解約を担当することになった私

後見人を努めた従兄弟は、叔母の死後、いつまでも預金口座をそのままにしていたため、私たちが口座を凍結しました。

これは調停を申し立てる時にはどうしても必要な作業でしたが、従兄弟はそれを逆恨み。

「自分で凍結したんだから自分で解約に行け」と言いました。「ああ行くよ、わかったよ」ということで、私が預金の担当とあいなりました。それが昨年秋のこと。

「(叔母の)通帳は燃やしたからもうない」とうそぶく従兄弟

そこで私は各銀行に問い合わせ、必要書類の確認をしました。

調停調書謄本、印鑑証明、生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本の他に、通帳も必要だと言われたので、それを従兄弟に伝えました。

すると従兄弟は「通帳なんか必要ないはずだ」と、頑なに拒みます。しばし「あなたが”必要ないはずだ”と言っても、当の銀行は”必要だ”と言ってる」みたいな押し問答の末、なんて言ったと思います?あのハゲ。「通帳なんか燃やしちゃった」と言うのです。

これにはさすがにカチンときました。

「なぜあなたは他人の通帳を勝手に燃やすんですか?」と質問したところ、「だって疑われたくないから」だと。ガキか。

残りの毛を1本残らずむしってやろうかと思いました。

「余計なことは言うな」という調停委員

調停委員.不公平.不信感

その後調停委員に呼ばれ、私はこう言われました。

「あなたがあんなことを言い出すから、彼が激怒した」

これに驚いたのは私。「私が悪いんですか?」と聞いたら「そうです」と言うではありませんか。その瞬間、「この調停委員、クソだわ」って思いました。激怒する方がおかしいのに、なぜそこに着目しないのか?

まぁ従兄弟が呆れる人種であることは今に始まったことではないので「通帳燃やしたの私だ」発言は、「ああ、また駄々っ子(ジジイですが)が地団駄踏んでバタバタやってる」くらいの感覚で、今さら驚くことではありません。

けれど私は任命された手続きをこなすために、相手が駄々をこねようがなんだろうが「必要なものは必要だから提出しろ」と当たり前のことを言っているだけ。

なのに調停委員は私が悪いと言う。

「ではどうしろというのですか?」と質問したら「これ以上、余計なことは言わないでくれ」とおっしゃる。

「必要なものを必要だと伝えることが余計なことなんですか?」と再度しつこく確認したら「そうです」だって。

もう話になんてなりません。

反撃開始!

ここでおとなしく引き下がる私ではありません。反撃を開始しました。

「あなたが言う”余計なこと”は、手続き上必要なものだと銀行では言ってます。
話し合いの場であるはずの調停で必要なことを言えないなら、私はこの先、どうやって手続きしたらいいのでしょう?
そこまで言うなら逆にあなたが教えてくださいよ」

強気で聞いたところ「いや、僕は銀行ではないから…」と今度は逃げ腰。

でありながら「調停調書があれば相手方が言うとおり、通帳はいらないのでは?」と私を言い含めようとします。

「だってあなた、今「銀行ではない」って自分で言ったでしょ?
私は銀行で聞いたんですよ。
なんならこの電話番号に、あなた自身が問い合わせてみてくだいよ!」

と言ったらやっと「裁判官に聞いてくる」だって。

最初から”余計なこと”を言わずに、おとなしく裁判官に聞けっていうの!

そんなこんなで結局燃やしてなくなったはずの通帳が、今月末に姉のところに送られてくることになりました。あら不思議。

通帳ひとつでこうだから、まともな話の通じないヤツはこれだから疲れるわ。

肝心なことを伝えてくれない調停委員

これ以外にもいくつかあります。

前回の調停は昨年11月でした。その時までに別のいとこが必要書類を作成してくることになっていました。

しかし調停委員はその日、書類を私たちに見せてくれませんでした。

まさかそんなことはありえないと思っていたのでこの2ヶ月あまり、「なぜ(いとこは)書類を作成しないんだろうね」なんて、私たちは疑心暗鬼に陥っていました。

ところがいとこはちゃんと作成して、前回提出していたのです。たまたま隣に持って座っていたのでそれに気づきました。

結論から言えば、調停委員が私たちに見せるのを忘れていただけ。それを指摘すると「いや、前回ちゃんと伝えましたよ」とおっしゃる。「伝えるどころか、私たちは見てもいない」と主張したら、「絶対に伝えてあるはずだ」と、これまた押し問答。

