Violet@Tokyo

我がデュエット曲の原点~星空のふたり/マリリン・マックー&ビリー・ディビス・ジュニア

約4分



買い物をしいてた店のBGMがふっと耳に入ってきました。

その瞬間、「ああ、なつかしい。私はこの曲が大好きだった…」と、買い物も忘れ、全意識はその音楽に…。

でもどのくらい前だったのかも思い出せないくらいくらい遠い過去。しかも曲名もわからない。もちろん誰が歌っているのかもわからない。

わかることは、昔好きだったということだけ…。

でもこの曲がきっかけで、デュエット曲の素晴らしさを知り、他のアーティストの曲にも興味を持ってよく聞くようになった、私にとってデュエット曲の原点がこの曲であることだけは確かです。

こうなると気持ちが悪い。どうしても思い出したいと思い、うろ覚えの記憶を辿った結果、”東京音楽祭グランプリ”と”夫婦”いう2つのキーワードが浮上しました。

たったこれだけのキーワードだけで、マリリン・マックーとビリー・ディビス・ジュニアにたどり着いたのですから、やはりネットは便利ですね(^^♪

1977年・東京音楽祭のグランプリ曲は「ふたりの誓い」でしたが、同じ頃の大ヒット曲が「星空のふたりYou Don’t Have To Be A Star (To Be In My Show)」です。

この曲は二人の代表曲で、時代を超えて、今もなお愛され続けている名曲です。

最近では鈴木聖美/鈴木雅之さんがカバーしています。

この「星空のふたり」は、1975年にフィフス・ディメンションを脱退して、ソロ活動に転向した翌年の大ヒット曲です。

この曲で全米No.1、グラミー賞獲得という快挙を成し遂げ、今もなお仲睦まじい夫婦として活躍されているそうで、離婚が多いアメリカでは珍しいカップルです。

邦題の「星空のふたり」の意味は、歌詞を見る限り夜空に輝く星ではなく、「スーパースターのあなたじゃなくていいの」ということです。

これだけ長きに渡って愛し合っている二人であれば、永遠の輝きを持つ星と解釈してもいいかもしれません。

とはいえ、この邦題をつけた当時は、これだけ長く連れそうとは想像もしておらず、”Star”はスーパースターのStarなのに、あえて”星空”にしたのは、フィフス・ディメンション時代の大ヒット曲である「輝く星座」とリンクさせたのかもしれません。

数あるデュエット曲の中でもこの二人ほど息がぴったりと合った歌唱をしている人は、ほんのひと握りです。

ビリーが力強く、それでいて大きな愛で、力強くマリリンを受け止めているという感じがひしひしと伝わってきます。

まぁこれほどの美人さんならビリーでなくても受け止めたくなるでしょう。しかし受け止める側にも度量が必要で、少なくとも今流行りの草食系男子なんてぜったいに無理!

ぎっくり腰を起こすのが関の山だYO!

やはりマリリンを受け止められるのはビリーしかいないということを、たったこの数分間の中で見事に表現しています。

デュエットはただ音やテンポを合わせればいいわけでなく、魂を通わせてこそ価値があると、この曲を聞くとそう感じるのです。だから心に響くのです。

1978年に発表されたアルバム・「Marilyn & Billy」には「Saving All My Love for You」が収められています。

この曲は1985年にホイットニー・ヒューストンがカバーして大ヒットさせたことでも有名ですが、ご本家であるマリリンのしっとりとした大人の歌唱力がステキ。

こちらはホイットニーの歌う「Saving All My Love for You」

ホイットニーのみずみずしい歌唱力が光っていますが、若さゆえの荒削りの部分を感じます。

こうして比べてみると、マリリンの深みのある声と、円熟した大人の色香漂う歌唱の方がこの曲には合っているのかも。

この曲がヒットした頃から90年代前半くらいまでが最も洋楽を聞きまくっていた時代です。

今聞いても古臭さを感じない名曲がたくさん世に出た当時から考えると、最近の音楽は少し物足りなく感じます。

ヒット曲はたくさんあっても、いつまでも心に残る名曲がない。そんな感じがします。

 

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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