Violet@Tokyo

本物のプロと自称プロ・なんちゃってプロとの違いを考えてみた

約 5 分

先日、ある音楽番組で全国から選び抜かれた「プロ顔負け」という実力を持つアマチュアたちの熱いバトルを見ていました。

この手の番組ってけっこう好きなんですよ。実力だけで言うなら本当に、下手なプロよりはるかに聞かせてくれます。

プロといえど、「こんだけ下手で、よく人前で恥ずかしげもなく歌うよなぁ」という人がゴロンゴロンいるなんでもアリの芸能界。

それを思うと、プロとアマチュアの違いは何だろうと疑問を感じます。さらにもっと言えば、プロとカテゴライズされている人もピンキリです。

そこで今回は、「本物のプロ」と「自称プロ」の違いを考えてみます。

プロの定義

プロ 自称プロ アマチュア

Wikipediaではこのように定義づけしています。

「プロ」は、本来の意味は「職業上の」で、その分野で生計を立てていることを言い、「公言する、標榜する」が語源である。

情報源: プロフェッショナル –

実際は「なんちゃってプロ」が多すぎる

その職業で生計を立てていればプロ。

「私はプロだ」と世に公言すればプロ。

「プロ」のハードルは意外と低い。たったこれだけで「プロ」と名乗れるなら、世の中「プロ」だらけ。最近は「○○のプロ」と名乗る人が多すぎます。

かつて巷を騒がせた薬物事件で「自称・プロサーファー」なるものの存在を知った時、まさかのなにそれ。「ただのヒモじゃない?」と思いました。

無職であることをカモフラージュするために使われているような、なんとも言えない違和感。

しかしその後も「自称プロ」が続々と誕生しています。

自称プロは銭稼ぎが先

実際私も過去に「その道のプロ」という触れ込みで、「プロ」だと思うから信じたはいいけど、なんのことはない、やってることはアマチュア以下の「なんちゃってプロ」だったという人に遭遇して痛い目にあったことがあります。

一応生計を立てていたし、世に公言していたので「プロ」にカテゴライズされるのでしょうが、私にはただの「自称プロによる銭稼ぎ」にしか見えませんでした。

仮にも「プロ」を名乗るなら、他を寄せ付けない唯一無二の、もっと明確な特権があってしかるべし、と思ったわけです。

その手の輩を見て思ったのは、「自称プロ」はまず銭稼ぎから入る。どうやら私が考える社会的なこと・道徳的なことよりも、どうしたら楽に楽しく生きていけるかの方が優先されるようです。

でも本物のプロは実力ありきから入るから、金や名声・知名度は、後から自然とついてくるのが特徴。プロと名乗る以上、その知名度は、北は北海道、南は九州・沖縄まで、年齢・性別に関係なく、名前を挙げれば誰もが即座に何をしている人なのかがわかるくらいでなければ知名度があるとは言えません。

本物のプロは誰もが納得し、尊敬する存在

さて私が考える「本物のプロ」とは何か。

それはどんな状況にあっても求められた期待に100%の力で応えられる人を言うのではないかと思っています。

例えば美空ひばりさんの生涯最後のコンサート。

これもたまたまテレビで見ていたのですが、「こういう人を本物のプロっていうんだ」と納得し、感動しました。尊敬に値します。

生涯最後のコンサート、平成元年2月7日小倉公演時の状況を最後に短めに説明します。

この時は、もう気力だけで立っていました。死の4ヵ月前まで歌えたことが、本当に奇跡なんです。

間質性肺炎による息苦しさに加え、肝硬変の悪化で食道に静脈瘤ができていました。

つまり、歌っている最中に吐血したら最悪死に至るという状態だったと言うことです。楽屋では手術準備も整っていました。

楽屋から会場に行く間にある、わずか数センチの段差も一人では乗り越えられなかったのです。ですが、ひばりさんはファン、そして歌うことを選んで無事に終えることができました。

情報源: 美空ひばりさんに詳しい方。美空ひばりさんの最後のコンサートってどんな感じ… – Yahoo!知恵袋

またひばりさんのプロ意識について、「要求に応えなかったことはない」というエピソードも紹介されています。

「私は、レコーディングディレクターから『こう歌ってくれ』と言われたことについては、拒否したり、異議を唱えたことはない。
そのディレクターがどんなに若く、歌の世界に未経験でも、要求されることは全てこなしたうえで、さらに上乗せして『こうしたら』『ああしたら』と提案して、よりよいものを作ってきた。

気が付いたら『女王』と呼ばれていたけれども、要求されたことで『できない』とか『いやだ』と断ったことはない。

どうして『女王』と呼ばれるようになったかは分からないが、少なくとも歌に関しては、私は否定的なわがままを言ったことはない」

【中略】

感心するのは、美空ひばりの「要求に応えなかったことはない」という言葉です。

全ての要求に100%応えたうえで初めて意見や主張を述べる、という生き方は素敵です。

情報源: 【本当のプロ意識とは】 ( ミュージシャン ) – ハートリンクスのブログ – Yahoo!ブログ

最大の違いは後世に名を刻むかどうか

歴史の中のヒーローやヒロインや偉人として名を残す人たちはほんの一握り。あとは「当時の人口は…」の数字の中に埋没するだけ。

いくらその時だけ「プロ」と名乗っても「なんちゃってプロ」や「自称プロ」は歴史の渦に一瞬のうちに飲み込まれる。

これを逆に言えば、自分で名乗らなければ、他人からは到底「プロ」とは認めてもらえない。だから必死こいて「我こそはプロだ」と吠えるのではないでしょうか。

最後に

今存在している自称プロたちが、20年後、30年後もプロの肩書きを変わらず保ち続けているかどうか。とても興味深いので、生暖かい目で見守り続けていこうと思っています。

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(最終更新:2017/08/30)

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