「いいですか?
私だけが聞き逃した、見逃したというなら私の勘違いということもありうる。
けれど私たち3人が3人とも同じ意見ということは、あなたが伝え忘れた可能性の方が高いです。現に私たち、今初めて聞きましたもの。
それにあなたが言ったつもりでも、こちらに伝わってなければ言ったことにはなりません!」

相手方の主張をちゃんと伝えないというのは調停委員として大問題になるらしく、これにはかなり慌ててたな。

真の不公平とはこのこと

もともと調停委員は公平ではないと、それは頭に入れておいたので最初から期待はしませんでした。極端なことを言えば、「自分が白と言い、相手が黒だと言うなら、調停委員の仕事はグレーにすること」という認識はありました。

けれどそれならどちらにも不満が残るので、ある意味公平であるとも言えます。

しかしこれは違います。

後見人の報酬を水増し請求したり、後見人を努めていながら預金を隠してちゃんと出そうとしなかったり、何のことわりもなく勝手に叔母のお金を人に貸したり…。これだけでも従兄弟の行動は大問題なのに、それに加え、今度は「通帳燃やした」発言。

これをおかしいと思うからおかしいと言っているのに、「それを指摘する私たちが悪い」と言う調停委員。結局「黙れ」ということです。黙れと言うだけでなく、私たちには肝心なことも伝えてくれない。これこそ不公平そのもの。

以前それとなく伝えたら「だったら弁護士でも立てろ」とまで言われました。つまり私たちの言い分は聞きたくないけど、「先生」と名のつく専門家となら口を聞いてやってもいいぞと言いたいのでしょう。ナニサマ?

不公平な理由

調停委員.不公平.不信感

なぜ不公平なのか。その理由は多分こう。

ざっくり言えば従兄弟が後見人を努めていたから、それだけで立派な人だと思いこんでいる様子。仮に最初はそうでも、その後の呆れる発言を聞いてわからないものかと、有識者といわれる人種の人を見抜く目に対して疑問を感じます。

人を色眼鏡で見る人というのは、それが曇ったレンズであることも自覚してないらしい。というより、わざわざ曇ったレンズを好んで選ぶように感じます。思い込みのレンズにより都合の悪いことは見ても見えない、聞いても聞こえない状態を、上手にキープしているんでしょうねぇ。

それに加え、こちらは3人に対して相手は9人。人数が少ない方の意見を潰す方が楽だと踏んだのでしょう。有識者といわれる人種の人間性に疑問を感じます。

法の世界なんてそんなもの。正しい正しくないなんてクソ食らえで、例えば弁護士同士の話し合いになれば力のある弁護士が勝つというのはよく知られた話です。

もしこちらが最初から弁護士をつけていたとしたら、調停委員もあんな高飛車な態度は見せなかったでしょうし、問題は問題としてちゃんと対処してくれたかもしれません。

これだけは悔いが残ります。

調停委員に対するクレームの申し立てはできるのか?

裁判所に申し立てすることはできます。

しかし今回はあまり現実的ではないと思いそれをしませんでした。なぜなら密室の出来事ゆえ、彼らはいくらでも言い逃れをするだろうと思ったからです。

それなら最初から弁護士に依頼した方が賢いです。そうでなくても調停に至るまで、そこに行き着くまでさんざんイヤな思いをしてきたのだから、中立の立場であるべきはずの人からまで理不尽な扱いを受ける筋合いなんてありません。

ここに書く本当の理由

ネットで調べてみると調停委員から理不尽な扱いを受けた人はゴマンといます。自身のトラブルを人に言えず、言ったところでわかってくれない人の最後の砦が調停であるはずなのに、そこでも色眼鏡で見られて悔しい思いをしている人はたくさんいるのです。

私もその一人です。

だから書こうと思いました。社会のシステムは今すぐには変えられないかもしれません。でもほんの小さな声でもいい。こんな非常識な調停委員がいることを、社会は、地域は、国は、もっともっと知って欲しいと思うのです。この投稿はその小さな一歩です。

最後に

早いもので、あと2回くらいでケリがつきそうです。

世の中にはイヤな人がゴマンといるし、まともな話がどうしても通じない相手はいるものです。だとしても、人を不愉快にさせることにかけては天才的な能力を発揮する人たちがこれだけ一堂に揃うのは、今世紀始まって以来の奇跡です。

こんな機会は滅多にないので残り2回で彼らの生態をしっかり観察していく所存です。

 

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