毎日寒いですね。実生活でも心が冷え冷えしたことがあったので、記録しておきます。
詳細は避けますが、「誰にも言わないでね」と、口止めして打ち明けた秘密が、いつの間にか周囲の人間に知れ渡ってしまうのは、よくある話。口さがない女性の世界は特に多いことです。
するとバラされた当人(A)が被害者ヅラして必死になって、「誰が私の秘密をバラしたの? B? C? それともD?」と、血眼になって犯人探しをします。
そんな姿を目の当たりにしたとき、第三者である私は、「おお〜怖っ!関わりたくない」と、心の底から冷え冷えとしましたよ、というのがこの記事の内容です。
「どっちもどっち」ではあるけれど、私が関わりたくないと思うのは、秘密をばらした人よりむしろ、自分がばらされて困るようなたいせつな秘密を他人にペラペラと喋っておきながら、「私の秘密をばらした〜」と、被害者ぶって大騒ぎする人の方です。以下、その理由を書いていきます。
一般的には、秘密をばらした側が悪いと言われる
これが守秘義務のある職種に就き、そこで知り得た情報を周囲にばらすのは非難されて当然だし、場合によっては罪にもなります。でもそうでないならやはり、責任の多くは自分にあるはずです。
ところがこのようなとき、「他人の秘密をばらすなんて、けしからん! 信用できない! 口が軽すぎる! Aの気持ちを考えたことがあるのか?」と、Aに同情が集まり、容疑者のBかCかDに非難の矛先が向かうのが一般的です。
でも、それは違うと私は思うのです。
そもそも、秘密を最初に明かしたのは誰?
だって自分の秘密を最初に他人にばらした犯人は、誰でもない、被害者ぶってるAですもの。
私なら絶対に知られたくないことは、墓場まで持っていきますよ。
小学生じゃあるまいし、誰にも知られたくない秘密なら、最初から誰にも明かさないのが大人としての知恵です。いや、自分が抱えた”秘密”に対する責任かな?
人の口に戸は立てられないって言うでしょ?
なのにそれがわからない。わからないどころか、被害者ぶって犯人探しまでしている。だから滑稽だと思うのです。
「犯人扱いされて、疑いの目で見られた人の気持ちを考えたことがあるのか?」ってね。
なぜ、たいせつな秘密を人に簡単に打ち明けるのか?
こんな騒ぎを見るにつけ、なんで誰にも知られたくない秘密を、自分からペラペラと他人に喋るのかと、いつも不思議に感じるのです。
以下、その理由について考えてみました。
自分の苦しさを軽くしたい
秘密を抱える苦しさは、大きな荷物を自分で背負い込むようなもの。これを逆に言えば、その苦しさ重さを丸ごと引き受ける覚悟のある人だけが、秘密を持つ資格があるということです。
でも、覚悟もないのに秘密だけを持てばどうなるでしょう?
当然秘密を守り通す苦しさを解消するために、他人を巻き込もうとします。
「あなただけにたいせつな秘密を打ち明けます。私ひとりで隠し続けることが苦しくなりました」なんていうのはまさにそれ。正直者のフリをしているだけで、実はその責任を丸投げして、他人に押し付けているだけです。
「重いから一緒に持ってね」ではなく自分の荷物は自分で責任を持ちましょう。
「信頼」という名の押しつけ
その丸投げの対価が「信頼」の二文字。でも、これが曲者。
なぜなら「あなたを見込んで私のたいせつな秘密を打ち明けます。だから私を裏切らないでね」という押し付けでもあるのです。
このように、「秘密を打ち明けること」イコール、「己の秘密を抱える苦しさを他人に押し付けること」に留まらず、「私の信頼を裏切らないでね」という、二重の押し付けがそこにあるのです。
それらを勝手に押し付けておいて、思い通りにならなかったと被害者ヅラするのはどうかなと思うから、私はばらされた側に、全く同情できないのです。
言ったのも自分。言う相手を選んだのも自分。依存するから腹も立つ。全ては自分の責任。依存するのもいい加減にしろってな。
美輪さんじゃないけど「人と人の付き合いは、腹六分」って言うでしょ?
秘密の重要度は、打ち明けた側と聞く側とではまったく違います。被害者ぶって「信頼してたのに」と、その責任を相手に追求する人は多いけど、私から言わせればそんなのは自業自得です。
秘密話を打ち明けられたら?
さてこれらを踏まえて、今後不要なトラブルを避ける意味で、秘密の打ち明け話にどう対処したらいいのかということを最後に書いておきます。
「みんなに絶対に内緒。黙っててね」とか、「あなただけに言うけど」みたいな打ち明け話をされる時は、どう対処したらいいでしょう。
繰り返しますが、知られたくないことは、誰にも言わないのが基本。なのに自分の秘密をペラペラ喋るような口の軽い人は、どのみちあちこちで話しているので、そんなに重大に考える必要はないとは思います。
しかし幼稚で面倒くさいタイプの人ほど「私の秘密、打ち明けます」と迫ってきます。それだけならともかく、「秘密の共有」の次は「誰かの悪口で固まる結束」という関係に発展するのは、女の世界によくあること。そういった諸々の面倒なことを追い払う意味で「ごめんなさい。私、口が軽いから、他人にばらされたくない秘密は、私には一切言わないで」と、お断りしましょう。
「見ざる 聞かざる 言わざる」
私はいつもこの方法ですっとぼけていますよ。だって他人の荷物なんて持ちたくないもの。
またこれは他人の噂話を聞いた時にも使える方法です。以下の記事もあわせてお読みください。以上です。
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