Violet@Tokyo

ランクアップ!

約3分



一年の締めくくりの試合だというのに、格下の子と組まされ、すっかりやる気をなくしていた私ですが、昨日の試合では運良く3位に入賞。無事にランクアップを果たしました。

とはいえ、手放しで喜んではいられません。

このまま今日のペアと来年度以降も組まされるとなると、上のレベルでは厳しいです。

上位4位までが同じクラブで、3位までに入らなければランクは上がりません。

準決勝でクラブの先輩ペアに負け、3位決定戦でこれまた同じクラブの人たちと対戦するという事態…。

これは非常にやりにくい。運良く勝ったはいいけど、彼女たちの手前、おおっぴらには喜べません。とても気を使いました。

そのうちの一人は相当悔しかったのか、一言もお祝いの言葉をかけてくれませんでした。

10年以上クラブにいて、一緒に入った人はどんどんランクを上げていくというのに、彼女だけが取り残され、「今年こそ上がれるかも…」と、クラブも本人も期待していたみたいですが、蓋を開けてみたら彼女よりもはるかに劣るダークホースに追い越されてしまう結果に終わりました。

私に負けるのは仕方がないにしても、格下だと思っていた後輩が私と組んだことで格上になってしまったのですから、複雑な心境でしょう。

私と組めば良かったと、今頃はきっと後悔しているでしょうね。

試合は本当に、やってみなければわかりません。

私のペアもミスばかりの人でしたが、昨日は本当によく頑張りました。

彼女はこう言いました。「あなたがいてくれると思うからとても心強かった」と。

昨日は「いまさらあれこれ言っても仕方がない、できないものはできないのだから、彼女をリラックスさせてプレッシャーを与えないようにしよう」と心がけました。それが良かったのかも。

つまり無心で望んだことが勝利につながったのだと思います。

逆に彼女たちの敗因はおごりです。

4位に敗退したペアの一人は、試合前に私にこう言いました。

「ごめんね、後から入ったのに私が先に上がるなんて…」と。

試合の後で、結果が出てから言うならともかく、試合の前にそんなことを言うなんて、おごり以外のなにものでもありません。

試合は何が起こるかわからないというのは、試合慣れしている人が言う言葉です。

逆に試合に慣れてない人ほど軽く見て、取らぬ狸の皮算用を始めます。

それが昨日の彼女たちです。彼女は私のペアさえ狙えば勝てると踏んだみたいですが、私はそれを察知してペアをカバーしました。

それを感じたペアは安心感を抱き、調子を上げていきました。そして大逆転。誰もが予測しなかった大どんでん返しです。

悔しがって負けたペアは後であれこれ言ってました。

対戦相手が苦しかったことの、こちらが運が良かったことのと言ってましたが、どのような対戦表であっても、彼女たちに勝ったことは事実です。

とにかく、いい結果に終わって良かったです。

これで来年度は堂々と強化の希望が出せます。

 

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このブログは私が日々感じたこと、考えたことに独自の視点を交えて書き留めている忘備録です。読者の方に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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