Violet@Tokyo

世にも不思議な夢のお話

約3分



その夢を最初に見たのはかなり前のことです。

とてもリアルな夢で、大昔に働いていた職場の募集を見つけてダメ元覚悟で面接に行き、無事に再就職をしたという内容。

朝、目が覚めて、「なんでこんな夢を見たのかしら?」と不思議に思うのですが、もっと不思議なのは、その夢の続編をしばらくするとまた見ることでした。

そしてもう一つの不思議は、夢の中で自分に不都合な展開になると「これは夢なんだ、現実の世界ではないんだ」と自分を安心させようとしていることです。

具体的に言えば、最初にその夢を見た時に、私はその夢の中である小さな嘘をつきます。

「もしこの嘘がバレたらこの職場にはいられなくなる。だから早目にここを辞めなきゃ。でもこれは夢だから大丈夫」と思ってその嘘をつき続ける道を選びます。

ところが今朝の夢はその嘘がバレて職場を去るという内容でした。

つまり一連の夢のストーリーに一貫性があるのです。

支離滅裂な夢ではなく、朝まできちんとそれを覚えているから夢の続編をまた見てしまうのだと思います。

でも今の私はその職場とは一切無縁の関係で、そこで再就職を考えたことは一度もありません。現実的に無理なことがわかっているから実生活では絶対に選ばない職場です。

夢を見ていることをしっかりと理解して「これは夢なんだ」と自覚している夢のことを明晰夢と言います。

記憶が鮮明だから眠りが浅い状況です。

なのでその夢を見た後はすぐに目が覚めてしまいます。 人によっては明晰夢はコントロールできると言い、「どうしたら見ることができるか」についてを解説しているサイトもありますが、私はそのような夢は見たくはありません。

記憶に残っている夢の大半は、不愉快な夢であることが多いからです。 それにしてもなんであのような夢を見るのでしょうか?もしかしたら自分では気付いていない心の奥底に封印した願望かもしれませんね。その職場は結婚前に働いた思い出の職場です。

「もし今でもその職場にいたらどんな人生を歩んでいたのか」と、もう一つの人生について考えることがありました。選ばなかったもう一つの道について考えたところで仕方がないことがわかっているからあまり考えることはありませんし、今の生活にとても満足しているのでそこに戻ろうとは全く考えてもいません。

でも夢の中の私はそれをやっているのです。「夢の中だから」と前置きまでして。ということは、もしかしたらほんの少し、あの職場に未練があるということなのでしょうか?

確かにいい職場でした。というか、その頃の私が人生で一番キラキラしていたのかもしれません。どこかで当時の自分に戻りたいという願望の表れなのか・・。非科学的なことは信用してない私でもオカルトチックに考えたりもします。

「嘘は良くないよ」と自分の守護霊からのお告げなのか、という具合にね。自分でもこういった精神的なことはよくわかりません。

人は実に多くの夢を見ると言います。私の場合、覚えていない夢の方が多いし、覚えていたとしてもすぐに忘れる内容がほとんどだけど、この夢だけははっきりと鮮明に覚えています。

夢って本当に不思議。宝くじで高額当選した人は(本当か嘘かはわからないけど)、夢のお告げがあるなんて話を聞きます。どうせ見るならそんな夢がいいですね。

 

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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