Violet@Tokyo

宮川選手「フットボールをする権利がない」奥野選手「それは違うと思うので。」

約 4 分



「こちとら江戸っ子だい」と、謎の乱入者まで現れるほど多くの人が怒り狂っている日大アメフト部の悪質タックル問題。一つ一つを紐解けば、胸糞悪くなるような問題山積み。

そんな中、唯一の清涼剤は、被害者を受けた関西大学の選手のコメントです。

昨日被害選手は、事件から3週間ぶりに公式戦に復帰。日大の宮川選手に対して、このようなコメントを発表しました。

「直接謝罪に来たときに、すごく心苦しいし、かわいそうと思いました。(会見で)宮川君はフットボールをする権利がないと言っていたけど、それは違うと思うので。グラウンドで正々堂々とルール内でプレーをして、また勝負できたらいいなと思います」

宮川選手の会見で抱いた違和感

いい大人が悪いことをしても「ごめんなさい」が言えないことに嫌気が差していることもあってか、多くの人が絶賛した宮川選手の会見。確かに立派な会見でした。

しかし唯一私が違和感を抱いたのは、「フットボールをする権利がない」の部分。

それはちょっと違いますよ。アメフトで犯したラフプレーは、アメフトのフェアプレーでしか返せないとは思いません?

「自分には資格がない」と言って逃げた方が今は楽かもしれません。でもそれは、やはりどこかで甘えがあるのでは?と思ったのです。何をどうしたって過去のページはリライトできないけど、未来は白紙だから「次にどうするか」だけを考えていくしかないのです。

その思いが確信に変わったのは(度々登場させて申し訳ないけど)トマス杯での桃田賢斗選手の快進撃を見たからです。

前の記事で、私はこんなことを書きました。

桃田選手もあの騒動のとき、「もうバドミントンは辞めたい」と言ってました。
でも桃田選手はその後弱い自分と向き合い、血の滲むような努力を重ねて肉体改造に励み、今は日本代表としてトマス杯に出場するまでになりました。
(中略)
桃田選手のその後の活躍は、目を見張るものがあります。今は日本を牽引するエースにまで昇りつめました。リー・チョンウエイの言葉を借りるなら、人は正しくありたいと願っても、常に正しいわけではありません。でも本当にだいじなのはその後。間違いに気づいた後にどうするかで、その人の本当の価値が決まるのです。

宮川本当の償いは何か

トマス杯での桃田選手のプレーは神がかっていました。

準決勝で世界ランキング一位のデンマーク・ビクター・アクセルセンをストレートで下し、決勝ではリオで金メダルを取った中国の諶龍(チェン・ロン)も下し、今や日本を牽引するエースとして、世界にその名をとどろかせました。

でもあの騒動の前は、これほど強くはありませんでした。才能がある人ではあったけど、それにあぐらをかいて思い上がってたし、体はダブついてチャラい印象がありました。そこが叩かれる原因でもあったのです。

でも桃田選手の偉いところは批判に耳を塞ぐことなく、批判を「自分に足りないものは何か」という指針に変えたところ。それが今の成長に結びついているのです。本当の償いとは、こういうことではないでしょうか。

特に昨年の復帰戦にその思いがよく表れていました。

最後に

逃げるも落ちぶれるも本人の自由。

でも本気でやり直したいと思うなら、いちばん厳しい道を選んでみてはいかがでしょうか。

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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