けっして悪い人ではないけれど、会話がつまらない人っていませんか?
会話がつまらない人の特徴を以下にまとめました。
特徴
- 「え?またこの話?」と思ってしまう、同じネタの使い回し
- 「だからナニ?」と言いたくなる、食いつくポイントがない話題の提供をするので、話が弾まない
- 自分の個性は徹底的に殺し、上っ面の話しかしない
- どこかのコメンテータが言ってたようなことを、自分の意見のように言う
- 何を言うか?聞く前からその内容が想像できてしまう
だからすごく苦痛。少し会話しただけでひどく消耗してしまいます。
そんなエピソードをご紹介します。
「はぁ…」としか言えなかった
つい先日スーパーで買い物をしていて、「こんにちは」という声が聞こえました。声の主は近所の主婦。
その日私はバドミントンの練習帰りで、精魂尽き果てヘトヘト。誰とも口なんてききたくない。速攻家に帰ってシャワーを浴びてスッキリしたい。でも買い物をしなければ食べるものがないから、仕方なく寄り道をしたという状態。
そんな時に運悪く、その主婦に会ってしまったのです。
「あ、バドミントンの帰り?」と声をかけてきました。
(全身YONEX。ラケットバックも背負っているし、見ればフツーわかるだろ)という心の声を押し殺し、
「はぁ..」と返事。
「もう、体育館は暑いでしょ?」
(だから何?)という心の声を押し殺し、「はぁ…」と返事。
その後も矢継ぎ早に繰り返される、答えようのない問いかけに「はぁ…」としか言えず、両者は気まずくその場を去ったのです。
鉄板ネタも心がなければ虚しいもの
「これではアカン」と後で思ったのですが、やっぱりあの時は「はぁ…」しか言えませんでした。
なぜならその主婦は、20年以上もの長きに渡り、会うたびに暑いの・寒いのと、天気の話しかしないからです。それか、「地球は丸いでしょ?」みたいな、誰でもとっくに知っているけど話が弾まないネタ・あえて今ここで議論しなくてもいいネタばかり提供してくるから困っちゃう。
「天気の話は鉄板でしょ?」と思う方もいますよね。確かにとっかかりとしては鉄板です。挨拶とセットみたいなものだから、深い意味はありません。でもとっかかりだけで終わり、その先がないから「だからナニ?」になるのです。
例えばこれが7月・8月なら、同じ「もう体育館は暑いでしょ?」に対して何かしらの返答はできるけど、「今は一年で最高に気持ちのいい季節。こんな爽やかな時期にその質問をするか?」、みたいな違和感。また年数に対する違和感もあります。
ほんと、言葉に詰まりました。いや、かれこれ20年以上詰まりっぱなしです。
だって私、気象庁の職員ではないから、それほど天気に興味がないんですもの。
どうしてもコミニュケーションが取れない相手
ちなみに私は自分で言うのもナンだけど、コミニュケーション能力はかなり高い方です。たいていの人とはすぐに打ち解けます。
でもこの人だけはどうにもならない。
だってその人自身が誰かに心を開いて本音で語ることを一切しないからです。
だから毎回同じような話をしていることにも気づかない。気づこうともしない。
例えば営業職が苦手という人が営業の部署に回されたとして、それでもなんとか苦手を克服しようとする人は、最初はぎこちなくても「どうやったら目の前の相手と心を通わせることができるだろう」と研究します。
でもその人は違います。「仕事をしているポーズだけしていれば、表面を取り繕うことができる。適当な営業トークをしていればいいや」というタイプ。
「当たり障りのないネタでもふっておけばいいだろう」的なお義理のいい加減さを、とっくに見透かされていることにも気づいていません。だって意識は常に自分に向いていて、目の前にいる相手をちゃんと見ていないから気づく余地もないのです。
心が伴わなければ会話の中に自分の個性が反映されない。
だからあなたの話はつまらない、となるのです。
最後に
だとしても、「はぁ…」だけでは能がないというのが私の反省点。
次は「へぇ…」も付け加えよう。終わり。
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