Violet@Tokyo

人を選んで文句ばかり言う人から上手に身を守るコツ

約6分



他人のミスをあげつらって、感情的な態度でガミガミ文句ばかり言う人は、言う相手をしっかり選んでいます。

言われてもしかたがないと思える正当な内容なら、相手の言い方が多少乱暴でも我慢できます。

ところがくっだらないことにムキになるだけでなく、自分のミスまで相手のせいにするとなると話は別です。

敵が相手を選んで文句を言う以上、同じミスをしても文句を言われない人はいるわけで、いつも文句ばかり言われてしまう人にとってはそれが納得のいかないところ。ストレスたまりまくりですよね。

「同じことに対して、なんであの人には言わないのに、私にだけ文句を言うの?」

「私は”言いやすい人”認定されちゃった?」

「これって、明らかに八つ当たりじゃない?」

「この人からだけは言われたくないし…」

もし不幸にも身近にそんな人がいて、もし不幸にもあなたがターゲットにされやすいタイプだとしたら、上手に身を守る方法を考える必要があります。

ではどんなタイプの人が選ばれやすいのでしょう。それを知れば、理不尽極まりない「文句を言いやすい人認定」をされる機会はグーンと減ります。

文句を言う相手を選ぶ基準

気が小さいくせに短気な人ほど「このくらいのことは言ってもいいだろう」と、偉そうに振るまえる相手を吟味します。彼らが好むのは以下のタイプ。

こんなタイプは要注意!

  • 口答えをしないと判断した人
  • 自分より下だと判断した人
  • ポジティブでめげない人か、逆に、いつもオドオドしている人
  • 気持ちが優しくておとなしい人・控えめな人
  • (好き嫌いはともかく)何らかの興味・関心がある人

対処法は?

自分の苛立ちをぶつけることが目的なので、理不尽な文句を言われる側の気持ちなんて一切考えていません。しかし元来器が小さいので、口答えをしないだろうと判断した相手が思わぬ反撃に出たりすると、一気にトーンが下がることもあります。場合によってはご機嫌伺いをしてくることもあるでしょう。

でもこれは反省したわけではありません。モラハラ男のハネムーン期のようなものです。真に受けてはいけません。この手の人物に対処するコツは「この人にうっかりしたことを言ったら面倒なことになる」と、相手に思わせることです。

力関係を上手に使う

この手のタイプは○○組の親分になんて、間違ってもケンカなんてふっかけません。そういう人の前では借りてきた猫のようになります。ちょっとでも凄まれたら、いの一番に尻尾を巻いて逃げ出します。

彼らが好むのは一貫して無抵抗な相手です。なので本当に○○組の親分になってドンパチやる必要はありませんが、毅然とした態度で抵抗はするべきです。そうでないと図に乗ってエスカレートする一方です。

勇気を持って開示して!

またこの手のタイプは上下関係に強いこだわりを持っています。なのでその人にとって、頭が上がらないような力を持つ人に泣きくのも効果的です。

日本人はやたら告げ口を嫌がって、言わなきゃいけないことを黙ってる人がすごく多いけど、これは告げ口とは違います。情報は絶対に開示した方がいいです。それをしなければ、相手が正しいことになってしまいます。

大人の対応が果たして正しいのか?

実は私の周りにも相手を選んで文句を言う人がいます。

他人の些細なミスに対してやたら神経質。ある人には文句を言うだけでなく、「不機嫌なオレ様を察してくれ」とばかり露骨に嫌な顔をしたり、わざと聞こえるように舌打ちをしたりして、”怒る”を通り越してキレまくっています。でも似たようなミスを別の人がやってもそんな態度を取りません。

また偉そうに他人にあれこれ言う割には、本人だって同様のミスをしでかしています。要は「できないヤツ」でしかないのですが、本人はその劣等感を感じつつも認めたくないから、立場が弱そうな相手を見つけ出しては自分の力を誇示しようとするのです。

そのおかげで文句を言われやすい人は、その人と関わるのが苦痛で仕方ありません。それなのに「どうせこの人は今さら変えられない。言うだけ無駄だから言わせておけ」と、我慢しています。また直接被害を受けていない周囲の人も同様のスタンスで、「また始まった。勝手に言わせておけ」と冷ややかな視線を向けるものの、黙認している状態です。

大人の対応は事なかれ主義なのか?

世間ではそれを「大人の対応」とし、この手の問題が起きるとたいていの人は「コトを荒立ててはいけない」と言います。でもそれって、「わかった風を装いながら、実は事なかれ主義の典型では?」と思うのです。

もちろんそんな相手を変えてあげる必要なんてありません。そうやってわざわざ嫌われる人生を選んでいるのは本人ですから、その報いは本人が受けるでしょう。

でもそれはその人の問題。あなたには関係がないことです。

他人のストレス発散のために、あなたがサンドバック代わりにされる筋合いはありません。他人のストレス発散のために、あなたがストレスを溜め込む必要もないのです。

そんな納得のいかない我慢を続けることが、本当に正しい「大人の対応」でしょうか?

いやいや、そんなのは「大人の対応」とは言いません。結果的にはウソをつくのと一緒です。そうやっている限り、事態は一向に変わりません。

こういうときこそ集団の力がモノを言う

必要なのは、毅然とした態度で「No」と言う勇気と、それを援護射撃してくれる仲間。

実はこの人、以前別の場所で全く同じことをしでかしました。

その時の被害者は私の友人でした。彼女は毅然とした態度で「No」を叫び、それに賛同した人たちがこぞってその人をボイコット。するとそれまでの高飛車な態度はすっかりなりを潜め、「最近では挨拶もできるようになったのよ。やればできるのよ」と笑い飛ばしていました。

元来気の小さな人なので、これには相当堪えた様子。そこでだけは借りてきた猫のようになっています。でも元来の性質は変わりません。別の場所では同じことをしています。

でも、それでいいんです。その人を変えてあげる必要はありませんが、あなたがいる場所だけが快適になれば、それでいいんです。

「世のため人のために悪を退治しよう」ではなく、そのくらいの「小さな一歩で何かが少しでも変わればいい」程度の気持ちで臨めば、ほんの少しの勇気だけで今よりはるかに快適になるはずです。

こんな本が役立ちます!

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でvioletをフォローしよう!

Pick Up


About The Author

violet
はじめまして。このブログを執筆しているViolet(ヴィオレ)です。
このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
Follow :