はあちゅうさんがまた炎上。毎度のことながら、実に燃えっぷりが心地よい。
コトの顛末は「手っ取り早くSNSで有名になりたかったら猫か犬を飼うとよいらしい」に対し、ペットを家族の一員として愛情を注ぐ飼い主さんの逆鱗に触れ、批 判殺到→炎上という流れ。
余談だけど、手っ取り早くSNSで有名になりたかったら猫か犬を飼うとよいらしい。動物コンテンツは必ずPVが取れ、炎上しづらく、個性も出やすく、自分がネタを作らなくても動物が勝手にネタを作ってくれる。インスタもご飯×犬とか、子供×猫とかにするとご飯だけ、子供だけの人と差別化できる。動物最強
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年2月16日
二つの間違い
元々はインスタやYouTubeのフォロワーの増やし方についてのツイート。ただこの「余談だけど」が余計だった。ご本人の思いとは裏腹に、その言葉だけが切り取られて独り歩きしてしまう。これもtwitterの性質です。
さて問題になってる発言には大きな間違いがあります。それは、「動物コンテンツは炎上しづらい」の部分。これは後に詳しく触れます。
それと、「有名」といっても有名の定義は様々であるということ。ネット上には炎上芸人として有名な人、痛いキラキラ起業女子のように嘲笑の対象としての、見せ物的な意味合いで有名な人が数多くいます。それはペットコンテンツも同様。
以下、それぞれの理由について書いていきます。
ペットコンテンツはバトルの宝庫
「炎上しづらい」に関してですが、例えば「ご飯×犬」はバトルの原因になります。トイプードルが人気になった頃、ティーカッププードルが話題になりました。
個体の大きさに対する異常なこだわりが高じて「小さいことはいいことだ」とばかり、ネット上には「小さい自慢」をする飼い主さんがうじゃうじゃ生息してました。すると、やがて餌やりを巡ってバトルに発展。
「成長期にちゃんと食べさせないなんて虐待だ!」と誰かが言えば、「小さければいい」という「小さい教」の熱心な信者は、ハンカチ噛み締めてキーッとなり、白目をむいて「いいえ、うちの子は食が細いんです!」と応酬。
散歩だってそう。「散歩は飼い主の都合で良い」と言えば「散歩しない飼い主なんて、飼い主失格!」なんて烙印を平気で押されますからね。
当時そんなバトルを数え切れないくらい見てきました。
よそさまの子ども(人間)なら遠慮があるから、しつけや食事は親の判断てことになりますが、なぜかペットはそうはならないのです。
なぜバトルなるのか?
なぜ癒やしの対象であるペットの話題で、バトルにまで発展するのでしょう。
それは本人にその気があろうがあるまいが、見る人によっては「ペットをリア充演出の”道具”に使ってる」ように感じてしまう人がいるからです。
最近はよく知りませんが、かつて私が犬関係のブログをやってた時、犬ブログには「ハッピーでキラキラ~♪ブログ」が数多くありました。今で言うところのキラキラ起業女子みたいな感じです。もちろん良質なコンテンツを発信しているものもありましたが、私が見た限りではそんな印象を受けました。
だから痛いキラキラ起業女子の実態を初めて見た時、当時の犬ブログによくあった、キラキラ~♪を演出する飼い主さんの生態と共通した部分がいくつもあると感じました。
なぜはあちゅう発言に反発したのか?
もちろん中身がなくてもキラキラ〜♪だけでも、人気になれるブログもありました。
でも「自分の立つ対岸には必ず影ができる」という理屈そのまま、キラキラすればするほど、影の陰影は色濃くなります。
しかも「私、輝いてます」の演出に使う”道具”が、生き物であることから、生命の尊さを重んじる人には到底受け入れ難いものになるのです。
今回のはあちゅうさんの発言は、まさにその部分を刺激するものでした。
取り分け頭の足りない層たちは、何も考えずにその言葉を信じ込んで実行するかもしれません。だから対岸にいる人たちは、反発したのです。
こういった話題になると「起こるかどうかもわからない段階で騒ぎ立てるな」と思うでしょう?
でも現実には影響力のある人の発言を素直に信じて会社を辞めたりする人もいるわけだから、「必ず」という断定的な言葉は避けた方が賢明だったかも。
楽して確実に、というのはないと思った方がいい
また発言の中に「手っ取り早く」という言葉もあったけど、「手っ取り早く」有名になるなら、なにも犬や猫を飼わなくても、炎上芸人になり下がれば「必ず」有名になれますって。以上です。
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