友人がトイプードルを飼うことになり、ただいま準備に大忙し。
「子犬が来るまでに最低揃えておくものって何?」と質問されました。
なんでも気ばかりが焦って、自分の判断に自信が持てないとか。
わかるなぁ…。犬を迎えるって、家族が一人増えるようなものですからね。
嬉しくてワクワクする反面、命を預かる責任など様々な不安も入り混じるから、家にいても落ち着かない。暇さえあればペットショップに立ち寄り、行ったはいいけど膨大な品数を前にすると、この中から何を買ったらいいものやらと迷ってしまう。
私にもそんな時期がありました。今となっては懐かしい思い出ですけどね。
写真は当時のものです。ただただ可愛くて愛しくて。毎日目が回るくらい忙しかったけど、今となっては宝物のような時間です。
そこで今回は初めて犬を飼う方の参考になればという願いを込めて、犬の飼育歴25年、かつトイプードルを3頭飼ってきた筆者が厳選した、子犬ちゃんが来るまでに準備しておきたいものをご紹介していきます。
ケージ
「場所を取るからケージなんて置きたくない」と思う方って意外と多いのですが、それは人間の都合。子犬の健康を維持するためにも安心して眠れる場所を作ってあげましょう。
ともに生活をするからといって常に一緒にいられるわけではありません。例えばちょっとそこまでの買い物やゴミ出し。ちょっと銀行に行くといったプチ外出などは日常よくあること。そんな時に部屋でフリーにして、誤飲など万が一の事故にでもなったらもう大変!
好奇心旺盛な子犬ちゃんは毎日が冒険の日々。安全を確保するという意味でもやはりケージは必要です。
選ぶポイントは十分な広さがあること、組み立てがしやすいこと、掃除がしやすいことの3点。
では”十分な広さ”とは具体的にどのくらいかとえば、トイレトレーと犬用ベットを置いて少し余裕があるくらいが目安です。
そのくらいの広さがあれば途中で買い換えることなくずっと使えるのでむしろ経済的です。オススメは以下のケージ。
ブランケットなどでケージを囲ってあげれば安心してぐっすり寝てくれますよ。
またクレートも、無理やり入れるのはNG。「ここは楽しい場所・安心できる場所」というイメージを植えける意味も兼ねて、おやつやボールを使って遊びながら誘導してあげましょう。
クレートトレーニングの方法はこちら!
なおケージには必ず給水器もセットしてあげましょう。
ケージ用給水機
キャリーバック
子犬のうちは検診のためにちょこちょこと病院に通うことになります。
そんな時に必要なのがキャリーバック。
こちらは車にもセットできるのでオススメです。体が安定するので車酔い防止にもなります。
フード選びのポイント
色々試した結果、現在はグインフリーのカナガンドッグフードに落ち着いて定期購入しています。
定期購入するメリットは割引があるからという理由もありますが、なによりも胃腸への負担が少ないことと、喜んで食べてくれることがずっと継続している理由です。
フードは愛犬の状態を見て、成長の過程に応じて変えていきます。実際私もいくつか試しました。今後も必要と判断すれば、どんどん変えていくつもりでいます。
トイプードルは食の細い子が多いのに加え、環境が変わるとその傾向は特に高くなります。それで怖いのが低血糖。命に関わるので注意が必要です。それを防ぐ意味でも自宅に迎えてしばらくは、ブリーダーさんやペットショップの指示に従い、それまでと同じ食べ慣れたものを与えます。
変えるのはその後。体が大人になっていけば、フードを切り替える時期がきます。そんな時もいきなり変えるのではなく、それまでのものに少しずつ混ぜて与えていきます。もちろん便の状態や健康状態のチェックは必須ですよ。
フードボウル
フードといえばフードボウルも必須アイテム。家に迎えたその日から必要になりますが、なんたって食べ方が下手な子犬ちゃん。
最初のうちは「とりあえず」という形であまり深さがないものを用意してあげましょう。100均あたりに適当なのがいくらでもあります。手足を突っ込んだりして遊び喰いすることもよくあるので割れ物ではない、プラスチック製のものをおススメします。
やがて上手に食べられるようになったら深さのあるものを用意していきます。以下の商品くらいの深さがあればこぼす心配もありません。
室内にもトイレの場所を用意しよう
トイレシーツをセットするトレーはケージ用とリビング用に最低でも2つは用意しておきたいですね。
最初はトイレも失敗する可能性大(いやいや、絶対に失敗するものと最初から覚悟ておいた方がいい)なので、消臭剤もお忘れなく。
首輪やリードは散歩ができるようになる頃、つまり最後のワクチンが終わる少し前には用意して、何度か装着して馴らしておくことをオススメします。
またボールやロープなどのおもちゃもいくつか用意しましょう。子犬との信頼作りやしつけなどに役立ちます。
シャンプー&リンス
最後のワクチンが終わるまではトリミングに行けません。それまでは自宅でシャンプーすることになりますが、子犬の肌はデリケートです。シャンプーを舐めたりすることもあります。そのため成分にはとことんこだわり、安全なものを選びましょう。
スリッカーブラシ
トイプードルは抜け毛が少ない反面毛玉になりやすいので、毎日のブラッシングは欠かせません。私は以下のタイプのものを長年使用しています。
イヤークリーナー
垂れ耳の犬種は外耳炎になり易いので、(やりすぎはよくないのですが)定期的な耳掃除は欠かせません。湿度の高い梅雨時期は特に注意が必要です。私が使用しているのはこちら!
獣医さんがこれを使っているからというのが選んだ理由ですが、なるほど、アマゾンでもベストセラーです。
大切なのは優先順位をつけること
その他のお手入れグッズとして歯磨き粉や歯ブラシはもちろん、必要なら涙やけ用のクリーナーなども用意しておきましょう。
トイプードルは生涯に渡り絶対にお手入れが必要な犬種ゆえ、上記でご紹介したものは最低でも自宅に迎えるまでに揃えておきたいもの。これを逆に言えば、それ以外のものは今すぐ慌てて用意する必要はないということです。生活をしながら、あるいは子犬ちゃんの成長に応じてその都度必要と思った時に購入すればいいです。
ショップに出向くとついあれもこれもと欲しくなりますが、全てを一度に揃えようと思うのではなく、優先順位をつけることがポイントです。
- 来るまでに揃える必要があるもの
↓
ケージ、ベッド、フードボウルとドッグフード、トイレシーツなど - 来てから少しずつ揃えればいいもの
↓
リードや首輪など - 今は買わないでおいた方がいいもの
↓
洋服などは特に、体の大きさが決まってからにする
このような形で考えていけば、買ったはいいけど使わなかったという失敗はありません。
今回は以上です。どうぞ楽しいドッグライフを!
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