女性の40代ってつくづく大切だなと思ったのは、高校時代の友人の言葉。
「私、こんなに40代が楽しいものだと思わなかった」
これ、50歳を迎える直前の言葉です。
彼女は22歳で結婚。すぐに妊娠・出産したので、同年代が遊んでいる中、20代は子育てで終わり、30代は来る日も来る日も子育てと仕事でヘトヘト。
そんな状態でしたが子育てが一段落した40代、彼女は運動不足解消を兼ねてスイミングを習い始めました。
ちょうどその頃、高校の同窓会に参加したことがきっかけで旧友たちとの交流を深めていきました。
今でもその交流はずっと続いています。
40代こそ貪欲に!
これ、結婚が早いとか遅いとかに関係なく、40代女性としては理想的な生き方です。
多くの40代女性は家庭と仕事の両立だけで手一杯。休みはたまった家事をこなし、疲れた体を休めるためにゴロゴロして終わりなんて生き方をずっと続けていると、必然的に人間関係も限られてしまいます。
しかしが彼女はどんなに忙しくても、積極的に、貪欲に自分の世界を広げたからこそ素晴らしい40代を過ごせたのでしょう。
そして50代になった今も、キラキラ輝いています。
もし私に自慢するものがあるとするなら、友人たちがみな、イキイキとしていることかな?
そこらのくたびれたおばさんではなく、家族のためだけに生きているわけでもなく、ちゃんと自立をして自分の人生を謳歌しているって感じ。
だから60代に突入する時には、きっとまたこう言うでしょう。
「私、こんなに50代が楽しいものだと思わなかった」と。
50代で輝くために40代でベースを作る
そのキモは40代にあります。平均寿命が伸びた今、40代は人生の中間地点です。
どう転ぶかはその中間地点にかかっています。しっかりとしたベースを40代のうちに作っておくことがなによりも大切です。
その意識を持つか持たないかで、後の人生に大きな差がつくと言っても過言ではありません。40代を充実させてこそ50代で輝けるのです。
40代、お金の不安も多々あるけれど…
とはいえ、具体的にどんなことをしたらいいのでしょう。
教育資金や家のローンに加え、老後資金など、お金にまつわる不安材料がピークに来る40代。だから仕事に専念?
節約だけを考えて貯蓄に励み、通帳の残高と子供の成長だけを生きがいにして人生の楽しみは老後に取っておく?
答えはNo!
墓場に金は持ち込めません。
女性の40代って何をしたらいいの?
体のメンテナンス
まずすべきことは毎日の運動習慣。とにかく癖をつけることがたいせつ。
「運動なんて…。家事と仕事で疲れきっているのにそんなの無理!」
そう思うかもしれません。
でも何もしないでいれば、筋肉量なんてあっという間に落ちちゃう。
すると代謝も悪くなり、食べたら食べた分だけ余計な脂肪をしこたま蓄え、ただの中年太りの醜いオバさんになっちゃう。これは年を重ねれば重ねるほどその差が如実に表れるのです。
ならば食事制限をしてダイエットをすればいいだろうと考えがちですが、そうすると骨も肌もボロボロになっちゃうし、だいいち、若い頃とは違ってかんたんには痩せません。
生き様が姿勢に表れる
つい先日、近所の方に会ったのですが、後ろ姿を見て愕然としました。脚がO脚になって背中が曲がっている。
ぱっと見、化粧や髪型、服装などはなんとかごまかせても、後ろ姿はそうはいかない。実年齢以上見えました。ある程度の年になると、体のメンテナンスをしているかどうかの違いが姿勢に表れるんですね。
私は趣味でバドミントンをしていますが、所属クラブには下は20代から、上は70代までの幅広い層の女性がいます。
その中でも特に、70代の人の体力は半端ではありません。孫の成長だけが楽しみというそこらの70代と比べたらもう雲泥の差。動きは颯爽としているし、背中だってシャンとしている。もちろん頭の回転だって早い。
定年までは必死に仕事をして、趣味程度の運動ならリタイアした老後に始めればいいだろうと思うでしょ。
それは大きな間違い。
どんな運動だって、楽しくなるまでには時間が必要。しかも年をとればとるほど覚えも悪くなる。
だから運動は、気力も体力もある40代のうちに始めておいたほうがいいのです。私の所属クラブだって、未経験の60代以上の方はお断りしてますからね。
日常とは違う人間関係を築く
久しぶりに学生時代の友人に会うと、当時の自分に戻る感覚ってあると思うのですが、そんな時はもう、楽しさが別格って思いません?
その理由はたぶん、そこには日常の煩わしさがないからだと思うのです。
そんなふうに非日常の世界を作るって、勇気はいるけどとてもたいせつだと思いません?
最初はほんの小さな一歩からでもいいんです。
飲みに行く場所を変えてみるとか、ウォーキングをする時間を変えてみるとか、何かのサークルに入ってみるとか、そんな小さなチャレンジからでもいいんです。
自分さえ意識さえすれば、いくらでも人間関係は築いていけますから。
最後に
どんなにお金があっても仕事が充実していても、健康でなければ何をしたって楽しくありません。
人間関係だってそう。ふだんの生活の中で多少イヤなことがあっても、この人の顔を見るとホッとするという気の合う人が一人でもいれば、心強いってもんです。
年金問題など、やたらに不安を煽る情報ばかり流れていますが、働き盛りの40代だからこそ、ちょっと立ち止まってみてもいいのではないですか?
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