Violet@Tokyo

思わず涙

約 4 分

クラブの廃部が決まって以来、心に鉛のようなもが重くのしかかっていました。

「役員が出せません。だからうちのクラブは今年度いっぱいで廃部にします。でもまだやりたい人が何人かいるから、その人たちのことを他のクラブで面倒みてください」と、クラブの役員たちが連盟上層部に頼みに行ったのは今年の3月初めのことです。

上層部は激怒しました。

みんなどこのクラブも人がいなくて四苦八苦しながらやりくりをして役員を出しています。そんなことを簡単に認めたら「じゃあ、うちもやめます」というクラブが続出します。それを恐れているのです。

どこのクラブも人が欲しい状態です。うちのクラブからどっと流れた人の獲得で、今度は他のクラブ同士がもめる原因にも繋がります。それも恐れています。

だから簡単に認めるわけにはいかないとずっと対立してきました。

その結果、廃部にするならやりたい人がいたとしても、他のクラブには入れさせないという決定が下りました。

それでずっと悩んできたわけですが、今日、明るい光が見えてきました。強化練習会があって、私は当番だったから練習後、コーチとのランチに付き合いました。そのコーチというのが連盟のトップでもあるわけだが、思い切って先生に直接相談してみた。

「私はどうしたらいいでしょうか?」と。私が入部したときから今までの経緯全てを話しました。

クラブに入る前のことは知らないし、入ってからしばらくは自分のことに精一杯で、周りを見るゆとりもなかったこと。ある程度周りが見えるようになったときにはすでにクラブはガタガタだったことに気づいたということも説明しました。

教室が終わるまでビジターでお願いします」と頼んだのに、半ば強引に入らされたこと。

入った後で退部のペナルティーの存在を知らされたこと。規約があることも知らず(そんな説明もされなかった)に入ったから、規約の存在を知ってから本当に後悔し続けたこと。

「それならそれで仕方ない、ここで頑張るしかない」と思ったのもつかの間、どんどん人は辞めていく一方。

その様子を見て「何とか人を入れてほしい」と何度も頼んだこと。「役ならやるから何とか存続してほしい」と頼んだこと。それでも勝手に「廃部にする」と、こちらの気持ちを無視して廃部に突き進んでいったこと。

それらの全てを聞いて先生の顔つきが見る見る険しくなってきました。

きっとあまりにひどいと、無責任だと、内心でそう思ったに違いありません。怒るとすぐに顔に出る。だからすぐにわかります。

まず私にどうしたいかを尋ねてきたから「強化が楽しいので続けたい」と伝えると、にっこり笑ってこう切り出してきました。

「まだ半年時間があるから大丈夫。どうしてもダメなときはあなた一人だけなら特例として救済措置を作る」と、みんなの前で約束してくれました。

思わず涙が出ました。先生は「大丈夫だよ、悪いようにはしない。組織は面倒なこともあるけど、守るべき人は守るから」と。

ため息と共に「もっと前に相談すればよかった。そうしたらこんなに悩むことはなかったのに・・」と思わず口に出ました。クラブの上層部からずっと口止めされていたことも打ち明けました。それも理解してくれたようです。

最期にこう言われました。「続けたいという気持ちだけを強く持ち続けて前向きでいろ」と。そして「それ以外のことはクラブの人には黙ってろ」と。

組織のトップの人だから、どうにでもできます。規約があっても「特例」といってその規約を変えることができます。だから「大丈夫」と約束してくれたのでしょう。その人そのものが規約みたいなものだから、いざとなれば鶴の一声です。

まだまだ先は見えないけど、バドミントンを続けることはできます。良かった・・・。

 

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(最終更新:2017/12/10)

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