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無事に退院。腫瘍は良性!

約 5 分
無事に退院。腫瘍は良性!

昨日、退院しました。今は自宅でまったり。何から書けばいいのやら。溢れる思いにただただ感慨無量です。前回の記事の続きです。

手術は2月29日に行われました。麻酔から覚めかけた私に夫は「良性だったよ」と声をかけてくれました。夫もこの時は胸がいっぱいだったそうです。

「良性…。がんじゃなかった、よかった…」

朦朧として思考能力など全くない状態でも、この数か月というもの、常に私の心に重くのしかかっていた暗雲が、ようやく離れつつある構図だけはイメージできました。

けれどそれはほんの一瞬。次の瞬間にはあまりの疲れと激しい痛み、そして気持ち悪さに襲われ、そのまま深い眠りにつきました。もう最悪の体調です。

手術後3日目を乗り切れば日に日に楽になる

気がついたのは翌日の朝方でした。痛みは相変わらずでしたが、前日の気持ち悪さは解消していました。それだけでも救いです。

後に知りましたが、手術後に目覚めた時の気持ち悪さの正体は血圧が異常に高かったことです。ふだん低めと言われているこの私が、術後の血圧が200だなんて…。

それだけ開腹手術は体に負担をかけるということです。

痛みに関しては最初の72時間を乗り切れば、後はどんどん楽になるというのが実感です。

3日間くらいなら我慢せず、痛み止め薬をフルに使って乗り切れば良いと、事前に担当医に言われていたのでそうしました。

女は強し!

この72時間の中で特に厳しいと感じたのは初日です。

こればかりは「お腹を切っているのだから、まぁ多少は仕方ない」と、自分を納得させるしかありません。時間が過ぎるのを待つだけです。

今はしんどいけど必ず終わる苦痛だし、日を追うごとに楽になっていくと信じて耐えました。

「痛みに関してはそんなに心配しなくてもいい」と、手術経験者から言われてきましたが、その意味がよくわかりました。「どうやら女は痛みに強いらしい」というのが正直な気持ちです。

痛かったけど、この私でもなんとかなったという感じ。

また体調の変化について。これは手術直後から感じたことですが、大きな腫瘍を摘出したことで頻尿が劇的に改善しました。これには驚きです。やはり圧迫していたんですね。取ってよかった。

良性腫瘍と悪性腫瘍の違いとは?

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担当医が私に説明してきたのは手術から2日後です。腫瘍の組織を術中迅速診断に出した結果良性だったので、腫瘍と子宮、卵巣を切除して終わったとのこと。

もし悪性だったら大膜切除もプラスされます。これはがんが転移しやすい場所に対する予防措置です。それがなかったので予定時間が大幅に早まり、輸血の必要もなかったそうです。

ところで腫瘍というと、よく良性とか悪性とかって言いますが、具体的に何がどう違うのでしょうか。私はまずこの疑問が頭をよぎりました。

良性腫瘍の場合、細胞が広がるときには膨らむように大きくなります。細胞が増殖するスピードは比較的緩やかです。ふつう、腫瘍が離れた場所に飛んでそこでも大きくなること(転移)はなく、また、一度切除してしまえば再発することも、ほぼありません。腫瘍ができた部分以外への全身的な影響もほとんど現れず、発生後すぐに生命に危険が及ぶことがないのが特徴です。代表的な良性腫瘍には、胃腸や乳腺などの粘膜や内分泌腺にできやすい「腺腫」、肩や背中の脂肪細胞が異常増殖してできる「こぶ(脂肪腫)」などがあります。一般に良く知られている「子宮筋腫」や「おでき」も良性腫瘍です。

情報源: どこが違う?良性腫瘍と悪性腫瘍 – がんに負けない、あきらめない患者様のための最新がん情報

以下にも面白い記述があります。

腫瘍の良性と悪性を見分ける違いも、まさいに、この「分をわきまえているかどうか」がポイントになります。たとえば「脂肪腫」と呼ばれる脂肪の塊の様な良性腫瘍がありますが、これが増えるのは脂肪組織の中だけで、腫瘍の細胞が筋肉や骨の中に食い込んで大きくなっていくことはありません。しかし、がんの細胞はこういった決まりはお構いなしに増えていきます。胃の内側の粘膜にできたがんも、進行すると、胃の壁を突き破って、膵臓へと浸潤することもあるわけです。こんなことは、良性の細胞では、起こらないことです。分をわきまえず、境界を乗り越えて周辺の組織に浸潤していくというのが、がんの特徴なのです。

情報源: 2/2 良性腫瘍と悪性腫瘍の違いって? [癌(がん)] All About

私の腫瘍は「繊維腫」です。言われてみれば、手術前の検査で胃や大腸には異常が見つかりませんでした。ちゃんと分をわきまえて、周辺近隣に迷惑をかけることなく、脂肪組織の中でだけ成長していたようです。

とはいえ良性だから安心ということはありません。

昨年がんで亡くなった私の親友は、最初は良性腫瘍と言われて経過観察をしていましたが、その1年後には腫瘍は倍の大きさになり、他の臓器にも転移し、手術も不可能な状態でした。

このように最初は良性でも悪性に変わる可能性もあるし、私のように腫瘍が大きくなれば、今はなんともなくても、いずれ他の臓器を圧迫するかもしれません。私は切除して正解でした。

それにしても精神的に疲れました。手術の日程がなかなか決まらないだけでなく、手術するまで良性か悪性かがわからないという状態は、蛇の生殺しと同じです。

結果が良かったとはいえ術後の回復にどのくらいかかるのか。元通りの生活ができるのはいつごろなのか。そんな不安が残りますが、ひと月は自宅でゆっくり静養します。

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(最終更新:2017/08/19)